今年も大盛り上がりだったTIF。その中でも特に輝いていたアイドルたちを「週プレTIF大好き取材班」が独断選考!

8月1日(土)、2日(日)の2日間、東京・お台場で行なわれた、東京アイドルフェスティバル2015(以下、TIF)。

前編、後編に引き続き、今回は特別編。「週プレTIF大好き取材班」のメンバー(4人)が各人のMVPチームと、この2日間で個人的に見つけた「キラキラ美少女ベスト3」を発表! 

毎年恒例、勝手ながら申し訳ない!

篠本634(ライター)著書に『AKB48ヒストリー~研究生公式教本~』『HKT48成長記 腐ったら、負け』など。『週刊プレイボーイ』本誌にて「乃木坂46物語」、グラビアなども担当。

【MVPチーム】SKE48SKE48は、“魅せる”という意味では、ほぼ完璧だったのではないでしょうか。セットリストは、初めての人でもわかりやすいシングル表題曲。“汗の量はハンパじゃない!”SKE48の本質をついたダンス曲の連発。宮澤佐江、須田亜香里、松井玲奈、松井珠理奈と、わかりやすい有名メンバーのみを連れてくるという徹底っぷり。正直、3年前にTIFに参加した時は30分~40分のステージで15分近くMCを入れる、という不完全燃焼をおこしていましたが、今回はすべて完璧でした!

【美少女ベスト3】村上来渚【むらかみらな】(GEM)

圧倒的でした。「すごい」というのは聞いていたのですが、ここまでとは思いませんでした。昨年の7~8倍はすごくなってました。歌もいい。ダンスもいい。声もいい。これはもう、村上さんをセンターに置くしかないくらいに輝きすぎてました! 震えました。

武藤彩未【むとうあやみ】

なんなんですか、あのオーラ! ちょっとおかしいでしょ? 最盛期の松浦亜弥レベルですよ。アレは! HOT STAGEが全然広く見えませんでした。彼女が自分のことを「アイドル」と呼んでくれるならば、たぶん今、“最強のソロアイドル”で間違いないです。

三品瑠香【みしなるか】(わーすた)

わかりやすい美形ではないんですが、少女感を集めてたらできあがっちゃったような彼女の独特な雰囲気にやられました。周囲が気を使うようなオーラ。子供っぽいけど、伸びやかな声。わーすたの最年少14歳。すごいコがアイドルストリートにはいますよ!

ライター・関根の選んだアイドルは?

関根弘康(ライター)週プレを中心に活動するアイドル&鉄道ライター。本誌では多くのAKB48関連の記事を担当、Google+の「週プレ関根氏」でもお馴染み。

【MVPチーム】HKT48過去最高の動員数を叩き出したHKT48。もう指原さんは何も言うことはありません。本当にすごすぎます。その中でも、目を惹いたのはダンスの動き、汗の量、そしてショートカットの髪型。真夏の部活少女を見ているようでグッときました。そう、兒玉遥(こだまはるか)さんです。気づいたらずっと目で追いかけてました。あと、本村碧唯(あおい)さんも素晴らしかったです! え? だったら「キラキラ美少女ベスト3」の中に入れろって? だって選べないんですもーん!

【美少女ベスト3】後藤楽々【ごとうらら】(SKE48)

1曲目の『Escape』でセンターに立つ姿にSKE48の明るい未来が見えました。大先輩に混ざっても臆することないパフォーマンス、MCで登場した、よゐこ濱口氏に急に振られても得意の英語で返す様、ハートが強そうです!

喜多陽子【きたようこ】(サンミニ)

「お! ハーフ系色白でかわいらしい」、「ちょっと加護亜依にも似ているかな?」と気になりました。元々、女優さんをやっていて7月に加入したばかりらしいですけど、先輩たちに負けじと頑張ってました。かなり目を惹きましたね。

空野青空【そらのあおぞら】(おやゆびプリンセス)

グループの中にひとりだけ、明らかに目立つコがいるなと思いました。例えるならば、乃木坂46の白石麻衣系なんだけど、性格は元気なキャラ。腕に「青特」って腕章もつけているのも気になって。調べたら普段はソロ活動をしているらしいですね!

漫画家・まみやけいの選んだアイドルは?

