週プレNEWS TOP ニュース ライフスタイル 0円で一戸建てを譲り受けたツワモノも! “空き家”再生プロジェクトの最先端・尾道で知った 「自分の居場所はどこにでもある」

ニュース

0円で一戸建てを譲り受けたツワモノも! “空き家”再生プロジェクトの最先端・尾道で知った 「自分の居場所はどこにでもある」

[2015年05月30日]

NEW

空き家を再生したゲストハウスは観光客に人気があり、「空きP」の収益事業になっている

空き家を再生したゲストハウスは観光客に人気があり、「空きP」の収益事業になっている

つるさんが手に入れた家は尾道駅から徒歩5分、尾道の町や海が見渡せる高台にある。譲渡時の登記費用などに20数万円かかったが、家と土地代はゼロ。傷んでいた外観の修繕などは市の「まちなみ形成事業」で費用の3分の2を助成してもらえた。

元の持ち主が放置していた荷物は現地で蚤(のみ)の市を開いて、捨てる手間を省き、リユースできるものは有効活用。空きPのメンバーや移住仲間が手伝い、畳を交換したり壁を塗ったり、30万円ほどかけて内装を手直しした。

「尾道に移住してきた当初は、都落ちのような気持ちでした。マンガ家をやめて妻とひっそり暮らすのかなと思っていたんですが、空きPの人たちと出会って気持ちが前向きになりましたね」

移住後、つるさんは空きPの一員として再生プロジェクトに参加。商店街にある、うなぎの寝床のような物件をゲストハウスに改築する計画ではデザインを任され、完成後は初代店長になった。

「学ぶ場があり、仲間がいて、想像力を膨らませながら作業をすることが何よりも楽しいんです。しかも、駅から徒歩10分圏内に0円の家がたくさんある。山奥じゃなくても空き家がたくさんあることを知ってほしいし、そういう場をつくる面白さも追求していきたいですね」

豊田さんが修繕中の通称“尾道ガウディハウス”は、築80年の木造2階建て。25年間空き家だったそうだ

豊田さんが修繕中の通称“尾道ガウディハウス”は築80年の木造2階建て。25年間空き家だったそうだ

空き家をなんとかしたいという情熱を持った人たちと移住者たちの協力ネットワークが連携して、尾道はどんどん魅力的な町になり、今では地域おこしの成功事例として注目を集めている。「尾道空き家再生プロジェクト」の中心人物・豊田雅子さんは尾道出身で、関西の大学を卒業した後は旅行会社の添乗員として海外を飛び回っていたという。

「ヨーロッパでは何百年前から変わらない古い町並みが残っていました。自然と調和し、現代の生活が快適に営まれているのに、尾道に戻ってみると子供の頃の原風景が失われ、斜面地や路地裏の空き家が増えているというニュースが耳に入って寂しくなりました」

豊田さんは、まず自分で空き家を買い取って再生しようと坂の町を歩いて空き家の持ち主を調べ始めた。そして6年後に通称“尾道ガウディハウス”と呼ばれる魅力的な外観の物件に出会う。

そして07年春、ガウディハウスの修繕を始めて「尾道の空き家、再生します。」というブログを書き始めた。すると、尾道への移住希望者、さらに移住はしないが空き家を再生させたいという熱意のあるボランティアの若者たちから年間100件を超える問い合わせがあった。

「その勢いで『尾道空き家再生プロジェクト』を立ち上げました。約1年後にはNPO法人化し、その翌年には市の『空き家バンク』とも連携し、これまでに70軒近い空き家に明かりをともすことができました」


キン肉マン超人総選挙2017告知

連載コラム

Column

連載コラムを見る

Back Number

  • No.27 Jul 3rd 2017
  • No.26 Jun 26th 2017
  • No.25 Jun 19th 2017
  • No.24 Jun 12th 2017

 

Gravure Gallery

もっと見る

MOVIE Channel

【動画】浅田舞、進化した“美BODY”を魅せつける!

もっと見る

新刊のお知らせ

  • 週プレ グラビアスペシャル増刊 GW2017
  • 綾瀬はるか写真集『BREATH』
  • 『週プレ クルマ増刊』
  • 馬場ふみか写真集『ぜっぴん』
  • 『乃木坂46×週刊プレイボーイ2016』

 

プレイボーイコミックス

メルマガ会員&アンケート 2017年No.27