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8月2日“パンツの日”に井上章一先生から学ぶ「白木屋伝説」の真相と超マジメなパンチラ考

[2015年08月02日]

日本におけるパンツをめぐる心理、羞恥心の変遷に詳しい国際日本文化研究センター・副所長の井上章一氏

8月2日は「パンツの日」――バレンタインデーのように、女性が意中の男性にパンツを贈る記念日…らしい。

なんでも1984年、奈良県の下着製造会社、株式会社イソカイの前身、磯貝布帛工業が自社ブランド『シルビー802』の商品名にちなみ「8(パン)2(ツ)」の語呂合せから記念日を提唱したことが始まりだとか。そこ安直!、勝手に制定してるだけ!…とか言わないように。

そんな記念日にちなみ、今回は知っているようで知らないパンツの歴史についてガチで学んでみるべく、『パンツが見える。-羞恥心の現代史』(朝日新聞社刊)などの著作もあり、日本におけるパンツをめぐる心理、羞恥心の変遷に詳しい国際日本文化研究センター・副所長の井上章一氏にお話を伺った。

■日本でパンツが普及したきっかけ「白木屋パンツ伝説」の真実

まずは気になるのは日本でパンツが普及したきっかけだ。その昔、日本人は“男はフンドシ、女は腰巻”が常識だったハズ。いつくらいから日本人はパンツを愛用するようになったのか? 井上氏が説明する。

「日本におけるパンツ普及のきっかけとされた有名な事件があります。1932年に東京・日本橋の白木屋(しろきや)百貨店で起きた火災です。迫り来る火の手から逃れようと、高層階からロープを伝って避難する際に女性たちはまくれ上がった着物の裾を押さえるため片手を離し、転落死する人が続出。

当時は女性が着用していたという腰巻は筒状に布があるだけ。下から覗こうと思えば、丸見えになってしまう状態です。この事件以降、いざという時のためにパンツを着用する人が一気に増えたといわれているのです」

この火災事故で亡くなった14人のうち、焼死は1人、他の13人は転落死だ。パンツさえ穿いていたら多くの転落死を防げたかも…日本人よ、みんなでパンツを穿こうじゃないか!! ということ? これ「白木屋ズロース(パンツ)伝説」とも言われ、一度は耳にしたことがある人もいるだろう。

しかし、どうもマユツバものの話ではある。そんな絶体絶命の場面で羞恥心が勝ることなどあるか? 当時の新聞記事を検証し、この伝説の「真相」を突き止めたという井上氏は、こう証言する。

「結論からいうと、真相は都市伝説的に語られているものとはまったく違います。確かに、実際の火災事故でも、野次馬の視線を気にして片手を離し、低層階の2、3階から落ちた女店員はいたようです。しかし低層階から落下した人で死者はいません。転落死した人は、高層階から避難の際に煙や炎に巻かれて、やむなくロープの手を離して落下した方ばかり。つまり、あの火事で羞恥心が原因で命を落とした人はゼロなんです」

え、ということは…白木屋パンツ伝説はデマ?

「そうです。それどころか、白木屋事件以降も9割近くの女性が相変わらずパンツを履いていませんでした。こう言ってしまうとつまらないですが、日本におけるパンツの普及は、洋装化に伴いパンツを履く人が増えていっただけのことだろうと思います」


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