ラスト写真集とされる『戀人よ』を7月23日に発売する元祖・メガネっ娘アイドル、時東ぁみ

元祖・メガネっ娘アイドル、時東ぁみが最後にすべてを見せた! 

彼女のラスト写真集とされる『戀人よ』が7月23日に発売、それに先駆け発売中の『週刊プレイボーイ』30号では衝撃的な未公開カットを独占掲載! 大きな反響を呼んでいる。

メガネをかけたあどけない笑顔とグラマラスなボディで健康的な明るさが人気だった彼女だが、その集大成は刺激度満点! なんとメガネを外し、アンニュイな表情を浮かべながら一糸まとわぬ全裸で挑発的なポーズを繰り広げているのだ。

つんく♂プロデュースによるメガネっ娘アイドルのイメージも強いが、元々は「ミスマガジン2005」でデビュー、グラビアがスタート地点だ。それが今回、突然のラスト宣言でファンならずとも衝撃的な内容――。

果たして、グラビア卒業の真意は…そして彼女はどこへ向かうのか? 直撃インタビューで赤裸々に語ってもらった!

 * * *

―ラスト写真集『戀人よ』の未公開カットを週プレで掲載させていただきましたが素晴らしいですね。プライベートな雰囲気があって、ページを繰りながらドキドキしました。

時東 ありがとうございます!

―ズバリ、なぜラスト写真集? もしや…出した後、結婚しちゃうとか?

時東 あははは。しないですよ。私、今年がデビュー10周年なんです。それで何をしようか考えた末、写真集を思いついたんです。でも、ただ作るのも普通じゃつまらない。ラストにして、もうこれ以上できないくらいのモノにしようって。

だから今回は悔いのないよう、企画から校正チェックまで全部関わらせてもらいました。

―そんな覚悟が! それにしても大胆カットの連続で…これほぼ全裸では? 恥ずかしくなかったんですか。

時東 今回は自然体の自分にこだわったんです。だから撮影中はなんとも思わなかった。でも上がったのを見ると、やはり恥ずかしいですね(笑)。裸を見せるなんて家族にもないですし。

運命的なつんく♂さんとの出会い

―メガネのない素顔のカットも多いですよね。

時東 全体の3分の1くらいかけてないです。早速、週プレさんを見た人に「メガネのない顔がドンピシャです」って声があって。メガネのない自分もなくはないんだなって(笑)。

―グラビアを続けてほしいって声も多いし、内心やっぱり続けたいんじゃ?

時東 17歳からやってきた自分のグラビアの歴史がここで終わると思うと、確かに寂しいですけどね。でもグラビアをキレイにやるには年齢的にもそろそろかなと思うし、辞めるって決めたから今回ここまで思い切りやれたんで。続けることはないですね。

―潔いですね。そもそも時東さんはミスマガジンでのデビューですけど、どうして応募しようと?

時東 高1の時、モデルをやってる友達に、小柄で胸のあるコを知り合いの事務所が探してるからって紹介されて。それで事務所が私を応募したのがミスマガジンだったんです。書類は通ったらしく、2次審査に行くよう言われたんですけど、話を何も聞いてなくて…何が何だかわからなくて。学校帰りに制服で行ったら、周りは着飾ったコばかりだし、何これ?って(笑)。

―あははは、マジですか。で、テスト撮影?

時東 そうです。その撮影でベスト16に残って、表紙にもなって。次の審査がスチール、動画、演技、歌とやるんですけど、審査員の中につんく♂さんがいたんです。でも私、あまり知らないから、つんく♂さんに向かって軽く手を振ったらしんですよね。

―大胆だなぁ(笑)。

時東 審査にはメガネをかけて行ったんですけど、メガネをかけたままで歌を一曲、外してもう一曲やって。そしたら結局、最後まで残ってつんく♂賞ってのをいただいたんです。

―運命的ですね。ちなみにその時のミスマガジン2005のグランプリは北乃きいちゃんですが。自分も生活がガラッと変わったでしょ。

時東 はい。学校が終わると校門前で待ってるクルマに乗って仕事するようになりました。休みは一日もなかったですね。

常にメガネは嫌でした

―そこからメガネアイドルとして活躍が始まると。そもそもなんでメガネをかけてたの?

時東 高校で流行ってたんです。今の伊達メガネと一緒のノリですよね。でもスタートの時点で、今度はとっちゃダメって言われるようになって。え~、何その方針!って驚いちゃった。

―やっぱり、常にメガネってイヤだったの?

時東 そりゃそうですよ。だって元々、目は悪くないし邪魔なことも多いじゃないですか。だけどある時、初対面の人と会うたびに「メガネのコだよね」って言われることに気づいたんです。そう言われるってことはすでに覚えてくれてるってことですよね。

―そうだよね。メガネのコなんて他にいないし。

時東 そう。それでやっとそういうことかって納得したんです。

―では芸名の「ぁみ」って「あ」が小さいでしょ。あれはなぜ?

