「グラビア編集の隠し玉GP」の第3回でグランプリに輝いた南千紗登

『週刊プレイボーイ』本誌のグラビア編集がイチオシの女のコのグラビア掲載権をかけてバトルする企画「グラビア編集の隠し玉GP」。

読者投票で最強の次世代グラドルを決めるこの企画で、今年の第3回グランプリに輝いたのが、南千紗登(みなみ・ちさと)だ!

15人組のアイドルグループ「アイドルカレッジ」のリーダーも務める、注目の彼女の受賞記念ソログラビアは10月13日発売のNo.43に掲載されるが、週プレNEWSでは、ひと足先に喜びのインタビューをお届けする!

 * * *

―受賞おめでとうございます!

 ありがとうございます! もう感謝しかないです! アイドルカレッジでは、ファンの方のことを“クラスメイト”って呼んでいるんですが、応援してくれたクラスメイトさんには大大感謝ですね!

―第3回にして史上最高の得票数での優勝でした。

 ビックリですよね~。エントリーするからには「勝ちたい」っていう思いがあったんですが、他の方がカワイくて…。久松かおり(サンミニッツ)さんなんて、男性の方が好きそうな“白水着”だったし、個人的にも「細すぎず太すぎず、いいボディラインだなー」って見とれてました(笑)。

―他のアイカレメンバーからの評判は?

 「すごい盛れてんじゃん!」と好評でした(笑)。アイカレには中学生のメンバーもいるんですが、「見せて見せてー!」って寄ってくるので「後ろのほうのページは見ちゃダメよ」って言い聞かせてから渡しました(笑)。

―後ろのほうのページは大人向けが満載ですからね…。ということで、受賞記念のソログラビアも早速、掲載です!

 今回は私の希望で、“マーメイド”をテーマに撮影していただきました。初めての水中撮影で思うように体が動かなくて大変だったんですけど、2時間も潜ってたのでなんとなくコツもつかめて。撮っていただいた写真を見たら、本当に大好きな人魚になれてて! 夢が叶いました!

―泳ぎは得意なの?

 一応、25メートルは泳げたことがあるんです。平泳ぎで。ただ、自分の中ではカエルになった気分なんですけど、泳ぎ方がちょっとおかしいみたいで。

―手と足のタイミングがおかしいとか?

 いえ。右足と左足で全然動きが違うらしいんです(笑)。左足はちゃんと横に開いてるんですけど、右足はまっすぐピョン、みたいな。それでも前に進むのがまた謎ですよね(笑)。ちなみにクロールをすると「手が風車みたいになってるよ! それじゃ暴れてるだけだよ!」って言われます。

「私のセンターは一生ないかな」って…

―グラビアでからは想像もつかないですね…。ところで、10月7日発売のアイカレのニューシングル『ビーマイ★ゾンビ』のMVではゾンビになったとか?

 そうなんです。今回は初めてドラマ仕立てのMVに挑戦してて、メンバーがゾンビに扮してるんです。“怖い”っていうより、“笑える”MVになってるはずなんですけど…現場で私だけ「本物がいる…」って言われました(笑)。

―人魚もゾンビも完璧に模写! 今回は千紗登ちゃんの初センター曲でもあるそうですが。

 はい。6年間やってきて、初センター! 「たぶん私のセンターは一生ないかな」って思ってたので、嬉しかったし、張り切りました。

―アイカレでは15人のメンバーを率いるリーダーなわけですけど、グループの雰囲気ってどんな感じ?

 上は24歳の私から、下は13歳まで、年齢が幅広くていつもわちゃわちゃしてます。この間も「ちぃさん(南)、人狼ゲームやりましょうよー」って言われて。「やんないやんない」って拒んでたんですけど、めっちゃ勧誘されて「よっしゃ、やったろうか!」と。15人全員で本気の人狼ゲームをしました(笑)。

―グループによって、「私立の女子校風」だったり「ミッション系風」だったりと、よく学校にたとえられますが、アイカレは?

 「県立の共学」かな? メンバーだけだと「女子が思う、うるさい女子校風」なんですけど、クラスメイトさんの目も意識しているので。たまにクラスメイトさんに向かってメンバーの秘密を暴露してやることもあります。メンバーの中でひとり、「ふわふわお嬢様」って自称してるコがいるんですけど、「この人、あぐらかいてカップラーメン食べてましたー」とか(笑)。

―それはお嬢様キャラのコにとっては営業妨害では…?

