NHK連続テレビ小説『あさが来た』で主人公あさの長女・千代役を演じる小芝風花

NHK連続テレビ小説『あさが来た』で主人公あさの長女・千代役を演じ、難しい役どころに反響も大きく注目されているのが小芝風花(18)だ。

彼女は2011年、ガールズオーディション2011のグランプリを受賞し、芸能界へ。『魔女の宅急便』の主演・キキ役で一躍話題となり、以来ドラマ、映画、CMと大活躍。

ファースト写真集『風の名前』も3月15日に発売決定し、『週刊プレイボーイ』11号ではその中の水着&制服のお宝ショットを厳選掲載。そちらも見逃せない内容となっている。

実はこの写真集の一部カットは昨年の本誌44号にも先行収録。すでに話題となり、週プレNEWSでもインタビューをお送りしているが【参照→『小芝風花の初水着ショットが可憐にそそる!「人前に着て出る日がくるなんて…」』】、そこで約半年ぶりに彼女を直撃。写真集についての話から『あさが来た』のエピソード、またプライベートまでを聞いた。

―お久しぶりです! 発売中の週プレ11号に掲載されたグラビアは写真集『風の名前』からの厳選カットですが、その一部はすでに本誌で掲載させていただいてるんですよね。

小芝 はい。ようやく1冊になりました。でもこうして見ると、嬉しいやら照れくさいやら、なんだか変な気分です。うふふふ。

―大自然の中、楽しそうな表情をたくさん浮かべていて、見ていてすごく癒されますよ。

小芝 ありがとうございます。写真集になるというので少しプレッシャーがあったんです。でもロケ地が高知の山奥で、ラフティングをしたり、崖から川に飛び込んだりと撮影自体、楽しくさせていただいて。明るい雰囲気がちゃんと出てて、ホッとしました。

―それにしてもこの時が初めての水着撮影だったんですよね。週プレの水着カットを見たファンの間では「純情エロス」とか「爽やかな色気」なんて声が早くもあがってます。

小芝 少しは色気があるといいんですけどね。あははは(笑いつつ、目の前に開かれていた本誌の水着ページを閉じる)。

―そんな隠さないでも(笑)。水着撮影のため、ダイエットだってちゃんとしたんでしょ?

小芝 しましたよ~! ロケの1週間前からはお菓子だってやめたし。撮影が終わって、マネージャーさんからチョコをもらった時は嬉しいのとホッとしたのもあって、号泣しちゃいました。

―チョコで泣くって(笑)。でもロケ中、ホテルのご飯はたくさん食べてたとか。それだとダイエットの意味が…。

小芝 いやいや。だって鮎の塩焼きもキノコの炊き込み御飯も本当に美味しくて!…すみません(苦笑)。

写真集『風の名前』(ワニブックス)より 撮影/橋本雅史

途中参加の私が溶けこめるか不安で…

―あははは。でもそんな無邪気な感じがファンを魅了するというか。今は『あさが来た』で、あさの娘・千代役も話題ですけど、初の朝ドラで撮影当初はかなり緊張したのでは?

小芝 めっちゃしましたね。しかも皆さん、もう何ヵ月も一緒にやってるから、途中から参加した私がちゃんと溶けこめるかなって不安もあったし。でもおばあちゃん役の風吹ジュンさんが現場で目が合った瞬間「千代ちゃ~ん、大きくなったね」って、満面の笑みで言ってくださって。そこから楽な気分になれました。

その後は梅さん役の友近さんとかいろんな方から優しくしていただいたり。もちろん、お母ちゃん(波瑠)、お父ちゃん(玉木宏)からも「気になることがあったら、どんなことでも言ってね」って気遣っていただいたり。今では毎日楽しくやらせていただいてます。

―波瑠さんと玉木宏さんとは普段から「千代」「お母ちゃん」「お父ちゃん」って呼び合ってるそうですね。

小芝 そうなんです。ご飯を食べに行く時もそれで呼んでますし、楽屋で(ゲームの)「モンハン」を一緒にやってる時も(笑)。

―仲がいいんですね。それはお芝居をやる上で普段から違和感ないようにと、あえて?

