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フランス人記者がテロ後の帰国で理解に苦しむ日本「脅威を必要以上に強調し、国民を不安にさせるのは権力がよく使う手段」

[2016年01月15日]

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フランスの憲法改正の動きには、反対の立場を取るメスメール氏

「イスラム国」(IS)の脅威という大きな課題を抱えたまま、世界は2016年を迎えた。

昨年11月のパリ同時多発テロから2ヵ月、テロとの戦いへと踏み込んだフランス社会に今、どんな変化が起きているのか? 「週プレ外国人記者クラブ」第16回は、「ル・モンド」紙の東京特派員、フィリップ・メスメール氏に話を聞いた。

***

―クリスマス休暇を使ってフランスに一時帰国されていたそうですね。テロ事件後のパリは初めてだったと思いますが、現地の雰囲気はどうでしたか?

メスメール 普段ならこの時期のパリには多くの観光客が訪れますが、街は明らかに人が少なかったですね。駅などには重武装した警官の姿がありましたし、多くのお店やショッピングモールでは入口でセキュリティチェックが行なわれるようになっていました。

今回はパリの他に、テロ容疑者が拠点にしていたと言われるベルギーのブリュッセルにも行ってきました。テロへの警戒や緊張感という意味では、ブリュッセルのほうがさらに強かったように感じました。街の規模がパリより小さいということもあると思いますが…。

―ご家族やご友人とテロについて話す機会もあったのではないかと思います。あの事件についてどんな風に語っていましたか? また、現地でイスラム教徒への偏見や差別が広がっていると感じましたか?

メスメール パリに住む友人たちも今回の事件に大きなショックを受け、誰もが「なぜ、こんなことが起きたのか」「フランス社会の中にその原因はあるのか?」「テロの脅威にどう向き合うべきなのか」といったことについて、考え、戸惑い、悩み続けていました。

イスラム教徒への偏見や差別については、少なくとも表向きは際立った動きがあるようには感じませんでした。前回のこのコラムでもお話しした通り、フランス社会は宗教の違いに関わらず、フランス人としての「一体感」「連帯感」を意識しようと努めています。

ただし、本当に以前と変わらないのか?と問われれば、そうとは言い切れないでしょう。特にイスラム教徒の人たちの側からすれば、以前とは違う微妙な雰囲気の変化を感じているのではないかと思います。


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