『ナツ☆イチッ!オーディション』のファイナリストたち(左から八木ひなた、空野青空、櫻井優衣、奥津マリリ、朝日花奈、一ノ瀬りと))

「週刊プレイボーイ」と「東京アイドルフェスティバル(TIF)」による公式ガイドブック『ナツ☆イチッ!』の目玉企画、『ナツ☆イチッ! オーディション』。 

「この夏、一番輝いているアイドルを決める!」というコンセプトのもと、「ナツ☆イチッ!クイーン」を選出するということで、発表されるやアイドルファンの間で早くも注目を集めている。

現時点でファイナリスト6名が選出。これまでの経緯と各アイドルのプロフィールは週プレNEWSでもお伝えしてきたが、7月25日には東京・お台場のダイバシティ東京プラザのタワーレコードminiにて「お渡し握手会イベント」が開催された。

また同日夜にはShow Roomにて『ナツ☆イチッ!』特別番組も配信。今回はその長くアツい1日を密着レポート!

改めてファイナリストを紹介するとーー「少女交響曲」の朝日花奈、「palet」の一ノ瀬りと、「フィロソフィーのダンス」の奥津マリリ、「ピンク・ベイビーズ」の櫻井優衣、ソロアイドルの空野青空、そして「ぷちぱすぽ☆」の八木ひなたの計6名。

当日16時。イベントに先立ち、マスコミ向けの記者会見がスタート。全員、色とりどりの水着に着替え、司会を務めるお笑いタレントのユリオカ超特Qの進行でまずは軽く自己紹介。それぞれの表情には緊張感が浮かんでいた。

続く自己PRタイムでは、まず朝日が特技に鉄板焼きを挙げ、「エア鉄板返し」を披露。一ノ瀬は前後開脚をして「体が柔らかいこと」をアピール。奥津は「シンガーソングライターでもあるので、ここまで肌を出したのは人生初めて。だから…もっと撮ってください!」と場を沸かし、櫻井は『ナツ☆イチッ!』の本を頭上で広げ「くじらのモノボケ」をやって笑いを誘った。

さらに、空野は自身が「ガンダムオタク」であることを公言し、八木は小中やっていたというバドミントンをエアでやり、元気さを披露していた。

次に、せっかくの水着姿なのでチャームポイントを各自に聞くと「3年前から10キロ痩せたので全体です」と朝日。一ノ瀬は「見えにくんですけど」と断りつつも「胸の谷間にあるホクロ」をアピール。

続いて、奥津が「横乳からの脇シワです」と大胆発言し、報道陣からのフラッシュを一斉に浴びると、櫻井は「お腹でーす」と恥ずかしそうにひと言。

空野はここでも「年々増え続ける“量産型”のホクロ」とガンダムオタ風に答え、最後に八木が「傷だらけだけど脚」――。全員が自信のあるパーツをそれぞれ挙げ、オーディションへの意気込みも語った。

イベントは後半戦に突入!

17時半を回り、「お渡し握手会イベント」が始まると、ステージの衣装に着替えた6人が再び登場。150名ほどの来場者全員を相手にそれぞれ順番に握手。

初めて握手をするファンからの反応も上々で、次第に場内は大盛り上がり。当日の販売分はあっという間に完売! にも関わらず、半分以上のファンが帰ることな く、最後までファイナリスト全員を見届け、盛況のまま2時間にわたるイベントは終了した。

そして後半戦! 今度は東京・芝浦にある「Show  Room」のスタジオへ移動。20時半からの特別番組『ナツ☆イチッ!特別番組』がスタート!

