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「日本会議」はどんな組織? 山崎雅弘氏が解説する安倍政権とのつながり

[2016年09月15日]

「日本会議」と現在の日本社会の情勢について語る山崎雅弘氏

欧米メディアが「日本最大の右翼組織」と報じ、安倍政権の閣僚の半数以上が「日本会議国会議員懇談会」に所属していることが明らかになるなど、にわかに注目を集め始めている保守系政治団体「日本会議」。

その実態を「肉体」(人脈・組織)と「精神」(戦前戦中を手本とする価値観)、教育や靖国問題を巡る「運動」という3つの側面から検証、日本を戦争に導いた国家神道や国体論を拠(よ)り所とする戦前回帰への動きとして読み解くのが、山崎雅弘氏の『日本会議 戦前回帰への情念』(集英社新書刊)だ。

「日本会議」とは一体、どんな組織なのか? 彼らはこの国をどこに連れていこうとしているのか? 戦史・紛争史の研究家である山崎氏の視点から、その答えを探る…。

* * *

―1年ほど前から、週プレを含む一部の雑誌や新聞などで「日本会議」に関する記事が載るようになり、今年に入ってからは関連書が多数発売されるなど、これまで一般にはその名前さえ知られていなかった「日本会議」の存在が、一気に注目を集めるようになりました。山崎さんご自身はいつ頃から日本会議に興味を持たれたのですか?

山崎 2012年の末に自民党が政権復帰し、第二次安倍政権が成立した直後ぐらいからですね。その頃、イギリスの経済誌『エコノミスト』など、海外のメディアが「日本最大の右翼組織」、あるいは「安倍政権を支える国家主義団体」などという形で日本会議の存在に光を当て始めたにも関わらず、日本の大手メディアは積極的に触れようとはしなかった。これは一体、どういうことだろう…?と疑問に感じて、調べ始めたのがきかっけです。

―ただ、既に第一次安倍政権の頃から靖国問題や教科書問題などに関して、「日本会議」の主張に近い動きが見受けられました。また、そうした運動を支えていたのは、今になって思えば日本会議とも密接な繋がりを持つ団体だったわけですが、当時はなぜ注目が集まらなかったのでしょう?

山崎 確かに第一次安倍内閣の時にも戦前回帰的、あるいは復古主義的な動きが一部にあったと思います。ただ、当時は歴代の自民党政権が継承してきた流れというものがまだ残っていて「そういう路線で進めばこの国はダメになる」と、きちんと警鐘を鳴らしてくれる重鎮も自民党内には存在していました。ところがその後、自民党が選挙で敗北して下野し、民主党政権時代を経て第二次安倍政権が発足した時には、そうした党内の抑制が失われてしまい、全くブレーキの効かない状態になってしまった。

その理由について、憲法学者の小林節さんは「自民党が選挙に敗北して下野した時、政策についてきちんと勉強している優秀な議員の多くが落選し、勉強をしていなくても『地盤』と『看板』だけで当選できてしまう2世議員、3世議員ばかりが生き残ったことによって、自民党議員の質が低下してしまった…」と指摘されていましたが、いずれにせよ、安倍政権の復古的な動きを自民党内で誰も止めない、誰も諌(いさ)めないという、非常に危険な状態になっているとい思います。


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