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“ネガティブモデル”栗原類の告白。地獄のようなイジメに「青春なんてクソ食らえ!」と思っていた

[2016年10月16日]

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発達障害での過去の経験や体験を語る栗原類さん

“ネガティブすぎるイケメンモデル”のキャッチコピーでブレイクした、モデルの栗原類さん。今月発売の新著『発達障害の僕が輝ける場所をみつけられた理由』では、自身の発達障害に向き合ったことで注目されている。

インタビュー前編では、ADD(注意欠陥障害)の告知・受容、アメリカと日本での支援体制の違いについて語っていただいたが、今回の後編では、過去のイジメ体験や、周囲から受けてきた支援を振り返りつつ、発達障害者特有の生きづらさを解消するためにはどうしたらよいかを伺った。

* * *

―「自分に興味がない」と言われていましたが、それはどういう意味でしょうか?

栗原 自分に興味がないというか、自分を認識できてなかったんです。僕は自分の内面の変化に注意を払って、意識を向け続けるのが難しいので、自分自身について認識できるようになったのは中学生くらいでしたね。自分に興味が湧かないのと同時に、他人に興味を持つのも難しいんです。

発達障害者はよく「空気が読めない」と言われますが、僕の場合は、相手の表情を見て、何を表現しているのかを読み取ることも苦手です。母と一緒に映画やドラマを観ている際に「このシーンはこういう気持ちを表しているんだよ」といちいち解説してもらわないと理解できない。他のことでも、母が何度も繰り返し指摘してくれて、ここ最近やっと「ああ、自分自身はここが問題なのか」って自覚できるようになったことがたくさんあります。

―お母様の泉さんの手記からは、日常生活でもかなり細部にわたってフォローされていたのがうかがえます。

栗原 母はよく「人生はマラソン、長い目で見守るのが大事」と言います。子育てでは、よく「1歳でもう歩けた」「○歳で言葉がしゃべれた」と、他の子供より早めに成長できることがよしとされがちですが、こういったことは焦らなくてもいずれはできるようになることだと。母は、「今すぐできなくてもいい、いずれできるようになればいい」という考え方だったんです。だから「どうして○○くんみたいにできないの」と、他の子供と比べて叱られたことは一度もありません。

―ちなみに栗原さんがADDの診断を受けた際に、泉さんも「あなたも典型的なADHD(注意欠陥・多動性障害)ですね」と診断されたそうですが。

栗原 本書でも母自身が書いているのですが、母の場合は、大人になるまで自分が発達障害って知らなくて、何度も失敗を重ねながら、健常者に追い付く努力を必死にしてきたそうです。だからこそ、僕には情緒面での基本をきちんと教えてあげたいという一心で、丁寧に説明してくれたようです。

―その手記からも、アメリカでは発達障害への支援が充実しているのに比べて、日本は未だに発達障害への理解が進んでおらず、“母親への風当たりが強い”ことが伝わってきます。

栗原 日本の発達障害への支援体制はアメリカの40年遅れと言われます。アメリカでは「発達障害児には、継続して支援をする義務がある」という考え方なので、親子ともどもサポートするのが当たり前でした。一方、日本では、支援が必要な子供でも見過ごされてしまう場合が多い印象です。

後編_栗原類2


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