ガンメタルの本体は、金属パーツを多用して質感はかなり高め。OSは最新のAndroid 5.1を搭載して動作はサックサクです!

現在、タブレット市場はマイクロソフトの「Surface Pro 4」やアップルの「iPad Pro」など大画面の商品が人気だ。

そんな中、今月新登場したのが同じく“Pro”とネーミングされた「YOGA Tab 3 Pro 10」。こちらは液晶サイズが10・1インチで、12インチクラスの先発2機種に比べコンパクトなのが特徴だ。

しかも、お値段も実売6万円台と、他機種に比べ半額近く安くなっている。では、なぜ大画面タブレットが人気なのか?

「10インチ以上のタブレットですと、コミックスや電子書籍を閲覧する時、文字を拡大することなく読むことができます。特にコミックスは見開きページを全画面で表示できますので、電子書籍を楽しむにはちょうどいいサイズなんです」(本誌デジタル制作担当・矢澤健一)

確かに、標準的な8インチクラスのタブでコミックスの見開きページを表示すると、ページの上下左右が切れちゃって、かなり残念な感じになっていましたよ。これは完全に大は小を兼ねまくりです!

しかし、「YOGA Tab 3 Pro 10」は、ライバル製品に比べて微妙に液晶が小さいというハンデがアリ。これだと動画なんかはお楽しみ半減じゃ…!?

実は、そのあたりは無問題なんです! これにはプロジェクター機能が内蔵されており、白壁さえあれば最大約70インチほどに映像を投写できるのだ。これは会社のプレゼンや映画鑑賞でも大活用できるレベル。実質、世界一大画面のタブレットなんです。

雑誌なら縦、コミックスは横向きで閲覧すると、ちょうどいい感じで画面にフィット。大画面ならではの迫力を楽しめます!

本体内蔵のプロジェクターでwebページを白壁に投写。映画やパワポの資料など、本体液晶に表示できるものはすべてプロジェクターから出力できる。便利すぎ!

今週のガジェット YOGA Tab 3 Pro 10 実勢価格:6万4000円前後 メーカー:レノボ・ジャパン

(取材・文/直井裕太 撮影/下城英悟)