小芝 それもありますね。もちろん「風花ちゃん」って呼んでくださる時もあるんですけど、監督などを交え、役に関連する話をする時は必ず「千代」です。波瑠さんとは本当は6歳しか違わないんですけど、私にはすっかりお母ちゃんです(笑)。

―ドラマではあさに反発するシーンが多いですけど、真に迫ってたのは、普段からの信頼関係があってのこと?

小芝 だと思います。私はふくれっ面が多いんですけど(笑)、それはお母ちゃんを嫌いだからではなくて、大好きの裏返しなんです。それをどう表現するかすごく考えてて。もちろん監督や波瑠さんとも相談させてもらいましたけど、いつもお母ちゃんって呼ばせていただけているから、私も思い切り演じられたんだと思います。

―時代モノなのにハマり役で、小芝さんを「今どき珍しい素朴なコだ」「古風な顔立ちをしている」とかいうファンの声も多いですね。

小芝 よく言われます。友近さんからは「ベテラン女優の30年前の回想シーンに出てきそう」とか「白黒が似合いそう」なんて(笑)。でも私、時代モノが好きなので古風な顔立ちとか言われるのは嬉しいですよ。

―自分の役柄を真摯に考えてる姿を見てると、普段からしっかりものかなと思いますけど、実際は?

小芝 う~ん、どうだろう。でも普段は結構、ズボラかも。

写真集『風の名前』(ワニブックス)より 撮影/橋本雅史

お付合いするような相手がこの先いるのかな

―ズボラ、ですか?

小芝 はい。外に出かけるのはそれほど好きじゃないし、家にいる時もとにかく動きたくないんですよ。寝転がってる時に喉が乾くじゃないですか。飲み物が台所にあって、取りに行くのが面倒だなと思ったら、ゴロゴロと転がりながら取りに行きます。立ち上がるのが面倒なんで(笑)

―じゃあ朝、パッと目を覚まして、サッと身支度してみたいなのは…。

小芝 無理ですね。朝は自然と目が覚めるまで寝続けていたいです(笑)。食べて寝てが一番幸せです。

―どれだけズボラなんですか(笑)! さて『あさが来た』では千代も恋をして、やがて結婚ということになりそうですが、自分自身、恋愛や結婚のことなんて考えます?

小芝 結婚は30歳くらいでできたらとは思ってます。『あさが来た』で赤ちゃんを抱くシーンが出てくるんですが、抱いていると子供が欲しいな~と真剣に思ったし。でも結婚より前にお付合いするような相手がこの先いるのかってのがありますけど。

―まだ巡り会わないと。では好きな異性のタイプは?

 優しい人がいいですね。あと私がズボラで(笑)子供っぽかったりするのでそれを受け止めてくれる人がいいです…って、なんかザックリしすぎて、リアリティない感じですみません。

―いえいえ、まだ18歳ですもんね(笑)。着実に女優としてステップアップしてると思いますが、今後は?

小芝 幅広くいろんな役をやりたいですね。今回、いけずな役を初めてやらせていただいて、すごく面白くて。

―今までは真面目な役が多かったんですもんね。

小芝 そうですね。もちろん優しいコもいいんですけど、性格がよくないコとか悪女にはすごく興味があって。どんな風に演じられるのか想像がつかないですけど、新しい作品に出るたび「へ~、こういう役も演るんだね」なんて、常に驚いてもらえるような女優になれたらいいですよね。

(取材・文/大野智己、撮影/橋本雅史 写真集『風の名前』(ワニブックス)より、栗山秀作〈インタビュー〉、スタイリスト/米丸友子〈インタビュー〉)

小芝風花のグラビアが掲載されている『週刊プレイボーイ』11号(2月29日発売)は絶賛発売中!

■小芝風花(KOSHIBA FUKA)1997年4月16日生まれ 大阪府出身 身長156cm 血液型=A型○「ダイドードリンコ「miu」のCM他、ラジオ『SCHOOL OF LOCK!「GIRLS LOCKS!」』(TOKYO FM、毎週月曜~木曜22:15~)の毎月第1週目担当、『小芝風花のcolorful morning!』(文化放送、毎週土曜6:50~)にも出演中。3月15日発売予定のファースト写真集『風の名前』(ワニブックス)発売イベントを3月20日(日)12:00~、東京福家書店新宿サブナード店にて開催予定。最新情報は公式ブログをチェック!http://ameblo.jp/fuka548/