京セラドーム大阪に観戦に訪れた人は斬新すぎるユニフォームに驚いた?

6月12日のオリックス対横浜DeNA戦。京セラドーム大阪に観戦に訪れた人はさぞかし驚いたのではないか?

というのも、オリックスの選手たちがパジャマのようなチェックのユニフォーム姿で登場したからだ。しかも色彩がすごい。ピンクと濃紺のブロックチェックときてる。一体、これは何!?

オリックス広報担当者が説明する。

「昨年から始めた球団イベント、『Bsオリ姫デー』『Bsオリ達(たち)デー』(年間7試合)に合わせた今年の限定ユニフォームです。『オリ姫』は女性ファン、『オリ達』は男性ファンを意味し、選手は『オリ姫デー』にはピンクのチェック、『オリ達デー』にはブルーのチェックのユニフォームを着て、公式戦を戦います」

聞けば、この限定ユニフォーム、日本を遠く離れたアメリカでも「斬新だ!」と大評判で、『USA TODAY』Web版などで大々的に紹介されているのだとか。

いや、確かに斬新ではあるが、ちょっとやりすぎでは…。そもそも、ユニフォームは戦闘服。ブルーのチェックはまだしも、ピンクのチェックはカジュアル感が半端なく、とても敵チームと戦う闘志が湧いてこなさそう。本当にオリックスナインは納得ずくで、このユニフォームを着用しているのか?

「はい。多くの候補からベストのデザインを選んだ結果が、このユニフォームです。選手たちも最初は驚いていましたが、今では『斬新でカッコいい』と大好評です」(広報担当者)

一部には「パジャマみたい」との意見もあるようですが?

「いろいろなご意見が出て話題になるのも我々の狙いのひとつでして、それもありがたいと思ってます」(広報)

オリックスファンの反応は…

も、もしや球団も確信犯なのか!? そこで球場でオリックスファンにも聞いてみたが、皆、微妙な表情…。

「ちょっと奇抜すぎや(苦笑)。相手チームを『今日は公式戦じゃなく、レクリエーションの野球大会なのか?』と油断させ、勝ち星を拾う作戦なのかと思うたわー」(30代女性)

「駿太とか若月みたいな若手の美形選手なら似合うかもしれんけど、小谷野とかヨシオ(糸井)らオッサン連中にはアカンやろ(笑)。違和感ありすぎや。中でも一番似合ってないのは福良(ふくら)監督。猿っぽい顔立ちにピンクのチェックはまさしく罰ゲームや!」(40代男性)

さらにはこんな不満も…。

「この限定ユニフォームを着用した試合は、4試合で1勝3敗。特にピンクチェックの時は0勝2敗と、全く勝てていない。相手チームを油断させて勝ち星をゲットするどころか、オリックスナインのほうがリラックスしすぎて、負けが先行しているとしか思われへん。8月にもピンクチェックでのゲームが2試合予定されているけど、もう2敗が確定しているようなもんや」(50代女性、オリ姫ならぬ“オバ姫”)

オリックスは現在、首位のソフトバンクとは17ゲーム差の最下位に沈んでいる(6月15日現在)。チームの奮起と、せめて8月のピンク着用デーでの勝利を期待したい。

(取材・文/ボールルーム)