コンビニ冷やし中華にちょい足しするだけで満足感がアップ!

ムシ暑い季節がやって来た! この時期、コンビニに行くと無性に食べたくなるのは…そう! 冷し中華。もちろんそのまま食べても美味(おい)しいけど、簡単に手に入る食材を加えるだけで、満足感が格段にアップ。幸せもちょい足しされるのだ!! ここではそんなオススメのレシピをご紹介していこう!

* * *

【ちょい足し+その1】 簡単一品プラス

幸せちょい足しレシピを教えてくれたのはコンビニ大好きライターの中川哲司氏。

本誌記者(以下、記者「そもそも、冷し中華のあの甘酸っぱい味に何か足して美味しくなるものなんですか?」

中川「別々に食べたほうが美味しいという人もいますが、それは大間違い! そのまま食べると“1”でしかなかった味が、あの酸味の効いたスープに合わせることで“1+1=2以上”になることもあるんです。試さない手はないですよ!!」

記者「うーむ。では、早速教えてください!」

中川「まずは初級編。簡単に一品のせるだけで美味(うま)くなる食材から。サバの味噌煮缶詰です。東北地方ではそうめんのつゆにサバの水煮缶を入れて食べたりするそうですが、冷し中華には濃い味の味噌煮のほうが合います!」

魚をのせてヘルシーに!! コンビニでは水煮と味噌煮の缶詰が売られているが、水煮は少し生臭さが残るので、味噌煮がオススメ!!

というわけで、記者が実食。

記者「確かにサバの甘い味つけがスープに合う! 酸味と味噌味それぞれの風味も壊していない! 逆に、水煮だと少し生臭さを感じるのでやっぱり味噌煮がベストですね」

中川「ほかにも、ホットスナックのコロッケをのせるだけでも美味いですよ! 甘酸っぱい冷し中華のスープをコロッケが吸うと、ジャガイモの甘みが増してグッド。ジャガイモをスープに崩しながら食べるといい感じです」

 

コロッケはあらかじめ小さく割っておくなど、崩れやすくすることがポイント。中のジャガイモをうまくスープに溶かして味わおう

 

健康を考えたレシピとは!?

【ちょい足し+その2】 健康サラダレシピ

中川「続いては健康を考えたレシピ。ただサラダをのせるだけだと芸がない、というか美味しくないので、サラダとさらに一品のちょい足しです。まずはマカロニサラダ。冷し中華とマヨネーズって合いますよね。スープにマカロニサラダのマヨネーズを溶かしながら味の変化を楽しみましょう!」

マカロニのムニッとした柔らかな食感と中華麺のコシのある食感が絶妙に合う。マヨネーズがスープに溶けていき、どんどん美味に!

記者「うん。美味い! マカロニの柔らかい食感と麺のシコシコ感。ふたつの食感が同時に楽しめるのが面白い!!」

中川「お好みで、ゴマドレッシングをかけてもいいですね。さて、続いてはイチオシ! サラダの上から冷製のコーンスープをかけるとこれが激ウマなんです」

編集部イチオシ! コーンスープの甘みが全体をうまくまとめている。とろみがあって、サラダとも麺ともよくからんで美味い

記者「うぇぇぇぇ~(疑)」

いやな顔をしながらも食べてみる記者。

記者「………………。メッチャクッチャ美味いじゃないですかぁ!!! コーンの甘みが最初にきて、その後、程よい酸味が追いかけてきます。サラダのドレッシングとしてもいい塩梅(あんばい)ですし、スープとからんでも美味い。これは大発明級ですね!!」

満腹になるカサマシレシピとは!?

【ちょい足し+その3】 満腹カサマシ術

中川「お次は満腹になるカサマシレシピ。意外に合う組み合わせはカップ焼きそばです。なかでも、一平ちゃん夜店の焼そばについてくる、からしマヨネーズは冷し中華のスープと相性バツグン」

記者「げぇぇぇぇぇ」

もはや何を信じていいのかわからず食べてみると……。

記者「お約束的で申し訳ないですが、これもメチャクチャ美味いっ!! ソースの味が勝つかなと思いきや、いいバランスを保っていますし、焼きそばの細麺と冷し中華のモチモチした中太麺の違った食感がイイ! 焼きそばの麺と中華麺のバランスを変えながら食べると、味も食感もいろいろ楽しめますね!!」

 

意外な組み合わせだが、これがハマる味。からしマヨネーズとの相性は、言わずもがな良し。ソースとの相性もピッタリなのだ!!

中川「他にも手巻き寿司は冷し中華のスープとよく合って、なおかつ満腹になります。アクセントとして岩のりを少し入れると和の風味が感じられますよ!」

 

巻き寿司はあらかじめほぐしておこう。ツナマヨも冷し中華によく合う。アクセントとして岩のりを加えると、和の風味が楽しめる

 

『週刊プレイボーイ』26号「コンビニ冷やし中華を10倍美味しく食べるちょい足しレシピ10」では、さらに激変アレンジレシピやお菓子ちょい足しレシピをご紹介。是非こちらもお読みください!

(撮影/松田嵩範)