鈴鹿で出会ったフェラーリ大好き美女。ウィリアムス選手の追っかけだそうです!

今年で27回目を迎えるF1日本GPが9月25日、三重県・鈴鹿サーキットで開幕した。

今回、残念ながら日本人ドライバーは出場しないが、今シーズンからHONDAが参戦したこともあって例年以上に注目を集めている。マニアならずとも日曜日の決勝が待ち遠しいところである。

だが、週プレNEWSが鈴鹿を訪れたのは、実をいえばレースが目的ではない。否、もちろんレースは観たいけれども、レース場をピクニック気分で楽しんでいる“女子”がいるのではないか?という検証をするためである。

担当編集が言うには、「ピクニック女子ってのが流行ってるっつーじゃないですか。で、公園とか山とか当たり前なんで、そろそろF1女子も来るんじゃないすかね。レースを楽しめるのはもちろんすけど、イベントとかも結構いけるらしいっつー話っす。ちょうどF1やるから行ってくれませんか。つーことで後はよろしく」

ツーツーツーツーうるせえよ、おまえはモールス信号か? というツッコミを飲み込みながら、なるほど一理あるやもしれぬと思い直した。ピクニック女子会が静かなブームを呼んでいるのは間違いない。そして、ほとんどのサーキット場は緑に囲まれた郊外にあってロケーションは向いている。

しかも鈴鹿GPは毎年必ず行楽シーズンのこの時期に開催される。ついでにレースも観て、いろんなイベントなんかもあって、楽しめるのは間違いないだろう。流行に敏感な女子である、すでに鈴鹿を乗りこなしているコがいるのではないか!?

てなわけで、フリー走行が行なわれている25日、鈴鹿サーキットにやってきたのであるが、残念ながら空は雨模様。ウェットコンディションはタイヤにもピクニックにもよろしくないが仕方がない。それでも、まずは最も見晴らしが良いであろうスタンドの一番上の席をキープしてみた。

サーキットはもちろん、併設する遊園地の観覧車だけでなく、鈴鹿の街や山並みが一望できて、なかなかの絶景だ。女子を見つけたら、ここに連れてこよう。

鈴鹿で女子との出会いは見つかるのか!?

まずは、各社のブースやグッズショップ、ステージその他で行なわれる各種イベントを見て回る。モータースポーツ好きにとってはもちろん、こっちのほうがなくてはならない最大の楽しみといえる。F1ともなれば尚更、往年の名車たちの展示ではマクラーレンMP4/6を間近に見ることができて感慨もひとしお。

1991年にアイルトン・セナがチャンピオンに輝いたときの名車もあるじゃないか! そしてその年、セナと共にマクラーレンのドライバーだったゲルハルト・ベルガーが、隣のステージのトークショーに登場するという嬉しい偶然。F1人気が絶頂期だった当時を思い出してしばし涙する。こういう話に共感してくれる女子とかいないかなあ~。

と思ったら、いた! フェラーリ大好きでウィリアムス選手の追っかけをしているというふたり組の女子(この記事のメイン写真)!

こういうコと一緒に展示を回ったら、100倍楽しくなりますよね! あ、でもピクニックに付き合ってくれる余裕は今ないそうです…シュン(涙)。

次に、ブースのおしゃれ感が女子を寄せ付けてくれそうなフィリップ モリス ジャパンの「iQOS Cube」を訪れてみた。「iQOS」は近頃話題になっている、煙も灰も出ない加熱式タバコ。煙をモクモク漂わせるのは大迷惑もいいとこだけど、これだったら少しは許されるかも? 女子はタバコの煙にも厳しいからね!

フェラーリ二人組女子を見失った傷を癒してくれた美女!

ここの目玉イベントは、ブース内で行なわれているゲームに勝利すると、ピットの上にあるVIPラウンジ「iQOS lounge」に招待されるというところだ。こういう楽しみがあるからサーキットに来る価値が何倍も膨らむのである。「有名ドライバーに会えるかもよ」となれば、女子の興味も津々(しんしん)なはず。でも、連れ込める女子もなかなか見当たらないけどね。

…と、このブースに美女発見! 優しく「iQOS」についてレクチャーしていただく。いいなー、こういう彼女とピクニックできたらな―。と妄想するも、お仕事でお忙しいわけで。でもやっぱりカワイいコとの出会いは得られるぞ、鈴鹿!

「鈴鹿に出会いがあるかもしれないですよ!」―東京へ戻り、担当編集に一応報告。

「あ、そーっすか。つーか、F1女子いたんすね。僕も今度行ってみようかな」

いたんすね、じゃねーよ。つくづくテキトーな担当編集者だな、おい! とはいえ、鈴鹿でレースを楽しみ、出会いを求めるのはアリだ!

(取材・文/塩原晃 撮影/榊智朗)