ソニーミュージック主催のグラビアオーディション「夏色ヒロイン オーディション」で見事グランプリに輝いた加藤凪海さん

9月13日にソニー・ミュージックエンタテインメント(以下、「ソニーミュージック」)主催のグラビアオーディション「夏色ヒロイン オーディション」の最終審査が行なわれた。

ソニーミュージック史上初の“グラビア”のオーディションとなれば、週プレがチェックしとかないわけにはいかない! …ということで、都内にある同社の審査会場へ!

今回、グランプリになった暁には、出版社「ワニブックス」プロデュースによる海外でのグラビア撮影、人気水着ショップ「AIRCOLORS」の2016年イメージガールへの起用などがあり、それらトータルプロデュース含め、ソニーミュージックによる芸能界デビューに向けた支援が受けられるというもの。

そんな“夢の切符”を掴むべく、応募総数1560組の中から7~8月に行なわれた3回の審査により選び抜かれた5人の女のコが集結! 女性アイドルグループ・SDN48元メンバーの木本夕貴がMCを務める中、ファイナルステージがスタートした。

まず最初はファイナリストがひとりずつ私服でステージに登場し、歌のパフォーマンスを披露。マイクをギュっと握りしめ、必死に歌う女のコ達からは、緊張感が伝わってきた…!

次は水着に着替えての審査へ。この日、審査前に行なわれたという水着グラビア撮影の模様がステージの大画面に投影される中で、ひとりずつこのオーディションに懸ける想いを綴った“作文”の朗読が行なわれた。「夢は女優です!」「女のコらしいマシュマロボディがウリです」「多方面で活躍できるひとりの表現者になっていきたいです」「自分を変えたいんです!」など、女のコたちから語られる想いに思わず胸が熱くなる!

そして、ついに結果発表…。栄えあるグランプリに選ばれたのは、名古屋市在住の現役高校2年生、16歳の加藤凪海(ななみ)さん! 発表された瞬間、驚いた表情で顔を手で覆うと、他のファイナリスト、関係者たちが見守る中、ステージに立った彼女の目からは大粒の涙が…!

「私が選ばれるなんて思ってなかったので、本当に嬉しいです…(涙)。本当にここまでこれてよかったと思います。ありがとうございます…!」

と、涙で声を詰まらせながら、喜びの気持ちを語ってくれた!

スラっとした体系と黒めがちの大きな瞳が印象的な加藤さん。最終審査では、アニメ『銀魂』のオーブニング曲であるFLiPの『ワンダーランド』をパワフルに歌い上げ、緊張を感じさせないしっかりとした口調で作文を披露。16歳とは思えない堂々とした姿がファイナリストの中でもひときわ目立っていた!

これは、どんな女のコなのかもっと知りたい! ということで、週プレ取材班は最終審査後に独占取材を敢行!

グランプリ受賞で思わず涙ぐむ加藤さん

できることはなんでもやろう!がモットー

―グランプリ受賞、おめでとうございます!

加藤 ありがとうございます! まだ、あまり実感がなくて…名前が呼ばれた瞬間も「本当に私なのかな…?」って(笑)。でも、すごく嬉しいです。

―あの涙から、こちらにも喜びが伝わってきました! そもそも、どうしてこのオーディションを受けようと?

加藤 このオーディションは、知り合いから教えてもらいました。今まで芸能系のお仕事の経験は全然なかったんですけど、私は「できることはなんでもやろう!」が自分のモットーなので、新たに自分の道が広がるかなと思って、挑戦してみようと思ったんです。

―最終審査の“作文”でも「私の中の好奇心や探究心は、いつも大波のように押し寄せてきます」と語られていましたね。

加藤 私の「凪海(ななみ)」という名前は、両親が「静かな海のように穏やかに育ってほしい」と名付けてくれたんですけど…(笑)。

―それが予想外な“大波”に(笑)。元々、芸能の世界に憧れはあったんですか?

加藤 そうですね。小さい頃から「TVとかに出てみたい」とは思ってました。

―今回は“グラビア”のオーディションでしたけど、その分野への興味はありました?

加藤 実は、あまり関わったことのないジャンルだったので、よくわからなくて…(苦笑)。今日の審査の前にやったグラビアの撮影も何から何まで初めてで、表情を作るのが難しかったです。つい目を見開いちゃって、カメラマンさんに「目を細めて」と言われちゃいました。

―初々しさ満点の撮影だったんですね。オーディションでは、“かなりしっかりしたコ”という印象が強かったんですけど、普段はどんな女のコなんですか?

