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英のEU離脱で世界中が危うい“昔はよかった”現象とは

[2016年07月05日]

英紙『ガーディアン』の日本特派員を務めるジャスティン・マッカリー氏(撮影/長尾 迪)

イギリスのEU離脱に世界中が衝撃を受けているが、まだまだこんなもんじゃない。今、世界各地で「昔のほうがよかった」と感じている人々の心を、未来を語るふりをしながらわしづかみにする、言葉巧みなリーダーたちが人気なのだ。

異例の国民投票に踏み切ったイギリスがそうだ。事前の予想では残留派の勝利が濃厚とみられていたのに、まさかの離脱決定となった。

はっきりしている要因は、高齢者ほどEU離脱を支持したという事実だ。世論調査会社YouGovの調査によれば、18歳から24歳の若者は7割以上がEU残留に票を投じたが、年代が上がるほどその割合は減少。50歳から64歳は55%以上、そして65歳以上に至っては60%を超える人々が離脱に投票している(しかも高齢化で若者は絶対数が少ない)。

こうした高齢者たちの胸の内にあるのは、「昔はよかった」という(若者にとっては迷惑この上ない)懐古主義だという。英紙『ガーディアン』の日本特派員を務めるジャスティン・マッカリー氏はこう語る。

「EU離脱の背景には増え続ける移民への不満があるといわれますが、それはあくまでも表面的な話。離脱派の根本には、経済政策、社会福祉政策、賃金などに対する不満があり、彼らはそれを『昔はよかった』という気持ちにすり替えているわけです」

そんな高齢者たちの心を利用して煽(あお)りまくったのが離脱派の政治家たちだ。

「ボリス・ジョンソン元ロンドン市長、ナイジェル・ファラージ英国独立党党首、ダンカン・スミス元保守党党首らは、『独立を取り戻す』『イギリスの誇り』といったシンプルなメッセージを多用。移民やEUの官僚を“仮想敵”に仕立て上げ、一般庶民の敵意を膨らませていきました。

特にジョンソンは元ジャーナリストで世間の認知度も高く、言葉の巧みさ、演説のうまさ、一種のカリスマ性でEU離脱キャンペーンの主役として活躍。日本でいえば石原慎太郎元東京都知事に近いかもしれません」


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