“最強の占い師”ゲッターズ飯田氏が、『週刊プレイボーイ』本誌連載中のコラム「ゲッターズ飯田の占い放浪記」で東京五輪の公式エンブレムのパクリ疑惑で話題となった佐野研二郎氏を占ったのに続き、再ブレイクで人気のこの方を…。前編⇒ 「佐野デザイナーは「悪い人」の星を持っている?」

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さてさて、佐野さんとは対照的なアーティストに先日、TV局のトイレで会いました。蛭子能収(えびす・よしかず)さん。『ひとりぼっちを笑うな』(角川書店)という本を出されて、これが売れているそうですが、占ってみるとまさに空気を読まずにわが道を行く人でした。

何も考えていないかというと、そうではなく、蛭子さんにもちゃんと芸術の星はありましたけどね。

性格は、へりくつが好きなヘンタイ。感覚主導で生きているので、周りがなんとかしてあげなくちゃと思ってしまうという、幸せな人です。人生は楽しむものだという気持ちをもっている。

バクチが大好きだそうですが、バクチに向いた星はありません。早急にやめたほうがよさそうです。

蛭子さんが佐野さんと圧倒的に違うのは、無から有を生み出す星があるところ。

佐野さんが自分で「どうだ、俺すごいだろ!」と言いがちなところを、蛭子さんはたとえ褒(ほ)められても「僕、すごくないです」と言っちゃうところも違う(笑)。

佐野さんになくて蛭子さんにある「ゼロからのモノ作り」「勘とサービス精神」「超現実主義」。このゴールデン・トライアングルが実は成功者の方程式なんです。

今の世の中の成功者には「人情」「頑張り屋」とかの星は入っていなかったりするから不思議です。まあ、何をもって「成功」というかは微妙。幸せは人それぞれなんですけどね。

●ゲッターズ飯田1999年よりお笑いコンビ「ゲッターズ」として活動。コンビ解散後は放送作家、タレント、占い師として幅広い分野で活動。芸能界にも信奉者が多い