時東 私、17歳だったので携帯メールであ行とや行を小さい字で打ってて、つんく♂さんにもそれで送ってたんです。今考えると失礼な話ですけど(笑)。そしたらそっちのほうが目につきやすいし、話のネタにもなるから表記を変えようってなって。

―確かに気になるもんね。こうして聞かれるのは3千人目くらい?

時東 いや、何万人と聞かれましたよ。私生活でも聞かれるし。「ぁ」も話を聞かれる時点で覚えててくれてるわけじゃないですか。メガネもだけど、印象に残ることが何より大事なんですよね。

―さすがつんく♂さんだなぁ。でも自分から希望して芸能界に入ったわけじゃなくて。これは違う!みたいに思ったことはないの?

時東 そうですね。仕事はいいけどそれ以外の約束事がキツくて。

―どんなこと? 

時東 未成年だから夜の10時になると絶対直帰なんです。だから自分のワンマンをやっても打ち上げは絶対ないんですよ。大学生の友達とかは夜中もずっと遊んでるのに。あと髪型も衣装も決められたままだし。自由がまったくなかったんですよね。

事務所の社長の言葉で負けん気が

―それで、やめたいと思ったり。

時東 う~ん、20歳になって乗り越えました。

―何があったの?

時東 事務所の社長に言われたんです。おまえが与えた仕事をこなせるのはわかってる。でも期待以上の仕事をしたことがあるか?って。結局、大人が怒らないレベルをやってればいいと思ってたんですよね。そう言われた途端、負けず嫌いが出ちゃって、「よし! だったらやってやる!」って。

―仕事に前向きになった、と。

時東 はい。ライブのセットリストや演出など自分で決めるようになったし、グラビアの提案もしたし。

―そうしてさらに人気者になっていったんですね。ではラストの記念に聞くけど、印象に残ってるグラビアは?

時東 やはりミスマガジンの最初の撮影は覚えてますね。6人でオーストラリアに1週間以上ロケに行ったことがあったんですけど、全員すごく仲良くなったんですね。みんな個室があるのに誰かの部屋で全員で寝たりみたいな(笑)。

―修学旅行みたいな。

時東 そうそう。毎日、夜遅くまで撮影してたんですけど本当に楽しかった! 今でも連絡を取り合うほど仲がいいですね。

―逆に辛かったことは? 胸ポロリじゃなくて、メガネポロリとか(笑)。

時東 それはないですよ(笑)。でも辛かったといえば、昨年のバリ島ロケかな。私、撮影中にインフルエンザにかかったんです。着いた時はなんともなくて、夜ご飯もみんなでイエ~ッなんて言って騒いでたし(笑)。

だけど二日目の途中から急に体調が変になって。寒気がすごくして熱っぽいし、体は痛くなるし、あと食欲もまったくなくなっちゃって。とにかく変だぞって。

―結局、撮影はやり遂げたの?

時東 最後までやりました。プールに入ったらすごく寒かったけど(笑)。で、東京に着いて病院にいったらインフルエンザですねって。よくよく聞いたら、撮影スタッフの中に治ったばかりの人がいたらしいんです。あれは本当に辛かったな~。あははは。

グラビアは特別な仕事です

―プロ意識の高さが伝わるエピソードだね。では自分にとってグラビアとは?

時東 う~ん…(しばし熟考)。一番素の自分を出せる場所かな…。いろんなお仕事をさせていただいてるけど、飾らずにいられるんです。あと毎回、知らない自分を発見させてくれるし。

―グラビア愛みたいなものがある?

時東 ありますね。撮られるのは本当に楽しいし。特別な仕事だって意識は強いですね。

―ではデビュー10周年も迎えたことだし、今後の目標は?

時東 ライブに関しては海外を中心にやらせてもらってますけど、それは続けつつ…今までみたくカツカツに仕事をするんじゃなくて、マイペースでやっていきたいなと思います。それでひとつひとつを丁寧にやるというか。

―質を高めていくんだね。

時東 あとはやっぱりファンを第一に考えて仕事したいですね。今回の『戀人よ』ってタイトルは、写真のイメージが純文学っぽいってことでプロデューサーさんと付けたんですけど、この写真集そのものがファンひとりひとりにとっての戀人みたいになれたらって思うんです。

今後もそんなファンの心に残るようなお仕事をもっともっとしていきたいと思っていますね。

(取材・文/大野智己、撮影/沢渡朔)

●写真はすべて、時東ぁみLAST写真集『戀人よ』(イーネット・フロンティ刊)より

■時東ぁみ(TOKITO aMI)1987年9月25日生まれ 東京都出身 資格=防災士免許、上級救命技能など○写真集発売を記念してイベントを開催予定です。7月26日(日)12:45~ソフマップアミューズメント館8F 最新情報は公式ブログhttp://ameblo.jp/tokito-ami/ ツイッター@aMITOKITOをチェック