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慰安婦に強制労働…韓国人にある反日感情の要因は「植民地支配に関わる問題がすべて」

[2015年12月31日]

「反日感情の要因は植民地支配に関わる問題がすべて。それ以外の部分で韓国人は日本という国や日本人を好ましく思っています」と語る金恵京氏(撮影/細野晋司)

日韓国交正常化50周年という節目を迎えた2015年、両国の関係は好転したのか、悪化したのか? 

週プレ外国人記者クラブ第14回は、朝日新聞「WEBRONZA」に寄稿する他、様々なメディアで活躍する韓国・ソウル出身の国際法学者、金恵京(キム・ヘギョン)氏に、2015年の日韓関係を振り返ってもらった。

***

─2015年は戦後70年、そして日韓国交正常化50周年という節目の年でした。ここ数年は竹島/独島の領有権問題、従軍慰安婦の問題などでギクシャクすることの多い日韓関係ですが、この1年をどのように総括しますか?

 私が韓国の高校卒業後、初めて日本に来たのは1990年代のことです。20年近い時間が流れましたが、その間の日本の変化を皮膚感覚で実感しています。どのような変化かというと、90年代には、歴史認識などの点で韓国とは相容れない部分はあったとしても、右であれ左であれ、一定の知識や経験が存在し、世論が一方に振れ過ぎることはなかったと思います。それが、日韓関係が悪化したと言われるここ数年は、日本人の中にも韓国に対して安易な方向に認識が流れやすくなったと感じます。

もちろん、歴史に真摯に向き合うリベラルな人は日韓問わず存在していますが、韓国でも植民地時代の記憶から日本への好意を持てない人がいます。そうした中での大きな問題は、両国のメディアが相手国のニュースを取り上げる時に、一部の極端な人たちの言動をフォーカスすることが多くなっている点です。

実際には、どちらの国にも日韓関係を良くしたい、もっと仲良くしたいと考えている人が多数を占めているのに、それぞれの国のメディアが取り上げるのは、目立ちやすい嫌韓/反日の話題ばかりなのです。さらに、こういった報道が一種の“公式”を持つようになってきていると思います。

“公式”の形としては、日本のTV報道で「韓国国内における反日感情の高まり」といったテーマを取り上げる時に、現在ではなく過去の映像を繰り返し使うケースが挙げられます。日本大使館の前で日本の国旗を燃やす人の映像や、3年近く前の朴槿恵(パク・クネ)大統領の発言などです。

日本のメディアとしては「感情的な韓国人/冷静な日本人」という図式で放送したいのかもしれません。ただ、実際には日本の中にもヘイト・スピーチや政治家の感情的な発言など、理性的とは言えないものもあります。そして、日本のメディアはそれらの言動よりも韓国での反日的な側面のほうに放送時間を多く割きます。一方で、韓国メディアも日本の目立った動きをフォーカスして取り上げてしまいます。

こういった報道によって、お互いにネガティブなイメージが定着していくことは非常に危険な状況だと思います。ただ、日韓関係の悪化が言われるようになったここ3年間を見れば、2015年は「やや落ち着きを取り戻した」という印象を私は持っています。


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