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なぜ職場で“30代老害”社員が急増しているのか

[2016年02月01日]

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日本の職場のあちこちで「30代にして早くも老害!」な社員が激増…

昔から「老害」といえば、まずは「死ぬまで権力を手放しそうにないジイサン」のことであった。そして「職場の老害」といえば、「時代遅れの価値観を若い世代に押しつけてくるオジサン」のことだった。

しかし、それが最近、日本の職場のあちこちで「30代にして早くも老害!」な社員が激増しているという。彼らは同僚にすでに差をつけられ、20代社員からも追い抜かれる一方で、新人や若手社員を相手に、日々、本質からずれまくった説教やアドバイスをして周囲を疲れさせているのだ。

まずは「30代老害」が急増している理由を説明しよう。産業医の大室正志氏が、こう語る。

「会社の中の老害は、当然、昔から存在します。彼らの多くは組織の価値観を疑わずに何十年も働き続けた結果、つまり『会社に過剰適応』しすぎた結果、社会や業界の変化についていけなくなり、50歳を過ぎたあたりから、会社の中で時代遅れの存在になってしまった。

しかし自分ではそれを認められず、若い社員に自分の価値観を押しつけてしまう…といった人たちです。まあ、『古きよき老害』ともいえます(笑)。

しかし最近増えている30代老害は、『古きよき老害』とはかなり異なる。世代的なノリもあるんでしょうけども、彼らは会社に入ってからも『ありのままの自分』を守り続け、本来は20代のうちに身につけるべき仕事の基本や会社のルールをほぼスルーしてきた。不幸なことに、当時のすぐ上の世代の社員も、反応の悪い新人のことは放置しがちだった。

そして、そのまま30代になった時、仕事のスキルも経験値もなくて行き詰まり、しかしプライドだけは相変わらず高いという、厄介な存在になってしまった。そこで承認欲求を保つために、若手社員に筋違いのアドバイスや説教をしてしまう…そんな構図です」

30代老害は、特に社内で権力を持ってるわけでもないし、大きな仕事を任されてもいない。だから実害は、しょぼいと言えばしょぼい。だが、そのダメージはだんだん職場全体に効いてくるらしい。


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