お店に足を運んで、試着しまくることで似合う帽子がわかってくる…かも!?

帽子といえば防寒、もしくは寝ぐせヘアを隠すため…になりがちなのが非おしゃれ男子。しかし、この冬こそ非おしゃれを脱して、自分に似合う帽子選びをマスターし、イケてる帽子男子になりたい!

ということで、基本の帽子選び、『流行りの中折れで失敗しない、自分に合った冬の帽子セレクトとは』に続き、より実践的な帽子選びを学ぶ。前回、「帽子は顔の形で選ばない」と、アドバイザーの『ikhtiart(イフティアート)』の田中直樹店長に言われたが、では何をチェックして帽子を選んだらいいのだろう?

■身長で似合う帽子が変わる!「身長と体型を見て、帽子を選んでください。身長が高い人は必然的に顔が大きめなのでつばが広い帽子、身長が低くて細身の人はつばが小さめのほうがいいんですよ」(田中さん)

なるほど、言われて納得。帽子が似合う男になるには、自分の体と帽子というアイテムのバランスを見極めることが必要なのだ!

■背の高い人の帽子選び・実例HOW TOモデルは身長186cmで適度なガッチリ体型の編集・武田。

●ダッフルコート×中折れ帽 トラディショナルなダッフルコートにはフォーマルかつ、つばも広めなデザインをチョイス●白シャツ×中折れ帽アウターのボリュームが減ったら、帽子のつばの幅もボリュームがないほうが似合うタイプ的に中折れ帽が超似合った武田。ここからわかることは、トップスのボリューム次第で選ぶべき、つばの幅が変わってくるということだ。

背の低い人の帽子選びは?

■背の低い人の帽子選び・実例HOW TOモデルは身長170cmで顔もボディも細身のアルバイト・松崎。

●ダウンジャケット×中折れ帽つばの幅を短めにしてボリュームを抑えれば、体も顔も細身でも中折れ帽もオシャレにキメられる

●シャツ×キャスケットつばがないキャスケットは、背が低く細身の人に似合いやすい松崎の場合はメガネ男子でもあるため、浅めにかぶれるサイズ感やデザインの帽子を選んだほうが前髪をおろしていてもサマになる。メガネの分だけ、前髪の処理をどうしたいかなど選ぶ時に気を遣いたい。

実は田中さんいわく、帽子は「かぶってもバランスをとりやすい背の高い人のほうが似合いやすい」傾向があるそうだ。しかし、松崎の実例のように似合う帽子探しの基準をつばの幅にすれば選択肢は多い。

「これまでかぶったことのない帽子は、まず自分で“自分を見慣れ”ないといけないんです。見慣れないから似合わないと思ってしまうことがあるので、変わったシルエットでも派手な色でも、まずは試着してみてくださいね」(田中さん)

この冬は未知なる帽子にもレッツ・チャレンジ! 次回は似合う帽子を、よりセンスよくかぶるための小ワザを伝授する。

●取材協力/ikhtiart東京店(イフティアート)東京店は上野・秋葉原間の高架下の「ものづくり」をテーマにした個性派ショップが集まる「2K540」にあり、職人による手作りの帽子を扱う。品質とデザインにこだわり、“ここでしか買えない”商品を取り揃えている。工房併設のため、簡単なサイズ調節や手直しがその場で行える嬉しいサービスも。住所:東京都台東区上野5-9-82k540 AKI-OKA ARTISAN E-1 電話:03-5812-4739営業時間:11:00~19:00 定休日:水曜日 http://ikhtiart.com/shop/shop_2k540

(取材・文/渡邉裕美 撮影/五十嵐和博)