写真中央がロビット社の高橋勇貴社長。先月、都内で開催された発表会にはHKT48の指原莉乃さんとチュートリアルの徳井義実さんが参加

カーテン自動開閉ガジェット「めざましカーテン mornin’(モーニン)」。

朝が苦手というHKT48の指原莉乃さんも「太陽光で起きるのは楽! スッキリ感が違う!!」と大絶賛中のガジェットを開発したロビット社を率いるのは、25歳の高橋勇貴社長。では、開発のキッカケとは?

高橋 創業メンバーみんなが、朝が苦手だったことですね(笑)。人間が気持ちよく目覚めるのに必要な光量は約2500ルクス以上といわれています。

そして一般的な蛍光灯光量が300ルクスぐらい。一方、太陽光は1万ルクスですから目覚めるには圧倒的なんです。だったらカーテンを自動で開閉できる商品を開発すれば“気持ちよく目覚められる!”と思ったのがキッカケです。

―開発で苦労したところは?

高橋 モーターの選定には一番時間をかけました。同じような形のモーターでも騒音、パワー、燃費、耐久性がまったく異なります。

さらにホイールやスプリングなどとの相性もありますから、大変でしたね。私は幼稚園の頃からミニ四駆をやっているんですが、ミニ四駆のセッティングをしている感覚でした(笑)。

―スマホとの連動は初めから考えていたのですか?

高橋 コンセプト段階では、スマホと連動せず、単体で機能させる案もありました。しかし、目覚まし時計としてスマホのアラームを活用している人が多い。だったら、スマホと連動させたほうが“手軽じゃん!”となりました。

―今後の新商品などは?

高橋 今後も“今までにない朝を提案する製品”を開発したいと思います。スタートアップ企業でありつつ、“ウェイクアップ企業”として認知してもらえるとうれしいですね。

めざましカーテン mornin’ロビット/3985円(税込)●スマホアプリと連動してカーテンの自動開閉ができるガジェット。カーテンを開け、太陽光で心地よい目覚めを体験できるはず! 現在、ネットで品切れ続出中の大ヒット商品だ。カーテンレールへの取りつけは本体正面のボタンを押してレールへセットするだけ! すべて片手で操作できることも高橋社長のこだわりだ!

●重量約67g(単3電池3本は除く)。高さ97mm、横幅50mmという手のひらサイズを実現。「カーテンレールはどこでも高い位置にありますので、重量とサイズ感、そして取りつけやすさはこだわりました。旅先のホテルでも使っていただければと思います」(高橋社長)

(取材・文/直井裕太 撮影/下城英悟)