70年代半ば、社会現象にまでなった元祖グラビアクィーン、アグネス・ラム

グラビアの伝説、今再びーー!

今月、創刊50周年を迎えた『週刊プレイボーイ』の最新44号では、あのアグネス・ラムが表紙・巻頭に登場。袋とじを含む全9ぺージにわたり掲載されている。

アグネス・ラムといえば、70年代半ば、雑誌やバラエティ、ドラマにまで登場し、社会現象にまでなった元祖グラビア・クィーン。

なぜ今、彼女なのか? 担当した編集者が語る。

「この夏、『週刊プレイボーイ』の50年を総括したムック『熱狂』を制作し、資料室を整理していたところ、アグネス・ラムのポジフィルムが入ったファイルが出てきたのです。編集部内で大騒ぎとなりました」

ポジは、集英社の社員カメラマンによるもの。1976年から77年、アグネスが日本で話題となった直後に撮影された。

「当時は1ドル300円前後で海外旅行が大変だった時代。アグネスのグラビアはハワイで撮影されたので、枚数自体が少ないんです。一部、当時の週プレで掲載されたものの大半が未公開カット。これぞ、正真正銘のお宝。50周年の記念イヤーということもあり早速、掲載が決まりました」

その本誌に掲載されているカットは、どれもビーチでくつろぎ、横たわっているもの。小麦色に日焼けした、B90W60H88の絶品ボディを原色のビキニを着て、大胆に晒(さら)している。

「写真を見て驚くのはすべてが絵になるということ。胸もヒップも豊満でバイオリンのようなカーブを描くボディ、笑顔とともに愛らしさ満点の表情――こんなに非の打ちどころが全くないものかと。普段、ページを作る上で写真の構成に悩むものですが、今回は過去最短の時間でページができましたね」

彼女こそグラビアの原点

しかし、巻頭や袋とじでの特別企画にとどまらず、表紙までとは…いくらお宝とはいえ、40年前の写真で、さすがにやりすぎという話は?

「そんなことはありません。アグネスは今の女のコのように自分をどう見せようかとか一切考えていない。ただ、風が気持ちいから笑ってるだけとか、すべてがナチュラルなんですね。だから彼女を見ると、自分も素直な気持ちになれて幸福になれる。彼女こそグラビアの原点なんです! 是非、今回の未公開グラビアを見て、皆さんも幸せな気分になってほしいですね」

本誌では当時撮影したカメラマンによるコメントや活版記事を含む特集も掲載。また週刊プレイボーイ50周年記念ムック『熱狂』では、当時のアグネスのグラビアもそのまま数ページにわたり掲載されている。あわせて是非チェックいただきたい。

■アグネス・ラムの未公開カットが表紙・巻頭に掲載された『週刊プレイボーイ』44号は10月17日発売!

(取材・文/大野智己 撮影/崎山健一郎)

●アグネス・ラムの週プレ誌面が再録された週刊プレイボーイ創刊50周年記念出版『熱狂』が発売中! 定価 本体1800円+税(集英社)※初回限定特典として初公開カット生写真を一部書店でプレゼント中! 生写真は3種類で、それぞれ手に入る書店は以下の通り。①三省堂書店チェーン(一部店舗を除く)、②SHIBUYA TSUTAYA、書泉グランデ、書泉ブックタワー、③文教堂書店チェーン(一部店舗を除く)*先着順、なくなり次第終了です!