『キン肉マン』シリーズは累計7500万部を突破! これを記念して、現在コミックスを2ヵ月連続刊行中!! 『キン肉マン』55・56巻 定価 各400円(+税)

全国のいたいけな少年少女諸君! 7月29日が何の日だかご存じかな? そうです、この日は金(キン)曜日の29(ニク)日、つまり「キン肉マンの日」なのであります!

いや…決してただのダジャレではなく、これは「日本記念日協会」が公式に認定するれっきとした記念日なのです。その日について、同協会が解説する内容は以下の通り。

1979年に集英社の「週刊少年ジャンプ」に連載されて以来、多くのファンを獲得した日本を代表する漫画作品でありアニメ作品である「キン肉マン」(ゆでたまご原作)の記念日をと集英社が制定。日付はキン(金曜日)と肉(29日)を組み合わせたもので、1年に数回しかめぐってこない』(「日本記念日協会」公式HPより抜粋)

なお、この申請が行なわれたのは2007年で、『キン肉マン』の記念年にあたる29(ニク)周年の前年のこと。これがめでたく認定され、以来翌2008年からは「29日」と「金曜日」が重なる日は必ず何かしら作品を盛り上げるイベントが開催されてきたというわけである。

その第1回に当たる2008年2月29日(金)から数えて、2016年7月29日(金)は第15回目の「キン肉マンの日」。そこで、せっかくですからこの記念すべき日にこれまでどんなイベントが行なわれてきたのか、以下ざっと振り返っていきましょう!(文中敬称略)

第1回 2008年2月29日(金)記念すべき初回は、東京・新宿バルト9で「キン肉マン29周年スペシャルイベント」を開催。ゆでたまご先生、串田アキラ、バッファロー吾郎、ケンドーコバヤシ、ジャイアント白田、ミノワマン他、多彩なゲストを迎えてのライブやトークショー、事前に募集した「ファンが選んだベストバウト」上位作品の発表会などが行なわれた。さらに翌日3/1~3/7まで同劇場にて「キン肉マン映画祭」と銘打ち、過去に製作された劇場版全7作品、1日1作品ずつの上映も。

第2回 2008年8月29日(金) 生誕から29周年までの歴史を集大成した記念本『生誕29周年記念出版 肉萬~キン肉マン萬之書~』が集英社より発売。『キン肉マン』を愛する格闘家、漫画家、アーティスト、お笑い芸人など、多彩なゲストの寄稿や貴重なインタビュー記事が満載の他、特別読切「ウォーズマンビギンズ 仮面の告白!の巻」が初掲載された。

第3回 2009年5月29日(金) 今なお伝説として語り継がれるリアルプロレス興行「キン肉マニア2009」を後楽園JCBホールで開催。永田裕志、中西学、大森隆男、男色ディーノなど第一戦で活躍するプロレスラーとキン肉マンの超人たちがトリオを組んで闘う6人タッグ・トーナメントで、並み居る強敵を退けまさかの大穴「永田裕志&ビッグ・ボンバーズ(カナディアンマン・スペシャルマン)組」が涙の優勝。そしてメインイベントは「キン肉マンvs美濃輪育久」(※当日はあえて「ミノワマン」としてではなく本名で登場)のスペシャルマッチ。最終的にはキン肉マンがキン肉バスターを決めて勝利。その後、幼いころからぜんそくを抱えながらもプロレスラーの夢をあきらめなかった美濃輪を讃えるキン肉マンとのやり取りが会場中に大きな感動を呼んだ。

22年ぶりとなるコミックス続刊の発売も!

第4回  2010年1月29日(金) 『キン肉マン』というタイトルでは22年ぶりの続刊として、ジャンプコミックス37巻(読切集)が発売。東京・新宿の紀伊国屋書店で、ゆでたまご両先生そろってのサイン会を開催。

第5回 2010年10月29日(金)東京・新宿ロフトプラスワンにて、ゆでたまご両先生がゲストに歴代担当編集者やキン肉マン芸人を迎えて行なうトークライブ「マッスルサミット」を開催。「週刊少年ジャンプ」時代の4代目担当・茨木政彦、『キン肉マンⅡ世』初代担当・貝山弘一、バッファロー吾郎らが駆けつけた。サプライズで前日10月28日生まれのゆでたまご原作担当・嶋田隆司先生の誕生祝いも。

第6回 2011年4月29日(金)東京・ベルサール原宿で『キン肉マン』原画展を開催。チャリティーサイン会、キン肉マン着物の展示に加え、全国少年少女レスリング大会へのスポンサードの記者会見なども行なわれた。特別ゲストでプロレスラー・小橋建太、声優・神谷明らも来場し、会場を盛り上げた。

第7回 2011年7月29日(金)新潟県新潟市東総合スポーツセンターで開催された「第28回全国少年少女レスリング選手権大会」をスポンサード。ゆでたまご原作担当・嶋田隆司先生も来場。参加者全員に配られたトートバッグや会員証に使われたキン肉マンは描きおろし。

第8回 2012年6月29日(金)ゆでたまご両先生の故郷である、大阪の新世界・通天閣100周年事業として「新世界100年まつり」の公式キャラクターにキン肉マンが採用され「新世界100周年キン肉マンPROJECT」が発足(~2015年8月まで)。通天閣内に「キン肉マンミュージアム(現在は閉鎖)」がオープンし、阪堺線ラッピング車両運行、南海電車スタンプラリーなども開催され、JR環状線のヘッドマークにもキン肉マンが飾られるなど地域をあげての一大プロジェクトに。

当日は通天閣地下のSTUDIO210で「キン肉マンの日イベント」を開催。串田アキラによるミニライブの他、「週刊少年ジャンプ」時代の初代担当編集者“アデランスの中野さん”こと中野和雄もゲストで登場し、ゆでたまごの両先生と壇上でトークを繰り広げた。

新世界の商店街に並んだテリーマンと嶋田先生

2016年7月29日(金)はなんと!?