 いいんです。ほんとに毎日のように食べてますから。基本的にみんな女子力がないんですよね。ジャージのまま外を移動したりするんですよ。その状態でクラスメイトさんに会っても、「おぉー」みたいな感じで(笑)。私はちゃんと着替えるようにしてるんですけど。

現場をピリつかせることには自信があります

―これだけの大所帯を引っ張っていくのは大変でしょ?

 リーダーって言っても、私、ほんとに何もできないんです。MCを器用に仕切れるほど言葉も浮かんでこないし。でも自信を持って「できてる」と言えるのは、“現場をピリつかせること”ですかね。

―ピリつかせる?

 はい。若いコはやっぱりオンとオフの切り替えもできないので、仕事の時でもきゃーきゃーしちゃうこともあるんです。そこで私は声を張って指示出しとかして、現場をピリッとさせてます。だから下のコたちからは基本的に“怖い人”だと思われてますよ(笑)。

―なるほど。仕事をしていく上でのけじめをつけるってことですかね。

 そうですね。若いコにもちゃんと公共のマナーを身につけてもらいたいんです。挨拶をするとか、そういう基本的なこと。これって年齢に関係なく必要じゃないですか? 私、1歳下の弟がいるんですけど、中学生の頃に説教したことありますもん。私の友達に挨拶もせずに弟がプイッと行っちゃったので、「キミは将来、会社に入っても上司に今みたいな態度を取るのかい?」って。

―お~、大人ですねぇ。

 アイカレのメンバーにも、まずはちゃんとした人間になってほしいんです。もしグループを卒業したら、みんなひとりの社会人として生活してかなきゃいけないわけですから。

―素晴らしく説得力があります。ちなみに、千紗登ちゃんはスカウトでこの世界に入ったそうですが、「やめたい」と思った瞬間はない?

 うーん。小さな波はあるんですけど…。「まだやりきってない」って心のどこかで思ってるので、本気でやめたいって思ったことはありませんね。私、今まで何事もあんまり続かなかったんですけど、アイカレだけは唯一、6年も続いてますから。

「こんな光景、見たことないぞ」って鳥肌が

―何をしたら「やりきった」になるの?

南 グループとしての目標は“国立競技場に立つこと”です。でも個人的には何をすればそうなるのか、具体的には考えてないですね…。やりきったと思える寸前まではいったことがあるんですけど。

―それはいつ?

 去年の12月に、よみうりホールでワンマンライブをした時です。“動員1千人”を目標に掲げていたんですけど、実は一昨年の12月に500人を目標にして達成できなかったということがあって…。「500人も無理だったのに、1千人なんて不可能じゃない!?」って思ったけど、そこから本気になったんです。クラスメイトさんにも協力してもらって、ツイッターで拡散企画をやったり。5年間の中で一番頑張りました。

―その結果は…?

南 1千人を越えました! ステージの幕が上がった瞬間、もう号泣です。信じられないくらいの数のサイリウムに「こんな光景、見たことないぞ」って鳥肌が立ちました。あの景色は今でも目に焼き付いてます。

あの瞬間、「あー、走り切った」っていう感覚になったんですけど…。同時に「ここからがスタートだな」って思ったんです。

―ゴールではなく新しいスタートだったと。

 はい。頑張れば、まだまだステップアップしていけるんだなってことがわかって、さらにやる気が出ました! アイカレは、これからもっともっと大きくなります。今回のグラビアで私のことを初めて知ってくださった方も、気になったらMVなどチェックしてみてください!

(取材・文/西中賢治 撮影/Takeo Dec.)

■南千紗登(MINAMI CHISATO)1991年11月26日生まれ 神奈川県出身 身長169cm B80 W60 H88 血液型=A型◯アイドルグループ「アイドルカレッジ」リーダーとして、15人のメンバーをまとめる。10月15日発売のPSvita用ソフト『激次元タッグ ブラン+ネプテューヌVSゾンビ軍団』のOP/EDとドラマ『新★乾杯戦士アフターV』EDが収録されたシングル『ビーマイ★ゾンビ』が発売中!また現在放送中のアニメ『俺がお嬢様学校に「庶民サンプル」としてゲッツされた件』のオープニングテーマ曲『イチズレシピ』は12月2日発売予定。12月18日には、新宿ReNYにてワンマンライブ開催! その他の情報は、公式HPにて。http://idolcollege.com