都内のアダルトショップ前にも中国人観光客がたむろ。ちなみに、写真は秋葉原

旧正月「春節」の連休を利用した中国人観光客が、日本に大量に押し寄せていた。その数、約55万人!

当然、街中は「爆買い」の中国人であふれていたが、その一方で、今年は「爆買い」ならぬ、「爆勃(だ)ち」「爆抜き」目当ての中国人男性によるトラブルが目立っているという。

まずは中国人「爆買い」の聖地となっている秋葉原。大通りにツアーバスで乗りつけた中国人男性が、家電量販店だけでなく、アダルトグッズ店にも大量に出没している。某アダルトグッズ専門店の販売スタッフが言う。

「一日の中国人来客数は数百人。全来店者の2割弱ほどにもなります。4、5人のグループで来店する場合が多く、購入額はひとり平均1万円ほど。なかには3万円から5万円もの買い物をする太い客もいます」

どんなアイテムが人気なのだろうか?

「ほとんどがAV女優のオナホール目当てですが、なかでも一番多いのは、『蒼井(あおい)そらのオナホールはあるか?』と聞いてくるお客さん。中国ではいまだに根強い人気のようですね。他にニーズが高いのは極薄コンドーム。中国製のコンドームは厚くて使用感が悪いらしく、スマホで商品画像を見せながら、『この厚さ0・01㎜の日本製コンドームが欲しいんだけど』と、指名買いする中国人が絶えません」

トラブルはないのか?

「困ったのは、入店するや、興奮してウチの女性スタッフに『キミ、いくら?』と迫る中国人がいたこと。店内にはAV女優のポスターもたくさん張ってあるので、買春できる店と勘違いしたんでしょうか? 『ここはアダルトグッズ店です。そんなに鼻息を荒くされては困ります』と、説得するのに難儀しました(苦笑)」

日本のAVを見て、その通りのプレイをしたがる

「爆勃ち」だけでは物足りない中国人客が、次に目指すのが「爆抜き」のできるソープランドだ。吉原の中堅ソープ店スタッフが言う。

「中国語の案内看板を出したら、いきなり中国人客が増えました。ただ、言葉が通じないので、トラブルが絶えないのが悩みです。日本のAVを見て、そのとおりのプレイをしたがるんです。強引に女のコに潮を吹かせようとしたり、頭を押さえつけてフェラを強要したり。乱暴な行為に及ぶことが多いので、中国人客と聞くと、イヤがる女のコもいますね」

やはり、ここでもトラブル続きというわけか―。ただ、新宿・歌舞伎町のストリップ劇場ではこんな証言も。

「普段は一日20人から30人くらいの客入りですが、春節の時期は席の半分以上が中国人客で埋まるほどの人気です。以前は団体客が多くて、喋るわ騒ぐわでほとほと困っていたんですけど、この春節は個人客が増えたせいか、マナーがよくなった。席で行儀よく『爆勃ち』してくれていますよ(笑)。中国人観光客の中には2度、3度と来日するリピーターが多いと聞きます。日本の風俗店の遊び方をマスターした中国人客が増えつつあるということかもしれませんね」(ストリップ劇場支配人)

夜遊びしない日本男子が増え、巷(ちまた)の風俗店は不況の真っ只中。そのうち、「爆勃ち」「爆抜き」中国人専門の性風俗店が登場したりして…。

(取材・文・撮影/本誌ニュース班)