20、30代女性の恋愛事情に詳しい作家・はあちゅう氏

『週刊プレイボーイ』本誌で好評連載中の「婚活廃人」ーー。

メンバーはオタや極度の潔癖症のため彼女がつくれないといった編集部のスタッフたち。2016年、新たな出会いの形に期待する廃人たちだが…。

セカンド童貞で女性恐怖症、この連載中にデブを克服したものの未だ彼女がつくれない、編集者・トダ(31歳)が新年に一念発起。

トダ「これまでにない、画期的な婚活の場が生まれないものですかね」

昨年は相席居酒屋が大ブームとなったが、今年は果たして? そこで、2016年に誕生&流行しそうな婚活スタイルを、20、30代女性の恋愛事情に詳しい作家・はあちゅう氏に予想してもらうことに!

まずは婚活の定番、婚活パーティや街コンについて。

はあちゅう「今年は、謎解きやカードゲームなどを取り入れた、頭を使う恋活イベントがさらに広がりそうですね。チームで謎を解いて部屋から脱出する『リアル脱出ゲーム』や参加者の心理を読み合って対戦する『人狼(じんろう)』にハマる女子が急増しましたので、それらがどんどん恋活イベントに導入されていくはず。

近年、婚活女性は高望みせず、男性に学歴や収入を求めない傾向にありますが、心のどこかでは不安を感じているもの。イベント中に相手のIQや地頭の良さを感じられる頭脳系ゲーム恋活は現代女性たちから支持されると思われます!」

では昨年、ブレイクした相席居酒屋はどのように進化しそう?

はあちゅう「もっと女性ウケを意識した料理を提供する店が増えるのではないでしょうか。すでに『相席イタリアン』は存在しますが、ここ数年、オシャレな女子の間で流行っているのはエスニック料理や餃子。

『相席エスニック』『相席餃子』などが誕生すれば、より幅広い層の女性を来店させることができるので、登場する可能性は十分あります! ただ現状、相席系飲食店はどこも“女性無料”が基本なので、フレンチや焼き肉など値の張る料理とのコラボはちょっと期待できませんね」

トダ「『相席餃子』に来る庶民的な女性とは話が合いそうな気がしますね…」

あの赤羽が女性にも大人気!?

そして、“出会える飲みスポット”にも新たな潮流が? 現在は銀座、恵比寿、六本木などが主だが…。

はあちゅう「今年、注目していただきたいのは赤羽! 恵比寿横丁のような昭和的かつフレンドリーな雰囲気が好きな女性が、すでに続々と流れてます。現在の恵比寿横丁は“出会える”と有名になってからイケイケな男女が集まり、客層が大きく変化。それをよく感じていない、元々の和やかなムードを好んでいた女性たちが、より風情があり、よりコスパの高い赤羽の魅力に気づき始めています。

中には土日の昼間から飲んでいる女性もいるので、立ち飲み屋へ行けば酒好き同士仲良くなれるはずですよ!」

最後に、若い世代でかなり浸透しているアプリでの出会いは?

はあちゅう「1時間以内に半径○㎞以内にいた異性と出会える…というような、リアルタイムの位置情報を生かしたサービスが盛り上がるでしょう。海外では目的地が同じ者同士を引き合わせてタクシーに相乗りさせるアプリも登場していますが、そのような“タイミング”“運命”を感じさせるサービスはこれからもっと増えるはずです!」

さぁ、今年、廃人たちにマッチする婚活スタイルは誕生するのか!? 週プレ本誌での連載をお楽しみに!!