『BONABONA BZ-MC81』(CCP)。豆ひきから全自動のゼータクなミル付きコーヒーメーカー。メッシュフィルター式なのでペーパーフィルターがいらず経済的、そして手入れもカンタン! 本誌ではこの他にも魅力的な納涼家電を多数紹介!

記録的に暑い夏だった2010年以来、6年ぶりとなるラニーニャ現象&超猛暑が予測されている今年の夏。本来なら一大商機となるはずの家電業界だが、何やら異変が起きているらしい…。

大雑把に説明すると、ラニーニャ現象の年は日本周辺の海水温が上がり、猛烈な暑さが陸地にまでドバッと襲来する。そして、日本の気象庁も米気候予測センターも「今年の夏はラニーニャ発生の可能性大」と、絶賛警告中なのだ。

さらに、今年の猛暑はロングランになる可能性も高そう。スタートダッシュから猛暑に襲われ、例年なら暑さが弱まるお盆過ぎにも猛烈な残暑が続くとの予測も…。つまり、ヘタをすれば6月下旬から9月まで続く殺人猛暑。だからこそ、家電業界にとってはチャンスというわけなのだ。

家電ジャーナリストの、じつはた☆くんだ氏が説明する。

「ちなみに、業界的にいえば納涼家電の商機は梅雨明け前の約2週間。この間に1年間の売り上げの7割をさばくという壮絶な短期決戦なんです。今年の梅雨明けは7月中旬頃と予測されているので、商戦のピークは6月末から7月中頃までということになります」

しかし実際の買い時はもう少し早く、6月中にやって来る。理由はボーナス商戦だ。

「ビックカメラを除く大手量販店にとって、6月は決算上の第1四半期の締め月で、なんとしても売り上げ数字が欲しい。

ボーナス支給日のピークは6月30日から7月10日頃ですが、6月25日の給料日過ぎには、ボーナスを見込んで気の大きくなった客が、チラシやTVCMに釣られて一気に店頭へなだれ込む。そこでイチ押し製品は一気に売れてしまう…。

つ・ま・り! 今年バカ売れ必至の優良な納涼家電を手に入れるには、今月中に血眼で探し回る必要がある!」

ボーナス商戦で納涼家電を狙うなら急げ!という理由は?

ただし、今年のボーナス商戦は異常事態。ラニーニャ現象の他にも、シャープ買収、東芝の不正会計ショックという要因に加え、中国製造業の倒産ラッシュという事態まで起きている。昨年以来、金融危機のあおりをうけて、たくさんの工場がつぶれているのだ。

これによって、日本の中小家電メーカーの主力である低価格製品が、致命的な“タマ不足”に陥っているのだとか。そのため、ボーナス商戦で納涼家電を狙うのは、早ければ早いほうがいいと言えるのだ。

では、どんな家電を買えばいいのか? というわけで、発売中の『週刊プレイボーイ』26号では、今年の狙い目な納涼家電を紹介!

鴻海による買収が決まる前に、泣く泣く放出された優良家電が出回っている「旧シャープ製品」のエアコンの他、体の内側から涼しくなる意外なお買い得商品などの詳しい情報を取り上げているので、是非そちらもお読みいただきたい。

(取材/近兼拓史)

■『週刊プレイボーイ』26号(6月13日発売)「史上最凶スーパー猛暑は最新納涼家電で乗り切れ!!」より