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全仏は惜敗も錦織のツアーストリンガーが語る進化の裏側「圭の試合はとにかく疲れるんです(笑)」

[2015年06月06日]

錦織圭のツアーストリンガーとして快進撃を支える細谷氏。彼が語る錦織の“勝負ストリング”とは?

昨夏の全米オープンで準優勝を果たし、今年も全豪に続き、全仏でもベスト8入り。いまだ四大大会優勝という快挙に届かないものの今や世界が認めるトップ選手となった錦織圭(25歳)。

その錦織を10代の頃から陰で支えてきたひとりが、ストリンガーの細谷理(ほそやただし)氏だ。ラケットに命を吹き込むストリンガーという仕事、そして躍進を続ける錦織について聞いた。

多彩なストロークを武器に躍進を続ける錦織圭。彼にとって欠かせない道具であるラケットで、細かくこだわっているのがストリング(糸)である。そのストリングを張る「ストリンガー」として長く錦織を支えるひとりが細谷理さんだ。

ストリンガーとは、文字通り「テニスのラケットに(網目状に)ストリングを張る人」で、彼らの作業は時に勝敗を左右することもあるほど重要な意味を持つ。世界的なラケットメーカーで、錦織も使用するウイルソンの契約ストリンガーとして全豪オープンや全米オープンなどで現地サポートに当たる細谷さんが語る。

細谷 「通常は1ポンド(0・45㎏)単位で縦糸、横糸のテンション(張力)を調整していますが、そのテンションによってインパクト時の衝撃や打球感の違いが生まれます。ストリングは非常に繊細で、張り上げ直後から緩み始めますし、もちろん、打つたびに緩む。気温や湿度によっても変わりやすいんです」

手作業なだけに張る人によって癖もあり、選手との相性や信頼関係が大切になる。通常、選手たちは試合前日までにストリング張りを依頼し、その数は「1セットにつき1本」がだいたいの目安。しかし、試合の展開次第では緊急のオーダーが入ることも珍しくないというが。

細谷 「よくテニスの試合で、選手がビニールの袋からラケットを取り出しているシーンが映りますよね。あれがストリングを終えたラケットです。試合中の追加は「オンコート・ラケット」(オンコート)といい、急ぎで仕上げる必要があるだけでなく、結果に関わりかねないのでプレッシャーはあります。ただ、ストリンガーにとっては一番の見せどころでもあるんです」

ちなみに、ストリングについて補足すると、日本では一般にガットとして知られてきたが、それはもともとの素材がガット(Gut=英語で「動物の腸」を指す)だったから。しかし、最近は化学製品のものが多く、ラケットに張る糸の総称としてストリングと広く言われている。

2001年からツアーストリンガーとしてプロ選手をサポートしている細谷さんと錦織の出会いは、07年秋の中国オープンのことだ。

細谷 「今でこそ圭はストリングに神経質なほどですが、当時はまだプロデビュー直前の17歳で、道具に関する知識も、試合に臨む意識もトップの選手とは雲泥の差がありました」


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