グラビア界のレジェンド・(左から)杉原杏璃×磯山さやか×原幹恵の究極のゴールとは?

2000年代初頭のグラビア黄金期にデビューを果たし、グラドル歴10年を超え、いまなお現役のレジェンドである杉原杏璃磯山さやか原 幹恵3人が『週刊プレイボーイ グラビアスペシャル増刊 SUMMER2016』(8月12日発売)の座談会にて邂逅(かいこう)! 

グラビア「黄金期」の撮影秘話や、年を重ねての変化などを語ってくれた前編記事に続き、グラドル界のさらなるアンビリーバボーな話、そして今後の目標についても聞いた!

■ファンのプレゼントは家電、ダイヤ、現金!

―長年、活動してると熱心なファンも多いと思いますけど、印象に残ってるファンからの贈り物はあります?

杉原 え~と、ウチの家電は全部ファンの方からのいただきものなんですよ。掃除機、レンジ、トースター……。

―それは事務所に送られてくるんですか?

杉原 イベントに持ってきてくださる方が多いかな。私、家電に疎(うと)いから皆さん気にかけてくれてるんです。最近も40畳用の加湿器や足湯マシーンをいただきました。

 私は一度、ダイヤのネックレスをいただいたことがありました。ちゃんと保証書付きです。

―すごい! どんな人に?

 普段、アイドルのイベントには来ないスーツでビシッと決めた男性から「そろそろ、こういうものを持ったほうがいいよ」って渡されて。楽屋でケースを開けたら驚きましたね。

磯山 みんなすごいなぁ。私はお花とかアクセサリーをよくいただきますね。あと野球が大好きだから野球グッズが多いかな(笑)。地方の球場で買ったものとか、コンプリートしたプロ野球カードをファイルごととか。

―それも手が込んでますよね。

杉原 あっ、そういえば現金をくださる方がいましたよ。

一同 えーっ!!(絶叫)

杉原 イベントで封筒を渡されて、開けたらお金が入ってたんです。で、「アイドルの人とご飯を食べて」って言われて。

磯山 いくら入っていたの?

杉原 4万円くらい。

グラビア一本で食べていける?

―リアルだなぁ(笑)。

杉原 ですよね。でもさすがにいただけないのでお返ししました。

―ファン層は変わりました?

杉原 昔からのファンの方が、そのままずっとファンでいてくれるので大きくは変わらないけど、女性ファンは増えましたね。

磯山 確かに。昔はグラビアアイドルって女の敵というか、嫌われがちでしたけど、今は彼氏と一緒にテレビを見てたら好きになったってイベントに来てくれるコも多いし。女のコってモジモジしないから「思ったより痩せてますね」とか言われることが多いですね(笑)。

 なぜかかわいいコも多いですよね。イベントに来ると会場がざわついて気になっちゃう。

杉原 ウチのマネジャーさんは、よく名刺を渡して断られてます(笑)。「赤ちゃんが生まれるんで杏璃と名付けます」と言われたこともありました。それはうれしいですよね。

■レジェンドグラドルの究極のゴールは?

―素朴な疑問なんですけど、グラビア一本で食べていくことってできるんですか?

磯山 私はバラエティのお仕事もさせていただいていたので…どうですかね?

杉原 写真集、DVD、トレカ、あとはカレンダーを順調に出せれば一本でもやっていけると思います!

―心強いお言葉!

磯山 あとは撮影会のお仕事とか。でも一本でやるにはなかなか大変な仕事ですけどね。

―そんなグラビアの仕事を皆さんはやり尽くしましたよね。雑誌の表紙を飾ったし、写真集もDVDも出して、テレビや映画などでも活躍した。グラビアアイドルとしてのゴールは?

 私は20歳のときに地元の小学校とか成人式の場所とかを回って、自分のそれまでの人生をふり返る写真集を作らせてもらったんです。それをもう一度作りたくて。その写真集が満足できたら、それがゴールなのかな(笑)。

「ずっとピークのまま幕を閉じられたら」

―いつか自分のための写真集を作りたいと?

 はい。もちろんファンの方に喜んでもらいたいのは言うまでもないんですけど。

杉原 私はもうある程度考えていて。自分が書いた小説を映画化して、出版物じゃないところでグラビアという世界を表現することを自分の中のひとつのゴールにしたいと思います。

―グラビアアイドルとしての自伝的小説『……and LOVE』の映画化の話が進んでるんですよね。それのこと?

杉原 そうです。もう34歳ですし、あとは今後のグラビア界になんらかの形で恩返ししていきたいですね。

―写真集、映画。両方が完成してもおふたりのグラビアは見たいですけどね。磯山さんは?

磯山 キレイなままでやめることですね。

―それがゴールと?

磯山 はい。グラビアって水着を着て、見えない世界を妄想させてなんぼのものじゃないですか(笑)。だからいつも見たくなるほどキレイでなくちゃいけないんです。落ちぶれたなとは思わせちゃいけない。ずっとピークのまま幕を閉じられたら何も言うことはないですね。

『週刊プレイボーイ グラビアスペシャル増刊 SUMMER2016』(8月12日発売)より。100人を超えるグラドル&女子アナの情報がぎゅうぎゅう詰めの1冊です!

●磯山さやか(ISOYAMA SAYAKA)1983年10月23日生まれ 茨城県出身 身長155cm B88 W60 H86 2000年デビュー ○写真集など書籍22冊、DVD26本をリリース。押しも押されもせぬレジェンド中のレジェンド!

●原 幹恵(HARA MIKIE)1987年7月3日生まれ 新潟県出身 身長163cm B94 W61 H88 2003年デビュー。○写真集10冊、DVD35本をリリース。近年は女優として大活躍中のレジェンド

●杉原杏璃(SUGIHARA ANRI)1982年6月12日生まれ 広島県出身 身長157cm B89 W56 H88 ○2001年グラビアデビュー。写真集10冊、DVD34本。現役最年長にして若手グラドルの姉貴分的レジェンド

(取材・文/大野智己 撮影/武田敏将)