まみやけい(漫画家)アイドル関連の漫画やイラストを執筆。雑誌媒体を中心に活動中。過去に『Top Yell』で“問題作”『新生アイドル研究会BiSの外道アイドルロード』を連載。

【MVPチーム】せのしすたぁいろんな意見があると思いますが…でも僕は、せのしすたぁ良かったんですよ。コールを扇動する、まおちゃんがとにかく格好良かった! 今回のTIFはファンだけでなく、演者に対しても“会場が荒れるような行為”に対して厳しかったんですが、それを逆手に取った「注意するパフォーマンス」をブチかましていました。そして「曲なんか知らなくたっていいんだよ!俺についてこい!!」という叫びは、今回のTIFで一番グッときた場面でした。

【美少女ベスト3】

大部彩夏【おおぶあやか】(lyrical school)

野外ステージのリリスクは、とても楽しかったんですが…その中でも目を引いたのは彩夏さんでした。一曲の中で、違う人になったかのような声やキャラクターの使い分けがすごい! カワイコキャラのブリッコボイスにハートがやられちゃいました(笑)。

小桃音まい【ことねまい】

僕が初めて彼女を見たのは、2012年のTIFで。「シークレットコート」というステージで「こんな可愛いコいるのか!」と驚いたものですが…今年のスカイステージの猛暑の中、汗をキラキラ輝かせて歌う彼女の姿はその時を思い出させるようでした。観客への目配せや扇動などアイドルとしての身のこなしを自然に行なう姿、さすがです!

甘楽【かんら】(BELLRING少女ハート)

ベルハーの新メンバー。しかしながら、早くも世界観を引っ張るひとりになっているように感じました。そしてHOT STAGEでは足の負傷に負けじと足を引きずりながら踊ったりして根性あるなと。また、彼女は表情が豊かで見ていて面白い。将来大物になる予感。

カメラマン・武田の選んだアイドルは?

武田敏将(カメラマン)様々なアイドルの現場に通い、その目と足で追いかける若手カメラマン。プロのアイドルから路上の美人まで、光る素材は逃さない“現場派”だ。

【MVPチーム】東京パフォーマンスドール彼女たちは今回、初のHOT STAGEということで、かなり気合いが入っていました。メンバー全員、状態も良かったです。正直、個人的には浜崎香帆さん狙いでファインダーを狙っていたんですが、吸い寄せられるように、他のメンバーにピントを合わせてるんですよ。それが、ひとりやふたりじゃない、ほぼ全員に。誰を撮っていいかわからないくらいすごかったです。正直、去年のTIFでも驚いたんですが、今年はさらにパワーアップしていました。TIFでしか出ないものが出たんじゃないかと思います。最高でした。

【美少女ベスト3】武藤彩未【むとうあやみ】

ソロで戦える日本のアイドルは、彼女しかいない。そう確信したステージでした。スキルが高すぎます。歌もステージングも素晴らしい。80年代アイドルが好きで、カバーアルバムとか出していますし、あの時代の“崇高なアイドル”を心に宿していることが伝わるステージでした。

兒玉遥【こだまはるか】(HKT48)

昨年も選んでしまった彼女。本当は選びたくなかったんです。兒玉さんより、もっと上がってくる人を期待していたので。でも、すごかった。「抑えるところは抑える」こともできていて、スキがないんです。間違いなくパフォーマンスは随一ですね!

朝日奈央【あさひなお】(アイドリング!!!)

最後のHOT STAGE。最高でした。現役アイドルは彼女を見習ってほしいです。鮮度を保ちながら長年走ってる感じがして。彼女を撮っているうちに「アイドルを好きなことって素晴らしいことだな」って思わせてくれる存在だなって思いました。

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皆さん、いかがでしたでしょうか? 毎年言っていますが、「ふざけんな! ○○ちゃんがいないなんて、節穴野郎が!」と思っている方もいらっしゃることでしょう。

もちろんこれは、あくまで「週プレTIF大好き取材班」独自の意見。皆さんの決めた「MVP」「キラキラ美少女」もSNSなどで発表し、共に盛り上げていきましょう。そう、来年もTIFがあることを祈って!

(取材・文/TIF大好き取材班、撮影/武田敏将・関根弘康・アオキユウ)