アイドリング!!!の元メンバー、後藤郁が1年半ぶりの休業を経て、女優として活動を再開! 

美少女なのにちょっぴり天然の愛されキャラとして人気だったアイドリング!!!の元メンバー、後藤郁(かおる)が1年半ぶりの休業を経て、女優として活動を再開! 

発売中の『週刊プレイボーイ』28号では、初となるソログラビアも披露。“女優爆誕!”と題し、黒やベージュの大人っぽい水着など、過去にない美しくも妖艶な姿を8ページの袋とじで大胆挑戦し、復活を待ち望んだファンを熱く沸かせている。

現在20歳となった彼女だが、2010年からアイドリング!!!のメンバーとして活躍、人気を誇った。だが、2014年、家庭の事情によりアイドリング!!!を卒業。芸能活動も休止し、以降、その姿を公に見せることはなかった。

そんな彼女がまさかの復活。5月には写真展『~ a girl ~』を開催し、のべ1千人ものファンを集め、6月には舞台『ダンガンロンパ~希望の楽園と絶望の高校生~2016』に出演と今後の活動が期待される中、活動再開に至った心境と空白の1年半に迫った!

―1年半の休業を経て、復帰後初となる今回のグラビア。もうドキッとしましたよ、以前に比べて随分大人っぽくなってるんで!

後藤 ありがとうございます。でも、もう20歳ですからね!

―袋とじを開いてみたら、またビックリで! シャワーシーンなど艶っぽい場面も満載で。恥ずかしくはなかったですか?

後藤 撮影中はスイッチが入るのでなんとも思わなかったですね。それにキレイに撮っていただいてるし。でも素に戻って、後で見返すとちょっと照れますけど(笑)。

―特に自分で好きなカットは?

後藤 どれも好きなんですけど、青いワンピースを着て海に入ったカットかな。カメラマンさんに言われたわけじゃなく、自分から「いっちゃえ!」って勢いでやったんですけど、実は水が冷たくて(笑)。すました顔をしてますけど足がちょっと震えてるんです。

―あははは。露出もそうですけど、思い切りがいいですね!

後藤 今回、このグラビアに出られてすごく嬉しくて。私、最初に雑誌に出たのが週プレさんなんですよ。2010年にアイドリング!!!のオーディションを受けたんですけど、その経過を週プレさんが載せてくれたんです。

―あ~、やりましたね(2010年5号掲載)。後藤さんは尾島知佳さんらと一緒にやや緊張した表情で写ってました。

後藤 だから今回、第2のスタートも週プレさんからって勝手に決めてて。希望が叶って嬉しいです。ありがとうございました!

一度、立ち止まって考えてみたかった

―いやいやこちらこそ(笑)。でも後藤さんといえばアイドリング!!!と派生ユニット、アイドリングNEOで活躍し、ドラマや映画でも活躍した人気者。あらためて、芸能活動を休止した理由を聞ければと。

後藤 高校を卒業するタイミングだったり、親の体調が悪くなったり、いろんなことが重なったんですけど。一番は自分を見つめ直したくて。14歳から4年間、がむしゃらにお仕事させていただいたんですけど、自分でこれからどうしたいのかがわからなくなってきちゃって。一度、立ち止まって考えてみたかったんです。

―地方でのんびり過ごしてきた中学生が突然、東京のど真ん中で大人に囲まれて仕事するんだもん。悩まないほうがおかしいですよね。でも立ち止まれるのも勇気があるというか。偉いなと。

後藤 ありがとうございます。でも最初の2年間とか目まぐるしすぎて記憶がほとんどないですもん! 落ち着いてるとか大人っぽいとか言われてましたけど、中身は田舎のただの子供ですから。

―そこでリセットしてみて。休業中はどんな生活を?

後藤 私の実家って、人よりもイノシシと出会うことが多いくらいの森の奥にポツンとあって。そこに引きこもって犬と猫を愛でてました(笑)。とはいえDVDで映画を見たりとか、あと舞台を見に行ったり。そうしてるうちに段々、女優さんになりたいって思いが強く湧いてきて。

私、元々、女優になりたくて、この世界に入ったんです。そこからアイドルをやるようになったんですけど、その頃もドラマや映画に出させていただいて、その現場が一番楽しかったし、好きだったし。自分はお芝居をもっとやりたいんだって気持ちが強くなりました。

―そこで具体的に復帰しようと思ったキッカケは?

