日本でも爆発的なブームを起こしている『ポケモンGO』

日本でも爆発的なブームを起こしている『ポケモンGO』。しかし、リリースから2週間たった今、「レベルがそれなりに上がると新たなポケモンと出会いにくくなる」「ポケモンをゲットして、タマゴを孵化させるまでひたすら歩いて……という繰り返し作業がつらい」といった声を聞くようになった。

ソーシャルゲームのプロデューサーであるサブロー氏はその理由についてこう語る。

「このゲームはポケモン集めだけでなく、ジムでポケモン同士を戦わせるのが醍醐味(だいごみ)。しかし『収集→ジムでバトル』にうまく移行できないユーザーが多いですね。ゲーム上での説明が少ないこともありますが、ジムがヘビーユーザーの独壇場になっていることが大きいと思います」

現在、都市圏のジムにはCP(コンバットポイント)2000を超える猛者がゴロゴロと鎮座している。確かに、低・中レベルのプレイヤーだと、積極的にバトルをしようという気がそがれる。

「ただ、こういった不満点も今後のバージョンアップで解消される可能性があります。家庭用ゲームと違い、スマホゲームはリリースしたモノが完成品ではありません。これから何度もアップデートを繰り返し、バグを減らしながら、追加要素を充実させ、ゲームバランスも調整されていく。つまり、『ポケモンGO』が本当に面白くなるのはこれからなんです」(サブロー氏)

具体的に、どんな“進化”が期待できそう?

「伝説のポケモン『ミュウツー』など、収集できるポケモンの追加はもちろんのこと、プレイヤー同士でポケモンを交換できる『トレード機能』の搭載が噂されていますね。

個人的には、プレイヤーは【赤、黄、青】いずれかのチームに所属していますが、全国的にどの“色”がどのくらいジムを占領しているのかという分布が出てきてほしい。『赤チームが手薄だから、今日はココを攻めよう』といったジム通いの目安になります。

また、移動していない時間やオフライン状態でも、遊べる要素が欲しいですね。例えば、ジムバトルの練習ができるモードとか」(サブロー氏)

ただ、アップデートの内容や時期はまだ明かされてない。“今のポケGO”を飽きずに楽しむ方法はないのだろうか?

そこで発売中の『週刊プレイボーイ』34・35合併号では、『ポケモンGO』に飽きない楽しみ方を本気で考えてみた。ゲームと組み合わせれば、もっと楽しくなる周辺グッズも紹介しているので、ぜひお読みいただきたい。

(取材・文/河合桃子 直井裕太)

■週刊プレイボーイ34・35合併号「『ポケモンGO』にもう飽きちゃったキミのための超・再入門」より