発売前から、これは「罰ゲーム専用」と話題になった伊藤園の「麦のソーダ」

発売前から、これは「罰ゲーム専用」と話題になった炭酸飲料がある。伊藤園の「麦のソーダ」だ。

新製品が続々登場した夏の炭酸飲料の中でも、最大の問題児?と盛り上がっているが、コカ・コーラなどの炭酸飲料が好きなIカップ・グラビアイドル、“やなぱい”こと柳瀬早紀ちゃんに飲んでもらったところ、意外な感想が!

「『麦のソーダ』はアリですよ! ジンジャーエールっぽいけど、なんか麦?って感じ。炭酸が苦手な人にちょうどいい。ビールと割ればシャンディ・ガフが作れますよ」

確かに、味は「薄めのジンジャーエール+麦茶」といった感じ。ビールが苦手な下戸からは不評だが、反対にビール党の人であれば、結構イケる炭酸飲料かもしれない。

この「麦のソーダ」のように、最近の炭酸飲料には各メーカーが工夫を凝らした商品がたくさんある。1万8千本以上の缶ジュースを所蔵する清涼飲料水研究家の久須美雅士さんに聞いた。

「今年はフルーツ系が大豊作ですね。『三ツ矢フルーツサイダー』や『シュウェップス』、『キリン メッツ』が新味を出しています。中でも注目なのが伊藤園の『Vivit’s SPARKLING』です」

これはいわゆる「アップル炭酸」で、果汁10%とは思えないほど“リンゴ感”を重視したテイストはオンリーワンの甘み。酒の割り用としてもオススメできる炭酸飲料だ。

「スカイタイム」を炭酸飲料として復刻

他にも「バヤリース」のシークヮサー味(グリーンバヤリースシークヮサー)や「世界のKitchenから」シリーズの「ソルティライムソーダ」など、ハマると癖になりそうなものがたくさん。

サークルKサンクス限定だが、「JAL キウイスパークリング」は1992年から2004年までJALの機内で親しまれたオリジナルドリンク「スカイタイム」を炭酸飲料として復刻させたもの。そのエピソードも含めて、話のネタになりそうな商品だ。

さらに炭酸飲料といえば、人気のエナジードリンク系も忘れてはならない。

「今まではレッドブルやモンスターなど海外メーカーが独占していましたが、今年は『リゲイン』や『RAIZIN』など日本勢も本気になってきましたね」(前出・久須美さん)

指摘の通り、サントリーの「集中リゲイン」「C.C.レモン エナジー」、アサヒ飲料の「ドデカミン オリジナル」、大正製薬の「RAIZIN」など、エナジードリンク系は日本勢が海外メーカーに負けじと本気を出してきたカテゴリーであり、今後も新商品は増えていきそうだ。

このように、ますますライナップが充実してきた炭酸飲料。暑い夏を乗り切る頼もしい相棒をどれにするか、ぜひ自分で飲み比べてみてほしい。

(取材・文/直コーラ 撮影/村上庄吾)