ウイイレガールズと青春の男部屋で「ウイニングイレブン」を楽しむことができるとは!

寝ても覚めてもゲームをしていたあの頃。友達と一心不乱でコントローラーを握りしめ、ゲーム画面に釘付けになった青春の日々。それも、もう返らぬ過去の話なのか…。

2016 年3月某日。30代も後半に差しかかった記者は、鬼ゲーマーだった若き日のことを思い返していた。愛する妻にTVゲームを没収され、早10数年。もはや ゲームに触れることも、ゲームをやりたいという情熱さえも失せつつあった…そんな時に突如、“神仕事”が舞い降りた!?

シリーズ累計9千万本超の国民的サッカーゲーム「ウイニングイレブン」以下、ウイイレ のリリース20周年記念ファンイベント「ウイニングイレブン プレイヤーズハウス」を体験取材せよというのだ。しかも、与えられたミッションはただひと つ。シリーズ最新版をひたすらやりまくれという、なんともありがたいもの。記者は全ての仕事を投げ出し、即座に現場に向かった!

会場は東京・六本木ヒルズ内の「ヒルズカフェ」。ここが3月10日から13日までの4日間、「ウイイレやり放題」の場として一般開放されているのである。 外観は「ウイイレ」のファンなら共感必至の「あるある」ワードが無数に刻まれている…もちろん、あのババンギダの姿も!!

説明しよう。ババンギダとは1990年代に活躍した元ナイジェリア代表の快速ウィング、ティジャニ・ババンギダ選手のこと。初期作品において異常な俊足で ファンを熱狂させたウイイレ史上最高の記憶に残る名選手だ。ババンギダが流暢な日本語で「ウイイレまたやろーぜ」と言っている。もう、これはやるしかあるまい。

ババンギダに導かれるように入店すると、目にはIT企業かと思わせるほど規則正しく並んだディスプレイ(プレイステーション付き)が飛び込んできた。カウンターでドリンクを購入すれば準備は万端、あとは無料で心置きなく「ウイイレ」を楽しむのみだ。

ん? フロアの端に何やら男子学生の部屋のようなセットがあるではないか。あれ、なんスか?

生足姿のマーメイド、ウイイレガールズと対戦!

どうやら、記者のような大人の事情で現役から離れてしまった初期ユーザーに「もう一度、あの頃を!」とのコンセプトで、90年代の男子部屋を完全再現した 「ウイイレ部屋」なのだとか。当時を懐かしんでもらえるよう、本棚には90年代に発刊された専門誌『サッカーダイジェスト』まで…さらに襖(ふすま)には 元イタリア代表FWロベルト・バッジョのポスターが貼られているという細かさ。あぁ、我が青春…。

その時、その襖から大きめのユニフォームをすっぽりと着用した、生足姿のマーメイド(えげつない美女)が入ってきた! な、何やつ!!

「ウイイレガールズでーす♪ 私たちと一緒にウイイレやりませんか?」

なんだ、なんだ、この神展開! 青春時代を思い出させてくれるだけでなく、当時は叶えられなかった、美女(しかも大きめユニフォーム姿の)とウイイレを楽しむという夢まで実現してくれるというのか!

ちなみに彼女達、かなりのウイイレ巧者で、記者はババンギダ並みのスピードで瞬殺されてしまった。いや、生足が気になりすぎて、プレーどころじゃなかったから(震え声)。でも、負けて悔いなしですわ!

プレイ後には、会場内にデカデカと飾られていた『ババンギダ』パネルで、ババンギダと写真撮影もできちゃう。

ところで、こんな会場での過剰なまでの「ババンギダ推し」状態。聞くところによると、このイベントのためにスタッフがアフリカまで飛び、本人と名義使用契約を交わしたという。このババンギダにかける異常なまでの執念…彼のウイイレにおける重要度をわかっている往年のファンならば、思わずほくそ笑んでしまうことだろう。

ちなみに、3月13日まで一般公開されている「ウイニングイレブン プレイヤーズハウス」は夜23時まで営業時間を確保しているとのこと。都内近郊に住んでいるウイイレOBよ、アフターファイブに六本木で会おうぞ! 全国からウイレレガールズと対戦すべく駆けつけるのも上等だ。

そして、アツい思いも持ちつつも、どうしても参戦できない戦士よ! ソッコー、最新版ウイイレを買って、あの頃を思い出しながらプレーしてみてはどう?(結構、燃えるよ)