ここでもユリオカ超特Qを司会・進行役に全員が簡単な自己紹介とオーディションへの意気込みを語り、ネット番組らしく、1分間の個人配信による自己PRタイムを経て、「なんでもグラビア」の コーナーへ。これはカードを引き、与えられたお題で約1分間、自由にグラビアポーズをとるという企画だ。

1番手、八木へのお題は「アメリカンな感じ」。困惑した表情を浮かべながら両手を丸め、目元にやるなど、謎のポースを連発。周囲があっけにとられるや、2番手の空野は「セクシーさゼロ」のグラビアに挑戦。頭や腰に手をやり、前後に体を倒すなどのポーズ。意味はやはりわからないが、確かにセクシーさはなかったかもと周囲は納得(笑)。

3番手の桜井のお題は「殺し屋のような目つきで」。殺し屋とは程遠い、笑顔を浮かべるものの、途中で銃を構えるポーズをとるや、引き締まった表情をわずかに披露した。そして4番手の奥津には「今までにやったことのないポーズで」という難題。両手を頭にやったり、片足立ちをするなどやや困り顔で数ポーズ。微妙な空気になるもののこちらも「グラビアでこんなのはないよな」と妙に納得。

続いて、朝日は「魚みたいなポーズ」。魚の口元やヒレを彷彿 (ほうふつ)させる手の動きを見せるなど最も一番わかりやすくポーズを見せた。ラストの一ノ瀬のカードには、なぜか「奥津マリリ」。名前カードが偶然紛れ込んでいたのだが、面白いからと機転を利かせて「マリリ」ポーズにチャレンジ。先の「やったことのない?」で見せた奥津のポーズを再現し、ラストを飾る大きな笑いをとった。

当初、45分番組の予定だったのが、気づいてみたら約1時間ほど。視聴者は3千人を突破したことをその場でスタッフから伝えられ、全員が大喜び。盛況のままに番組は終了した。

会見当初は初対面ということもあってか、緊張した面持ちだった6人だが、番組が終わる頃になると、すっかりリラックスモード。ライバルとは思えないほど、完全に打ち解けていた。

最終オーディションは、TIF最終日に開催される「週プレステージ」。果たして、どんな結末が待っているのだろうか! というわけで、最後にメンバーそれぞれに1日の感想を聞いた。 

最後にメンバーそれぞれに感想を聞いた!

■朝日花奈(少女交響曲)とにかく緊張しました。他のファイナリストさんたちのキャラが濃いので打ちとけられるか不安だったんですけど、みんな声をかけてくれて仲良くなれました! 記者会見のエア鉄板返しは、ファンの方以外の前で見せるのは初めてだったんですけど、喜んでもらえて嬉しかったです!

■一ノ瀬りと(palet)皆さん、初めてお会いする方ばかりだったんですけど、すぐに仲良くなれました。相性が良かったんですかね(笑)。握手会もすごく楽しかったです。私のファンでない方も多かったですけど、こういう機会がないとお近くはなれないじゃないですか。定期的にやりたいなって思っちゃいました!

■奥津マリリ(フィロソフィーのダンス)私、実は人見知りなんですけど、今日はすぐに他の方と馴染みました。水着になって肌の露出が高いと心が開きやすいんですかね(笑)。握手会では初めてお会いする方が多かったんで、「マリリ」「マリリ」って自分の名前を夢に出てくるくらい、呪文みたく囁(ささや)いてました。みんな私のこと、覚えてくれたらいいな。

■櫻井優衣(ピンク・ベイビーズ)グループじゃなく、ひとりだったので最初、緊張と不安がすごくあったんですけど、頑張りました。あと会見もすごく苦手なんですよ。普段は告知さえ言えないくらい喋れないことも多いんですけど、それも他のファイナリストさんのおかげです。TIF当日にまたお会いできるのが楽しみです。

■空野青空握手会では、初めましての戦士(オタク)の皆さんばかりでしたけど、たくさんお話ができて、本当にいい機会でした。記者会見は初めてで緊張しましたけど、オタク要素を入れて話しても暖かくして受け止めてくれたので良かったです。TIFでは、今日のファイナリストの皆さんとも再会できるし嬉しいです。思い切りバーストしたいですね。

■八木ひなた(ぷちぱすぽ☆)会見やファン以外の方との握手会とか、初めてのことばかりだったんでかなり不安だったんですけど、やらせていただいてすごく良かったです。私のこと、ぷちぱすぽ☆のことを新しく知ってくれた人がいたら、それだけで本当に嬉しいですね。

(取材・文/大野智己、撮影/武田敏将)