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吉原の遊郭専門書店が静かな反響「歴史的・文化的なものこそビジネスに」

[2016年10月03日]

9月に吉原でオープンしたカストリ書房

かつて江戸幕府お墨付きの“吉原遊郭”が存在し、現在も全国有数の風俗一大拠点として知られる吉原エリア。

ここに今、話題となっている小さな書店がある。9月3日にオープンしたカストリ書房だ。

一番の特徴は、戦後、日本で売買春防止法が施行される以前(1958年3月31日まで)の“遊郭”や“赤線”、“歓楽街”にまつわる書籍を専門に扱うという点。「カストリ書房」という屋号も、第二次世界大戦後に多く出版された「カストリ雑誌」に由来する。

カストリ雑誌とは、荒い粗悪な紙に印刷され、大衆風俗や性にまつわる下世話な内容をふんだんに盛り込んだ、大衆的な読み物のこと。…なんとニッチで変わりダネの本屋なのか!

店主は出版社「カストリ出版」の代表を務める渡辺豪(ごう)氏。渡辺氏はひとりで出版社を起こし、本屋を運営している。全国各地の遊郭に関する古書物を手に入れ、諸々の権利案件をクリアし、手にとりやすい値段で復刻・再販しているという。

一体、なぜ遊郭史に興味を持ったのか、渡辺氏に聞いた。

―遊里史が専門の書店というのは、とにかく珍しいですよね。

渡辺 日本で初めてですね。なぜ遊郭や赤線、歓楽街にこだわった専門書店を開くことになったのか?と繰り返し聞かれます。でも残念ながら、わかりやすい回答ってないんです。先祖が遊郭経営をしていたわけでもないし、身内に遊女がいたわけでもない。

―遊郭や赤線について知ったきっかけはなんだったんですか?

渡辺 国内旅行をしている時、観光名所ではなく、なんとなく横道を歩いていたんです。「雰囲気が少し違う、面白い場所があるなあ」と思ったら、それが遊郭跡地だった。ところがそこにどんな歴史があるのかを調べようとしても、ネットには情報が何も載っていない。「知られていないことが多くて面白いな」と思いました。

―そこから全国の遊郭地跡を訪ねて歩くわけですね。

渡辺 はい。大人になって初めて夢中になった趣味でした。それまではIT企業勤めで、完全に無趣味な人間でした。誰にでも差し障(さわ)りなく接して、当たり障りない会話をする、ごくフツーのサラリーマン。それが、休日を使って旅行をして全国各地の遊郭についてじっくり調べるという趣味ができた。僕はこの趣味を「育てたいな」と思ったんです。


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