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出版差し止め要求に波紋…『日本会議の研究』著者が怖れていたこととは?

[2016年05月16日]

『日本会議の研究』の著者である菅野完氏

安部内閣の閣僚の多くが、その関連組織(日本会議議連)に所属し、政策にも大きな影響を与えているとされる、保守系市民団体「日本会議」。この組織の実体に迫った一冊の本が今、大きな注目を集めている。

それが菅野完(たもつ)氏の著書、『日本会議の研究』(扶桑社新書)だ。

発売前から重版が決定し、発売直後から品切れが続出。中古本市場では一時、定価の十数倍もの値段がつく一方で、出版元には「日本会議事務総長・椛島有三」の名義で、直(ただ)ちに出版の差し止めを求める申し入れ書が届くなど、当の日本会議もカンカンのご様子。まさに話題騒然だ。

渦中の菅野氏がこう語る。

「こうして、この本(『日本会議の研究』)に大きな反響をいただくことは大変ありがたいことですが、実を言うと少し怖い気持ちもあります」

と、菅野氏は現在の心境をこう話し始めた。何か身の危険を感じているのか?

「いえそうではなくて、私がこの本の基になった扶桑社の情報サイト『ハーバー・ビジネス・オンライン』での連載『草の根保守の蠢動(しゅんどう)』を書き始めた当初は、『単なる陰謀論にすぎない』という見方をする人が多かったにもかかわらず、こんなに売れてる。

ですから、どういう人がどういう目的で、この本を読んでくださっているのかが、まだわからない。それが怖いというのが正直なところです」


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