週プレNEWS TOP ニュース 政治・経済 トランプを筆頭に各国ポピュリストたちが“無知の枢軸”を結成!?

ニュース

トランプを筆頭に各国ポピュリストたちが“無知の枢軸”を結成!?

[2016年09月16日]

欧米の“右派ポピュリスト”たちが連携するような動きを見せていることが気になると語るモーリー氏

『週刊プレイボーイ』本誌で「モーリー・ロバートソンの挑発的ニッポン革命計画」を連載中の国際ジャーナリスト、モーリー・ロバートソンがドナルド・トランプを支持するポピュリストについて語る。

* * *

先日、米大統領選の共和党候補ドナルド・トランプの支持者集会である“大物”が応援演説を行ないました。イギリスのEU(欧州連合)離脱に主導的な役割を果たした英独立党(UKIP)のナイジェル・ファラージュです。

最近はトランプ陣営の劣勢が伝えられているだけに、事前の予想を覆してイギリスの国民投票に勝ったファラージュを呼ぶことで、「まだまだわからない。『まさか』は起こりえる」とアピールする狙いもあったのでしょう。

気になるのは、欧米の“右派ポピュリスト”たちが連携するような動きを見せていることです

昨今のヨーロッパではフランス国民戦線、オランダ自由党、オーストリア自由党といった極右政党が勢力を拡大し、民衆を煽(あお)りまくっています。その主義・主張はトランプと似た部分も多く、すでにフランス国民戦線党首のマリーヌ・ルペンなどははっきりとトランプ支持を表明。彼らは国境を超えて連携し、悪の枢軸ならぬ“無知の枢軸”をつくろうとしているのではないかーーそう思えてなりません。

ポピュリストの詭弁(きべん)には共通点があります。それは個々の小さな事例を過剰に一般化し、そして「巨悪化」すること。例えば「ムスリムの移民が増えた→ムスリムがアメリカを乗っ取ろうとしている」とか、「EUへのイギリスの予算負担が大きい→EU官僚がイギリス国民の富を食い物にしている」といった具合です。まさに針小棒大ですが、こうして「火に油を注ぐ」やり方が、現状に不満を持つ人々によく響くのです

本来ならそうした“衆愚化”にストップをかけ、バランスを取る役割を担うべき大手メディアもまた、深刻な機能不全に陥っています。例えば、テレビのニュース番組が社会のオピニオン形成を補助するため、啓蒙的な立場から複雑な話題を取り上げようとしても、その「お勉強の時間」が退屈だと思われてしまえばビジネスが成り立たない。結局、ひたすらエンタメ化するという方向へと舵(かじ)を切ってしまうのです。

日本の場合はニュース番組に芸能人を出して視聴者の興味を引こうとするケースが目立ちますが、海外でも方法論は違えど、ベクトルは総じて似たり寄ったり。こうして「お客さま」に寄り添う報道姿勢が、結果として社会の衆愚化を加速させていることは否めません。


ジャンプ50周年展VRはこちら!

連載コラム

Column

連載コラムを見る

Back Number

  • Jun 4th 2O18 no.23
  • May 28th 2O18 no.22
  • May 21st 2O18 no.21
  • May 14th 2O18  no.19・2O

 

Gravure Gallery

もっと見る

MOVIE Channel

【動画】大原優乃、今年もグラビア界を席巻中!!

もっと見る

新刊のお知らせ

  • 浅田真央『また、この場所で』
  • 『週プレ グラビアスペシャル増刊GW2018』
  • 大原優乃『ゆうのだけ』
  • 小宮有紗『Majestic』
  • 飯豊まりえ『NO GAZPACHO』

 

メルマガ会員&アンケート 2018年No.23

メルマガ会員&アンケート グラビアスペシャル増刊GW2018