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小島慶子のそこじゃない!「少子化対策という狭い視野ではない根本的な性教育を!」

[2015年09月02日]

文部科学省が高校生向けの保健体育の副教材「女性は22歳頃をピークに年齢が上がるにつれ不妊のリスクが増す」といった記述をグラフ付きで掲載し、賛否両論を呼んでいるーー

タレントでエッセイストの小島慶子が、世間の気になる話題に独自の視点で斬り込む!

***

私は高校卒業時には排卵、性交、妊娠、出産の仕組みを正確に知っていました。

でも30歳で初めて妊娠した時、結構な数の妊婦が妊娠の仕組みを全然知らないことに驚いたのでした。生理や射精の仕組みを知らない人もたくさん。さて、あなたは説明できるかな?

学校では、産み逃さないための啓蒙(けいもう)という狭い視野ではなく、性教育のイロハから性病や望まない妊娠のリスク、妊娠・出産の仕組み、不妊や流産についてまで、生涯を通じて誰もが向き合う「性と生」について教えるべきだと思うなあ。

性は、自尊心や喜び、悲しみと密接に結びついているもの。タブーとされがちだけど、正しい知識やつらい体験を共有するためにも、誰もが語る言葉を持っていたほうがいい。

最近、フェイスブックのCEOマーク・ザッカーバーグ氏が、自身の妻が3度流産したという体験を明かして話題となりましたね。性や生殖を正しく知って大切にすることは、人が孤独にならないためにも必要なのです。

産めよ増やせよと言うだけで、育児支援制度の整備は足りず、人の尊厳へのいたわりの視線もないのでは、少子化問題は解決しないと思うぞ。

●小島慶子(こじま・けいこ)
タレント、エッセイスト。高校の生物の授業で、挿入から射精、受精、着床、出産までを撮影した北欧のドキュメンタリー番組を見た。卵管での父母の出会いに始まるわが身の長い長い旅路を知り、感無量


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