今や日本球界でもすっかりおなじみとなったボブルヘッド人形

昨年の各球団別選手年俸の平均額が公表され、ついに日本一となったソフトバンクが巨人を抜き、トップとなった。

人気面でも大谷翔平、中田翔(北海道日ハム)に柳田(ソフトバンク)、おかわりクンこと中村剛也に秋山翔吾(埼玉西武)と数多くのスター選手を代表に送り出し、今や「野球はパ・リーグ」といってもよいほどの勢いだ。

ところが、実はパ・リーグは野球以外もすごい! というわけで、発売中の『週刊プレイボーイ』19・20合併号では各球団のコラボ&限定アイテムやチアリーダー、選手プロデュース弁当まで紹介しているが、その中で12球団ファンクラブ評論家の長谷川晶一氏が、大人気のこのグッズについても紹介、解説している。

***球場来場者へのプレゼントだったり、ファンクラブ会員へのポイント特典だったり、あるいは公式ショップで市販されていたり。今や日本球界でもすっかりおなじみとなったボブルヘッド人形。

「12球団ファンクラブ評論家(R)」として全国のスタジアムで観戦を続けていたら、気がつけばわが家にはボブルヘッドの山が…。試しにそれらを全部並べてみたところ、総勢38体もあった。ここまでくると、「三十三間堂か!」というほどの壮観さだ。

全部並べてみてつくづく感じたのは、表情、雰囲気が激似のもの、ポーズやシチュエーションが的を射ているものがある一方、問題があるものも少なくないことだ。

多くのファンが感じているであろうボブルヘッドへの不満。それが「似てない問題」だ。

今年、ヤクルトが3Dプリンターを駆使して本人ソックリなボブルを誕生させたものの、それはレアケース。いまだ多くの球団のボブルは本人とは似ても似つかぬものが多い。なぜ似ていないのか?

ハッキリ言おう。これはボブルの製造過程に原因があるのだ。

なぜ、似てないボブルが誕生するのか?

というのも、ボブルは基本的に一体一体、手塗りなのだが、残念なことに、そのほぼすべてが「メイド・イン・チャイナ」。おそらく異国の人々がなんの思い入れもなく、せっせと内職に励んでいるために、似ても似つかないボブルが誕生するのだろう。

似てないボブルヘッドほど悲しいものはない。各球団の商品開発担当の皆さん、クオリティの底上げをお願いします!

そして今回、パ・リーグ各球団のボブルヘッドコレクションを紹介したが、どうしても西武のものが見つからない…と思ったら、それもそのはず、西武だけ作っていないのだ。

球団関係者に尋ねてみたところ、「これまで何度も“ボブルを作ろうか?”と議題に上るんですが、なかなか実現に至らないんです…」と歯切れの悪い答え。

ぜひ、華麗なピッチングフォームの岸孝之、力強いフルスイングの森友哉らのボブルを期待したい!

***そんなボブルヘッド人形の写真、さらに他にも山ほどあるパ・リーグの魅力的な“野球意外”情報について、発売中の『週刊プレイボーイ』19・20号で詳細に紹介しているので、ぜひお読みいただきたい。

■『週刊プレイボーイ』19・20合併号(4月25日発売)「このパ・リーグ球団の『野球以外』がすごい!」大特集より