後藤 19歳から20歳になったことですね。10代の間は親と離れてたから、その分、地元に戻って子供として甘えてましたけど。20歳になるともう子供と見てくれない、タイミング的にもそろそろだと思ったし、ここは腹をくくって強くなろうって。誕生日の前日にひとりで号泣して10代とお別れして、復帰を決めました。

―その最初のお仕事が舞台『ダンガンロンパTHE STAGE2016』。これは自分でオーディションに応募したとか。

後藤 雑誌で見つけてたんですけど、事務所に所属していない一般の人っていう応募条件があって。私、ちょうどフリーだったしアニメもゲームも大好きだったので受けました。

嬉しくて泣けてきました…

―人前に立つのは久々でしょ。結構、緊張したのでは?

後藤 家族以外の人と話すのも久々だったし足が震えました。でも絶対に負けたくなかったし、あと募集していたのが“超高校級のアイドル”という役で、それは経験からも私が一番理解できるはずだって思い込んで。役柄のコが激しい一面を持ってることもあって、自己PRの時、ガスのモデルガンを持ち込んでSWATチームが潜入するところをやりましたね。

―それまた思い切ったことを! その甲斐あって合格したと…。

後藤 はい。絶対に落ちたと思ってたんですよ。だから受かったと聞いた時は号泣しちゃって。演出の方とお会いした時はエアガンよりアイドルとしての佇(たたず)まいがよかったからって言われましたけど(笑)。でもこれで第一歩を踏み出せるかなって嬉しくて。

―今もアニメやゲームが好きって話が出ましたけど、プライベートでの趣味って…。

後藤 漫画とかゲームですかね。あと趣味とはちょっと違うけど料理はよくします。

―へ~。どんなものを作るの?

後藤 パンやクッキーも焼くし、なんでもできますよ。私、外食があまり好きじゃないんで、家で落ち着いてご飯を食べたくて。あるものを使ってなんでも作ります。この間はナスのおひたしに挑戦して、丸一日かけて油と戦ったし。

―家庭的ですね。いい女優さんばかりか、いいお嫁さんにもすぐなれそう。では、好きな男性のタイプは?

後藤 どちらかというと職人肌の人が好きです。吹いたりしないで黙々と仕事を極めるみたいな不言実行タイプ。そういう人が一途に想ってくれたら幸せですね。でも自分からは絶対に言い出せなくて、片思いで満足しちゃいますけど。うふふふ。

―では最後に、女優復活で今後やってみたいお仕事は?

後藤 昔からやってみたいのは時代劇ですね。小さい頃からおじいちゃんの足元でずっと見てたし、私、初恋の人が『暴れん坊将軍』の新さんなんで(笑)。あと、居合一級も持ってるんでアクションにも挑戦したいです。

―子供からお年寄りまでいろんな世代に見てほしいと。

後藤 そうですね。ジャンルだけじゃなく、舞台、映画、ドラマ…なんでも挑戦していきたいです。こう見えてハングリー精神は旺盛なんで。

復帰することをお知らせする意味で5月に写真展をやらせていただいたんですけど、もしかしたら誰も来てくれないんじゃないかなぁって不安だったのに、6日間で1千人もお客さんが来てくれて。しかも皆さん、口々に「おかえり」って。

なんだか泣けてきましたね、嬉しくて。ずっと応援し続けてくれた方々にも喜んでいただけるよう、これからも自分を磨いてもっともっと活躍していきたいと思います。

■後藤郁のグラビアが掲載されている『週刊プレイボーイ』28号(6月27日発売)は絶賛発売中!

(取材・文/大野智己、撮影/魚住誠一、取材撮影/武田敏将)

■後藤郁(GOTO KAORU)1995年10月16日生まれ 大分県出身 身長156cm B85 W58 H81○出演する舞台『ダンガンロンパTHE STAGE 2016~希望の学園と絶望の高校生~』の情報は公式サイトで http://www.cornflakes.jp/dangan/2016/ 彼女の最新情報は公式ブログでチェック http://lineblog.me/gotoukaoru/