加藤 食べることが大好きなので、目の前に食べ物を置かれたらパーって笑顔になります。とくに、オムライスと唐揚げが大好物です。ケーキとかスイーツも大好きで、よく食べ歩きとかしちゃうんですよ。

食レポにアニメに縄跳び…!?

―なるほど、自分で料理したりもするんですか?

加藤 いや、食べるの専門なので(笑)。実は、食レポも得意なんです。学校の職業体験で東海テレビさんに行った時に、スタッフさんに「食レポしてみ?」と言われてやってみたんですけど、「すごい! なんでそんなスラスラ言えるの!?」って、褒められました。「あ、特技じゃん」と思って(笑)。

―おぉー、プロも認める食レポってことですね!

加藤 本当にとにかくおいしいものが好きなので、この間は目玉焼きのイヤリングを作りました!

―え…? なんですか?

加藤 目玉焼きです! グルメ雑誌を見てたら、食べ物をかわいく身につけられないかなぁ~って思い始めて…。それで検索したら目玉焼きのイヤリングが売ってたんですけど、結構高かったんで、「じゃあ、自分で作ろう」って。樹脂粘土で作ったら、上手にできました。結構手先も器用なんですよ。

―食べ物を身につけようっていう発想はなかなかないですよ! 他にも特技はあったりします?

加藤 あっ、縄跳びが得意です! 小学校の時に縄跳びの技ができたらチェックを付けていく「縄跳びカード」があったんですけど、それは全部クリアしました。だから、「ゼロ戦」(交差二重とび)も「はやぶさ」(二重あやとび)もできます!

―縄跳びカード全クリアは、すごい! ちなみに、加藤さんはどんなことで怒る人ですか?

加藤 うーん、自分の好きなものをバカにされると…。私は、アニメが好きなんですけど、「オタクじゃん」みたいに言われると、結構しょげたり怒ったりします。

―それは確かに腹が立ちますね! そんなアニメ好きの加藤さんイチオシの作品は。

加藤 高校のバレー部を描いた『ハイキュー!!』が好きで、かなりハマった時は、家の前のでっかい公園にお父さんと妹を連れ出してバレーボールをやってました。あと、『銀魂』も大好きで、沖田総司のファンなんです。この前は銀魂のアニメの画像をプリントアウトして、ひたすらカッターで切って「切り絵」を作りました!

水着でもなんでも「頑張らなきゃ!」

―切り絵って…! アニメの愛で方が人とは違う! その切り絵は誰かに見せるんですか?

加藤 いや、自己満足なので(笑)。「できたー!」って、ひとりで眺めてます。

―なるほど…。そんな個性的な加藤さんですが、週プレに載るとしたら、どんなグラビアを撮りたいですか?

加藤 うーん、緑のものに囲まれたいです。緑が好きなんですよ。

―緑? 植物とかですか?

加藤 緑だったらなんでもいいんですけど…。

―カエルに囲まれる、とかでも…?

加藤 カエルはイヤです…!! 海外のエメラルドグリーンの海をバックに撮っていただいたり、オシャレな観葉植物に囲まれて撮っていただけたら嬉しいです。

―なるほど、そういう緑ですね。衣装なんかでリクエストは?

加藤 ちょっと胸に自信がないので…水着よりはワンピースとかがいいかな(苦笑)。でも、水着でもなんでも「頑張らなきゃ!」って思ってます。

―では、最後に読者にメッセージを!

加藤 私は、平愛梨さんのような、可愛くて演技もバラエティもなんでもできるタレントさんになれるといいなと思っています。まだ、本当になんにもわかってないんですけど、一生懸命、自分なりに頑張りますのでよろしくお願いします!

(取材・文/岡本温子(short cut) 撮影/武田敏将)

■加藤凪海 KATO NANAMI1998年12月11日生まれ 16歳 愛知県出身 身長=164cm、B78/W62/H88名古屋市の高校に通う、現役高校2年生。高校では、ボランティア活動などを行う「JRC部」と、放送部に所属。三姉妹の長女で、本人曰く「面倒見はいいほう」とのこと。明るい笑顔が印象的で、興味があれば、なんでもやっちゃうチャレンジ精神旺盛な16歳だ!