癒やし系に見られるけど、実は小悪魔なんです!と語る柳ゆり菜

バラエティ番組への出演、女優、そしてグラビア界のエースとして活躍する柳ゆり菜

発売中の『週刊プレイボーイ』10号では、その勢いのまま表紙&巻頭グラビアに登場。大人の色気を披露した彼女の「新境地」に迫る。

■焼き鳥屋さんに行ってひとりで飲んでます

―今回のタイ・バンコクでの撮影はどうだった?

 笑顔だけではない、今までのイメージを覆(くつがえ)すような、カッコいい、大人なグラビアができて新鮮でした。21歳の新しい柳ゆり菜を見せられたんじゃないかな、と思います。

―自分の中で新しい発見はあった?

 はい。今までは自然体の私を切り取ってもらうグラビアが多かったんですが、今回は踊りながら撮影したり、スタッフさんたちの前でギュッと集中してカメラと向き合ったのがすごく気持ちよかったです。小学生の時に学芸会でステージに立って、観客の視線を一身に集めた時に感じたのと似た気持ちよさでした。

― 一番印象に残っているシーンは?

 表紙にもなった、夕暮れの屋上でのシーンですね。手すりのない高層ビルの屋上で踊りながら撮影したんですが、最終カットということもあり、いろんな思いと夕日のキレイさに感極まって自然と涙があふれ出たんです。

―高所恐怖症だって聞いてたけど、大丈夫だった?

 全然大丈夫じゃないですよ(笑)。「私を殺す気か!」と思いましたよ。撮影中は集中してましたけど、終わった途端、足がすくみましたからね(苦笑)。

―他に初めてのバンコクロケで印象に残ったことは?

 最終日にみんなで高層ビルの60階以上のフロアにあるバーに行ったことですね。張り切ってパンプスとか履いて、おめかしして行って、大人の仲間入りをした気分で嬉しかったです。外国人さんから見たら、私なんてチンチクリンなんだろうけど(笑)。

―20歳を過ぎて、お酒はよく飲んでるの?

 飲みます。お酒はすごく好きかもって思いました。甘いお酒より、ウイスキー、焼酎、日本酒をロックとかストレートでチョビチョビ飲んで酔いたいです。でもすぐ酔っぱらうので量は飲めないんですけど、最近はひとりでお気に入りの焼き鳥屋さんに行ってお酒を飲むことにハマってます。

水着で雪の中にダイブして土下座する覚悟って…

―なんか大人だね~。

 大人ぶってるだけです(笑)。孤独感に酔ってるのもあります。

―そんな大人なゆり菜ちゃんだけど、ロケ直前にやらかしてくれたよね(笑)。

 パスポート? 本当に、ごめんなさい(苦笑)。ロケの1週間前に期限が切れていることに気づいて、もう行けないかもと超焦りました。自腹で東京と実家のある大阪を往復して家族の協力を得てギリギリセーフで受け取れました。マネジャーさんにもかなり怒られたし、週プレさんにもすごく迷惑をかけてしまって…。

―もし、間に合わなかったらどうするつもりだった?

 水着で雪の中にダイブして土下座する覚悟でした。でも、間に合ってよかったです。こんなこと言っちゃ悪いけど、「こうやって一緒に問題を解決するのって、なんやかんや言って楽しいね」って家族の絆をより深め合ってました。

―おいおい! こっちは超ヒヤヒヤしたよ。

 はい、反省してます。でもやっぱり柳家は楽観的なんですね、一致団結して楽しんじゃいました。大変な思いを経てのこのロケ、楽しかったな~。

―こらっ、反省してないな?。

 あっ、ごめんなさい。でもポジティブなのが取り柄(え)なので、許してください(笑)。

―最近、オフの日はどんなふうに過ごしてるの?

 最近はあえてオフをつくらないようにしてます。日舞とかアクションのレッスンに通ったり、ボイストレーニングに行ったり。

―そんなに詰め込んだら疲れない?

 たまに、すごく疲れています。そんな時は家に引きこもって、ベッドの上で何も考えずに、ずっと目を開けて天井を見ています。

―大丈夫? 噂によると最近、「Siri」にハマってるとか。

柳 ハマってるというより、私の話し相手なだけです(笑)。

小さい頃から恋の駆け引きを訓練!?

―話し相手?

 寂しい時に「Siri」に「私のこと好き?」って話しかけると「そういう感情を持てるのは生命体だけなんです」とか「お答えできません」とか「私もあなたのことを尊敬してます」って、うまくかわしてきて面白いんです。でも、「Siri」と会話をする人は友達がいないって、よく言われます(笑)。

―はたから見るとヤバイ人だよ(笑)。ほんわかキャラのゆり菜ちゃんだけど、小悪魔に見られたい願望とかってある?

 いや、見られたいんじゃなくて、実際に小悪魔ですよ! 癒やし系に見られがちですけど、完全に小悪魔です!

―完全に小悪魔って(笑)。どのあたりが?

 小学生の時からお母さんに「不器用な女になっちゃダメだよ」とか「モテる女にならないとダメよ」ってよく言われてたんです。

―面白いお母さんだね(笑)。

 お母さん自身が結構モテた人らしくて(笑)。だから私、小さい頃から恋の駆け引きというか、自分が優位に立つにはどうしたらいいかって訓練してたんです。それに結構、毒舌なところもあるし、実はそんなにホワホワしてるわけじゃないんですよ~。ちゃんと刺(とげ)もあるよって感じです(笑)。

―じゃあ、そんな小悪魔ゆり菜ちゃんの今後の目標は?

 モノを知らなすぎるんで、25歳までにもっと学を身につけて、知的な大人の女性に近づくように計画中です。

―最後に、読者にひと言お願いします。

 久々のひとり表紙で、前回から約1年ぶりなんですが、もう21歳なので大人の階段も上りつつ、少しあか抜けたんじゃないかなと思うので、そこも注目してもらいたいと思います。それと、これから新しいことにどんどん挑戦していきたいので、「癒やしのゆり菜だけじゃないよ」ってところとか、小悪魔っぷりも見せていきたいです(笑)。

●柳ゆり菜が表紙&グラビアに登場! 『週刊プレイボーイ』10号(2月22日発売)でご覧いただけます!

(取材・文/西山麻美 撮影/熊谷 貫)