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地元高校生が強制参加? 放射能に汚された福島“6国”清掃活動は美談でいいのか

[2015年10月17日]

清掃ボランティア活動『みんなでやっぺ!!きれいな6国』の開会式の様子。会場の周囲には法令基準で“一般人が立ち入れない”高線量な場所も

清掃ボランティア活動『みんなでやっぺ!!きれいな6国』の開会式の様子。会場の周囲には法令基準で“一般人が立ち入れない”高線量な場所も

しかし、そうした反対運動をよそに主催者は清掃活動を決行した。しかも反対の声が上がったことには開会式ではひと言も触れず、こんな曖昧(あいまい)な表現を使ったのである。

「活動を復活するために本当にいろいろなご意見があったが、ひとつずつ考えようと思う」(主催者代表の西本由美子氏)、「様々なご意見があると思うが、子供たちと同じ場所に立っていたいと思う」(来賓で訪れた自民党福島県議の吉田栄光氏)――全国から上がった反対運動の声を「いろいろな意見」のひと言だけで片づけてしまったのだ。

清掃活動が実施されると聞いて、反対する人たちも放射線測定器を手に現地に詰めかけた。東京から来た「ふくいち周辺環境放射線モニタリングプロジェクト」の中村順氏と池上宣文氏のそのグループだ。

「ホットパーティクルと呼ばれる高線量のホットスポットがまだある中、きちんと汚染状況を計測せず、放射線への知識のない子供たちにゴミ拾いさせるという。聞いた時には涙が出てきました。それで、測定しながら子供たちと一緒に歩き、危険な場所を知らせることにしたのです」

ふたりが開会式の行なわれた二ツ沼公園の数ヵ所を測定すると、地上1メートルの空間線量は毎時0.2マイクロシーベルト程度。だが地表は、その倍以上の毎時0.5マイクロシーベルトを記録。建物の雨どい下に線量計を置くと、毎時1.5マイクロシーベルトを超えた。
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国の除染基準は毎時0.23マイクロシーベルトだから、その5倍以上の数値だ。都内で測定すると毎時0.04マイクロシーベルト程度の場所もあることを考えれば、第一原発から30キロ以上離れている広野町でもどれだけ放射能汚染されているかわかるだろう。

同時に公園の土壌を採取して汚染度を測定すると、9万600Bq(ベクレル)/m2(平方メートル)という極めて高い数字が出た。法令で定められた放射線管理区域の基準は4万Bq/m2。本来なら、この数字を超えれば一般人が立ち入れない場所になる。


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