第9回 2013年3月29日(金)東京・秋葉原のパセラリゾーツAKIBAマルチエンターテインメントで「串田アキラミニLIVE」「ゆでたまごトークショー」を開催 。トークショーではお笑い芸人のホリ、河口こうへいらも登場し、コアな肉談義を展開。

第10回 2013年11月29日(金) 大阪・日本橋の劇場in→dependent theatre 2ndで「串田アキラミニLIVE」「ゆでたまごトークショー」を開催。「週刊少年ジャンプ」時代の2代目担当編集者・松井栄元(ひでゆき)、フィギュアメーカー・CCP代表・延藤直紀、同じくファイブスタートイ代表・横森高志らが登壇し、ゆでたまご原作担当・嶋田隆司先生とさまざまな『キン肉マン』裏話を展開。

第11回 2014年8月29日(金)東京・ディファ有明でイベント「キン肉マンカーニバル」開催。ゆでたまご両先生と新日本プロレス・棚橋弘至、真壁刀義によるトークショー、ゆでたまご先生描きおろしのサイン入り超人色紙が出品されたチャリティーオークション。さらには声優・神谷明&松島みのりも駆けつけ、現在連載中の漫画『キン肉マン』最新シリーズでのキン肉マンのセリフをあの声で朗読してくれる(!?)という大サービスも。

両先生がキン肉マンと登場し開催宣言をした「キン肉マンカーニバル」

第12回 2015年5月29日(金)東京・台東区の日展新会館で「35Candles キン肉マン~マッスルギャラリー~ tributeプラス」を開催。ジャンプコミックス38~50巻までの最新原画展に加え、21名もの人気漫画家、イラストレーターから『キン肉マン』をテーマに寄稿されたコンピレーション・イラストを展示。5/29~31まで3日間開催。

第13回 2016年1月29日(金)東京・渋谷のCBGKシブゲキ!!で「キン肉マン マッスルショットの巻」と銘打ち、携帯アプリ「マッスルショット」との連動イベントを開催。ゆでたまご原作担当・嶋田隆司先生、串田アキラ、お笑い芸人・ジャガーズの計4人が事前に選ばれたプレイヤーとそれぞれタッグを組んでのゲーム大会、及びトークショーが行なわれた。

第14回 2016年4月29日(金)東京・秋葉原・UDXシアターでキン肉マンのおもちゃを販売展示する「キン肉マントイフェスティバル2016」と同時にイベント「開運!キン肉マン お宝鑑定会in秋葉原」を開催。松尾伴内、なべやかんを司会に迎え、ファンの皆さんが持ち寄った「自宅に眠るキン肉マングッズ」を対象にプロが価格査定。中には最高80万円の値がついた激レア商品も。

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というわけで記念日制定からこれまでに開催された全14回を余すことなく振り返ってみましたが、いかがでしたか。「キン肉マンの日」がどういう日なのか、これでもう皆さんバッチリおわかりですよね。え、長すぎてイマイチよくわからない? へのつっぱりはいらんですよ!

とりあえず『キン肉マン』好きな人が、何かしら声を大にしてお祝いできる機会が年に1~3回くらいあってもいいじゃないですか!?…という日だと覚えておいてもらえれば、あとは難しいことはいらんのです!

第15回「キン肉マンの日」はいよいよ本日7月29日(金)

筋肉アイドル・才木玲佳ちゃんの活躍が話題の「筋肉アイドル・才木玲佳がキン肉マンの必殺技に挑戦」では、同日ブロッケンJr.の「ベルリンの赤い雨」バッファローマンの「ハリケーンミキサー」にトライするぞ! シリーズ累計7500万部突破記念『キン肉マン』特設サイト動画をチェック! http://www.s-manga.net/kinnikuman/

さらに、東京・巣鴨の大正大学で「2016キン肉マン検定試験(&ゆでたまご先生による解答速報)」が開催(当日申込み枠若干あり/詳細はこちら http://www.yudetamago.jp/member/newstopics/news/678

そして、翌7月30日(土)は東京・渋谷のCBGKシブゲキ!!で「Muscle Summer Festival (M・S・F)」と銘打ち、ゆでたまご原作担当・嶋田隆司先生の他、ゲストに島田秀平、串田アキラを迎えて携帯アプリ「マッスルショット」連動イベントを開催。こちらは会場での観覧チケットはすでにソールドアウトですが、イベントの模様はネットで生配信予定ですので、気になる方はぜひご観覧を。詳細はこちら http://games.dena.com/jp/news/2266

また、この「キン肉マンの日」を挟んだ7月から2ヵ月連続で最新ジャンプコミックス55巻・56巻を連続刊行最新56巻は8月4日(木)発売予定です! 55巻では、満を持して登場したこのシルバーマンが長年の友だと語る同志サイコマンと“完璧超人始祖(パーフェクト・オリジン)”同士の大激闘を繰り広げる!http://www.s-manga.net/book/978-4-08-880747-8.html(一部試し読みあり)

原作漫画は今も毎週、当サイト「週プレNEWS」にて絶好調連載中。もしこの記事を読んでいただき、「今」の『キン肉マン』の盛り上がりを知らないという方がいらっしゃれば、今回の「キン肉マンの日」をきっかけに是非ひご注目ください!!

(構成・文/山下貴弘 (c)ゆでたまご/集英社 撮影/井上太郎)