「普段、帽子をかぶったり短いデニムをはいたりしないので新鮮でした…意外とアリかも(笑)」と撮影を振り返る馬場ふみか

『仮面ライダードライブ』(テレビ朝日系)の悪の女幹部メディック役を1年にわたって好演し、新境地に向かおうとする女優、馬場ふみか

発売中の『週刊プレイボーイ』37号では表紙&巻頭グラビアを飾る彼女を直撃、現在の心境に迫った!

―ついに初表紙&巻頭です!

馬場 まさか自分が表紙を飾れると思ってなかったので嬉しいです。

―今回は、いつも以上に刺激的なカットが多いです! 特に上半身に何もつけないままベッドに伏せた扉のカットなんて、見た瞬間、ドキッとしましたよ。

馬場 あと、ハイレグを初めて着てみたり。いつもより攻めてみました(笑)。でもすごく新鮮で、どのカットも大好きです!

―『仮面ライダードライブ』のメディックファンは大喜びですよ(笑)。その『ドライブ』ですが、この号が出る頃には佳境を迎えます。

馬場 あっという間でしたね。この前すべての撮影が終わってみんなでご飯を食べに行ったんですけど、泣きそうになって。

―ライダーの撮影って休みはない上、アクションといい、厳しい演技指導といい、何かとハードなんでしょ。それだけに感慨深いというか。

馬場 そう。いろんなことを思い出しちゃって。あと、みんなの話を聞いて「は~。実はそう思ってたんだ」って驚いたり。

―馬場さん自身は、みんなからどう思われてたの?

馬場 私は全員の中で一番印象が変わったみたい。最初は「なんだ、こいつ」って(笑)。

―え、というと?

馬場 元々、人に対して壁をつくっちゃうタイプなんですよね。要は人見知りなんですけど。だから最初の頃は、誰ともほとんど話さなかったし、ご飯に誘われても理由をつけて断ったり。でもハードな撮影を一緒に乗り越えていく中で、だんだん打ち解けていったというか。みんなからは明るくなったって言われました(笑)。

20歳になって酒豪が判明?

―現場だと毒舌だって、小耳に挟んだけど…。

馬場 あははは。よくご存じですね。「ふみか節」って言われてるんです。相手が先輩なのに「キモい!」って言ったり(笑)。でもそれが言える関係になれたから、自分も素直に中身を出せるようになったと思いますね。

―今回のグラビアも柔らかい表情や笑顔が多い気がします。

馬場 そうそう。スチールで笑顔を見せるのって最初は好きじゃなかったんです。でも最近は意識せず、素でカメラの前に立てるようになりました。

―『仮面ライダー』への出演が表現に好影響を与えたと。

馬場 ですね。ある時期から現場に行くことやお芝居をすることが本当に楽しくなったんですよ。それが自分の内面の変化につながったというか。今回のグラビアは今の自分が出ているんじゃないかと思いますね!

―そういえば、前回のグラビアの後、20歳になったんでしょ。気分的にはどう?

馬場 楽しいです。20歳になる前は、10代って看板を下ろしたくないと思ってたんですよ。オーディションに行っても印象が違うじゃないですか(笑)。でも今は20歳になって本当によかったなと思います。

―何か楽しいことがあった?

馬場 お酒ですね(笑)。ご飯の時、みんなと一緒に飲めるのがすごくうれしいんです。

―へぇ~。飲めるクチなの。

馬場 実家が新潟なので、家族全員が強いんです。私も最初からすんなり飲めちゃって。ビールが好きなんですけど、エンドレスで飲めますね。

―すごい! でもそんな飲むならお酒の失敗もあるんじゃ?

馬場 それはまだないです。自分を見失いたくないし、守りに入った飲み方をしてます(笑)。酔ったかなって思ったらすぐお茶に切り替えちゃいますね。まぁ、たまにちょっと酔って、ブラックなふみかが出てくることもありますけどね。

―あははは。お酒以外で20歳の変化なんてある?

馬場 う~ん。貯金ができる大人になろうってことと、あと親孝行しようって心に決めたことかな。すぐは無理だけど、親に旅行をプレゼントできるようになりたいなって。そのためにも仕事を頑張ろうって思いました。

今後、挑戦したいのは

―偉いなぁ。仕事といえば、先日、バラエティ番組に出たって聞いたけど。

馬場 『ポンコツ&さまぁ~ず』(テレビ東京系)に呼んでもらったんです。初めてのバラエティでしたけど本当に面白くって!

―初挑戦で緊張したんじゃ?

馬場 それが思ったよりはしなかったです。トークも、私のプロフィール的なことやご飯のことで話しやすかったし。あと、さまぁ~ずさんが優しいんです。自分は面白いこと言えないからおふたりについていこうって。それがよかったのかもしれないですね。

―お酒の話といい、バラエティといい、無駄なリキみがないですね。本当に20歳?

馬場 最近、肝が据わってるってよく言われます(笑)。普段から自然体でいようって心がけてて、だからかな。チキンな部分もあるんですけどね。

―では、これからやってみたいお仕事は?

馬場 やっぱりお芝居! いろんな役に挑戦してみたいです。

―やってみたい役はある?

馬場 ずっと悪の幹部だったので(笑)、今度はもっと等身大の役をやりたいですね。普通の学生なんてやってみたいかな。

―馬場さんならルックス的には高校生もいけるんじゃない?

馬場 やりたいです! 私、学生時代、ブレザーだったので、特にセーラー服は着たいですよ。

―悪の女幹部が女子高生って、ファンはまた喜びそう。

馬場 だといいけど(笑)。私、新しいことや苦手なことをやるのが好きなんです。やってみないとわからないことも多いですし。特に『ライダー』ですごく学びました。これからも失敗を恐れず挑戦して、多くの人に喜んでもらいたいですね。

(取材・文/大野智己 撮影/中山雅文)

馬場ふみか(BABA FUMIKA)1995年6月21日生まれ 新潟県出身 血液型=AB型 身長167cm B83 W56 H84○今回のグラビアで最も印象に残ったのはサーフボードのシーン。カナヅチの彼女は周りの人に支えてもらいながら渾身の波乗りを敢行。とはいえ笑顔を忘れないのはさすがでした。今、ひそかに挑戦したいのは髪型を変えること。思い切ってバッサリ切ったり染めたり、あるいは奇抜なスタイルにしたり……。でも本人いわく、「チキンなんで、しばらくはこのままで(苦笑)」

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