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なぜ今、外国人記者の視点が必要なのか? 討論番組MC・パックンが語る 「日本で100歳を迎えたいから、言っておきたいことがある」

[2016年03月24日]

「外国人記者は見た!日本inザ・ワールド」のMCを務めるパックン。来日23年、今の日本に思うことは?

本連載がスタートしたのは昨年秋だが、時期を同じくしてBS-TBSで「外国人記者は見た!日本inザ・ワールド」という番組が始まっていた。

日本の大手マスコミによる報道だけでは見えてこない「真実」を外国人記者たちに聞く…というスタンスは全く同じだ。ということで、「週プレ外国人記者クラブ」第26回は特別編として、同番組の収録現場を訪れ、MCを務めるお笑いコンビ「パックンマックン」のパックンこと、パトリック・ハーラン氏に話を聞いた。

***

─パックンが来日したのは1993年。非自民の細川護煕内閣が誕生し、いわゆる“55年体制”が崩壊して日本が大きな曲がり角に直面した年です。その後も日本には幾度かの変革のチャンスがありましたが、パックンが日本に住んで肌で感じた最も劇的な変化は?

パックン やはり、自民党の党内派閥が事実上なくなったことは非常に大きな驚きでした。現在も一部に派閥の流れは残っていますが、かつてのような“派閥政治”は見られません。来日する以前、日本について聞かされていたのは「事実上の一党独裁の国だ」ということ。1955年に当時の自由党と民主党が合併して自民党が結成されて以降、細川政権が誕生するまで一貫して自民党政権が続いたわけですから、外国から「一党独裁」と見られるのは当然のことだったと思います。

しかし、かつては自民党内に右寄りから左寄りまで異なる政策的主張を持つ派閥が存在し、互いに牽制し合うことで、55年体制が続いていた当時も日本全体の政策的バランスは保たれていたと思います。また、旧社会党など有力な野党も存在していました。

こういった過去を踏まえて、現在の安倍政権を見ると「本当の一党独裁に近づいた」と感じます。自民党内に政権と異なる政策を主張する派閥も存在しないし、自民党を脅かすような野党も見当たらないからです。2015年に強行採決された安全保障関連法は、その結果だと考えています。

もうひとつ、日本の変化で感じていることは、洋楽・洋画に対する若者の関心が薄くなったことです。1990年代前半といえばマドンナ、マイケル・ジャクソン、マライア・キャリーが絶頂期を迎えていた時代で、日本の若者たちも大きな関心を寄せていました。映画の世界でも同様でした。それが、現在の日本の若者が聴くのはJ-POPのアーティストたちばかり。映画も、日本の映画産業にとってはいいことですが、洋画よりも邦画が人気なのは新しい動き。

これは、一体、なぜなのか?

バブル崩壊後の“失われた20年”で、日本には海外のトップアーティストを呼んで来日公演させる経済力がなくなったから? あるいは、現在の世界では2014年にイギリスからの独立を問う住民投票が行なわれたスコットランドや、同様にスペインからの独立を求めるカタルーニャ州のように経済のグローバル化が進む一方で民族のアイデンティティ意識が高まっているから?

まあ、様々な要因が考えられますね…。いやいや! 「様々な要因が考えられます」というのは“面白くないコメント”の典型でした。失敬!


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