「『ヤフオク!』では今年はカープグッズが数多く目につく」と語る、ヤフオクゲッターズ・長谷川氏

広島カープ、25年ぶりの優勝を祝して、『ヤフオク!』でレアな野球グッズを爆買いし続ける男=ヤフオクゲッターズの長谷川氏が、カープグッズで初優勝からの40年をふり返る! 

前編の【25年ぶり歓喜のV7(2016年)】&【歓喜の初V(1975年)】と合わせて、全19点、総額7万5006円!!

* * *

【黄金期(1979~1986年)】78年、「優勝請負人」江夏豊が加入。79年には「江夏の21球」を演出し、翌80年も含めてチームは2年連続日本一。名将・古葉監督の下、コージ&衣笠が円熟味を増す一方、北別府、池谷、福士らで投手王国を築いた

●衣笠祥雄記念オレンジカード (3600円)この頃はテレカ&オレカが大量に製造されていた。携帯やICカードが誕生するはるか前の昭和の遺物。鉄人・衣笠が実に躍動的だ!

衣笠祥雄記念オレンジカード

●山本浩二テレカ (前編の額皿とセットで5250円)イラストが用いられるのは極めてレアだが、コージのほほえみはまぶしく、グリップエンドには「8」が描かれるなど芸の細かい一枚

山本浩二テレカ

●優勝記念V3アドベンチャーツール (500円)商品名ではさっぱりイメージができなかったが現物を見て納得。スパナ、栓抜き、缶切り、ドライバーなど、一枚で10役のスグレモノ

優勝記念V3アドベンチャーツール

●79年広島電鉄 優勝記念乗車券セット (600円)広電は優勝のたびに記念乗車券を発売。79年版は古葉、慶彦、北別府、江夏、コージのイラストに応援団、胴上げシーンの3枚セット

79年広島電鉄 優勝記念乗車券セット

●優勝記念メダル75・79・80 (2734円)手に取るとそこそこの重量感はあるが、当然金メッキ。状態は良好。75年のコイの彫刻はかなりの完成度。84年版は出品されておらず

優勝記念メダル75・79・80

●江夏豊 非売品サイン色紙 (540円)80年に発売された江夏のレコード『俺の詩(うた)』の発売記念品。直筆でないのが残念。B面は幸せを求める女心を切々と歌う『女心譜(にょしんふ)』

江夏豊 非売品サイン色紙

●髙橋慶彦エラーカード (1500円)当時、人気絶頂だった慶彦のアメリカ版カード。しかし、TOMEHIRO KANEDAの名前が。おいおい、金田留広はカネヤンの弟だよ!

髙橋慶彦エラーカード

広島市民球場のシートにいつでも座れる!

【低迷期(1992~2015年)】91年に山本浩二監督で優勝後、四半世紀の低迷期に。この間、江藤、金本、新井、黒田、マエケンらが続々と流出。旧市民球場の老朽化に伴い、09年にはズムスタが開場。新球場が歓喜に沸くのは7年後のことだった

●広島市民球場実使用椅子 (5500円)数々の名選手が躍動した旧市民球場をしのぶ逸品。僕はセンター5列目を落札。座り心地は悪いが、ここに座って当時に思いをはせる

広島市民球場実使用椅子

●木村拓也プリントサイン手形色紙 (1000円)ユーティリティ選手として活躍した木村拓也だが、巨人コーチ時代の10年、病に倒れた。場所はズムスタで37歳という若さだった

木村拓也プリントサイン手形色紙

●奥田民生ロックシートコラボフィギュア (2700円)熱狂的なカープファンとして知られる歌手・奥田民生との夢のコラボ。当時、チケットと人形と弁当のセット販売で即日完売だった

奥田民生ロックシートコラボフィギュア

●江藤智貯金箱 (1500円)江藤がCMに出演していた創建ホームの販促品。いまだ似てないものが多いボブルヘッド人形を鼻で笑うかのように、かなりの完成度

江藤智貯金箱

●緒方孝市引退ポスター (1000円)監督に就任した2015年は数々の采配批判にさらされながら、就任2年目で見事に優勝監督に。奥さんは元グラドルの中條かな子

緒方孝市引退ポスター

●石井琢朗引退ポスター (1000円)98年、横浜優勝の立役者ながら、今ではすっかりカープの人に。今季から打撃コーチに就任し、若手育成に手腕を発揮した

石井琢朗引退ポスター

(取材・文/長谷川晶一[ヤフオクゲッター] 撮影/下城英悟)