シンクロナイズドスイミングの男女混合種目日本代表に選ばれた安部篤史(32歳)の初演技となった5月3日の日本選手権兼ジャパンオープンでは、ペアである足立夢実(26歳)と『ドラキュラ』を披露。

迫力のある演技で高得点を叩き出したが、赤い髪飾りや化粧の「女のコっぽさ」が審判からは不評だったようで、翌日のエキシビションではコーチがメイクを担当したーー。

タレントでエッセイストの小島慶子が、世間の気になる話題に独自の視点で斬り込む!

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今年7月に行なわれる世界水泳選手権から、シンクロナイズドスイミングの男女混合デュエットが正式種目になるのだとか。

映画『ウォーターボーイズ』を見てシンクロを始めたという安部篤史さんは、数少ない男性選手の日本代表。正式な競技人口の把握すらできておらず、国内でも10人余りしかいないらしいという男子シンクロ選手の中から選ばれた彼は、まさにパイオニア。

これを機に世界でもまだまだマイナーな男子シンクロ選手たちが活躍すれば、一気に選手の層が厚くなるかも。

今回はメイクがイマイチということで今後に課題を残した安部さんですが、写真で見る限りファンデの色が白すぎるようですね。TVのメイクでは、男性は女性よりもやや日焼け色。安部さんも地肌の色よりも濃いめの色でちょうどいいはず!

そして、まぶたの縁取りをくっきりさせるアイラインが、浅田真央ちゃんと同じ目尻を長く引いてはね上げるスタイルだったのが違和感の原因では…などと、今後は男子競技を見ながらメイク談議をするという新たな楽しみも増えそう。

「この選手はメイクのうまさにも定評があります」とか、実況してほしい!

●小島慶子(こじま・けいこ)タレント、エッセイスト。長男出産直後にテレビで『ウォーターボーイズ』を見てなぜか毎回号泣していたが、今思えば産後のホルモンバランスの乱れだった。基本的に水泳男子が好きであることは確か