二十歳を記念して、1st写真集『わたし』をリリースしたモデルで女優の三吉彩花ちゃん

今をときめくモデルで女優の三吉彩花が二十歳を記念して、1st写真集『わたし』をリリース。

なんと、インドで1週間かけて撮影。リラックスして臨んだとあって、これまで見せてこなかったプライベートな表情もたくさん見られるとか。これはチェックしないわけにはいかない!

ということで、10月23日に東京・福家書店新宿サブナード店で発売記念イベントを開いた三吉彩花ちゃん直撃。清楚ながら情熱を感じさせる赤いワンピース姿で、二十歳の実感と今後の夢を語ってくれたぞ!

―10代最後の1週間を撮影地のインドで過ごしたそうですね。

三吉 普段の撮影では想像もつかないようなところに行きたかったのと、周りの人に勧めていただいて決めました。景色もすごくきれいで、人の温かさとか純粋さを感じて、いい経験ができました。撮影場所のすぐそばでも、海辺でサッカーをしている少年がいたり、現地の人と一緒に写真を撮ったり、コミュニケーションがとれて楽しかったです。

―インドではやっぱりカレー三昧(ざんまい)?

三吉 3食カレーを覚悟したんですけど(笑)、ホテルや現地のレストランで他のお料理もいろいろいただけました。

―撮影の中で、二十歳を目前に何を感じていましたか?

三吉 毎日緊張していましたね。前日なんか「明日は二十歳だ…」って思ったりして。実際に二十歳になってみたら、そんなに変化はないですけどね(笑)。不思議な1週間でした。

―二十歳になった瞬間は何を?

三吉 日本時間で二十歳になった瞬間はシンガポールの空港にいて、スタッフの皆さんにお祝いしてもらいました。

―二十歳になったことだし、お酒も飲みました?

三吉 初めてビールを飲みました。苦かったです(笑)。まだ「お疲れさま」のビールをおいしく感じるところまではたどり着いていないです。その後は実家に帰ったんですけど、お父さんが何週間も前から名前と日付入りのグラスとお酒を用意してくれていたので、家族と近所のお友達とお祝いしました。実は今日はお父さんの誕生日なんです。

―じゃあ、お父さんに写真集をプレゼントする?

三吉 誕生日プレゼントは別に考えてるんですけど、写真集もメッセージを書いて渡してこようかな(笑)。

自分でバッサリ髪を切りました

―お気に入りのページは、ガンジス川の岸辺のショットだそうですが、聖なる川に入りましたか?

三吉 足だけですけど、不思議な感じでした。写真や映像でしか見たことがなかったガンジス川に実際に行って、その大きさもすごく感じたし、撮影した場所は今までのお仕事のこととか家族や友達のこと、これからどういう風に人生を生きていくのかなってことを、一番落ち着いて考えられたんです。日本でもそういうことを考えることはあるんですけど、やっぱり全然知らない地に行って、一回、自分でリセットして考える時間はすごく貴重でした。

―売れっ子ですし、日本だとゆっくり考える時間もないですよね。

三吉 いえいえ、全然ありますよ(笑)。今回は自分のことを誰も知らない地に行くっていうことも大きかったかな。そこで「自分もひとりの人間なんだな」と認識しましたし、これからのお仕事とかにも活かしていけるんじゃないかと思います。

―なるほど。インドは好き嫌いがはっきり分かれると言いますが…。

三吉 好みは分かれるって言いますけど、私はすごく好きでした。

―写真集には自分で髪の毛を切るシーンもあります。抵抗はなかったですか?

三吉 今までずっとロングだったので大きな決意は持って臨んだんですけど、自分でハサミを入れるってなかなかできない経験なので、そこは躊躇(ちゅうちょ)なく思い切っていきました! スッキリしましたね~。40センチぐらい切ったんですけど「これが自分の髪の毛なんだ…」という実感もあって、すごく前向きなシーンになりました。

―撮影は鈴木心さんでしたが、一緒の撮影はどうでした?

三吉 鈴木さんとは以前も一度お仕事をさせていただいたことがあったんです。今回は、写真集の撮影の前にコミュニケーションを取るために何か撮影しようって、テストシュートの機会が何回かあったので、すごく信頼感をもって撮影に臨めました。

―テストシュートにはプライベートなショットがたくさんあるのでは?

三吉 そうですね。私服にセルフメイクで、外に出す写真ではないんですけど…。

―それも見たい! どんな写真集にしたいか話し合いながら進めたということで、どんな“三吉彩花”を撮りたいと言われました?

三吉 今の三吉彩花の姿を収めたいと言われたので、普段のモデルのお仕事のようなカメラを向けられたら構える感じは一切なくて、「素の表情を自然に切り取っていくから何も気にしなくて大丈夫だよ」って言っていただいて。こんなプライベートな表情を見せるのは初めてですね。

やっぱり憧れられる存在でありたいと…

―モデル、女優として活躍してきて、順調なキャリアですが、そうした仕事に対するプライドはありますか?

三吉 そんなにプライドはないんですけど、でも、写真で切り取っていただいた時に、プロポーションにしても何にしても一番いい状態でいたいので、そこは普段から気をつけています。

―小1から読者モデルで、小3でスカウトされ本格的に芸能界入り。学校の授業との両立は難しかったですか?

三吉 プールは日に焼けちゃうのであまり入らなかったですね。あと、部活はあまり激しい運動のものはやってなかったです。筋肉が付いてしまうとよくないので。今はちょっと引き締めたり、腹筋をキレイに見せるために少しは運動をします。キックボクシングとか。

―キックボクシング!?

三吉 キレイな体をつくることが目的で、お腹を少し引き締めたり、上半身の姿勢を美しく見せたりと、ボディメイクが目的なのでトレーナーの方に専用メニューを組んでもらっています。

―そういえば昨年、『シティーハンター』シリーズが原作のドラマ『エンジェル・ハート』でアクションシーンに挑戦していましたね。

三吉 はい。アクションのレッスンに通っていたんですけど、本当にイチから勉強でした。『シティーハンター』はファンの方がすごく多い作品なので、愛されている作品に携われたのは光栄でした。出演者の中で私が一番、お芝居の経験も少なくて、皆さん先輩ばかりだったので、すごく勉強になりました。

ちなみに、インスタグラムのフォロワーが24万人ということですが…。

三吉 今は61万人なんです。ありがたいです!

―すごい! 10代から同世代まで女のコからの人気も高いですよね!

三吉 自分では「あまり女のコに好かれるタイプじゃないな」って思っていました。クールな感じに見えるし、髪が長い時はなおさら話しかけにくかったり、ちょっとコワイってイメージを持たれることもあったので…。でも、そんなイメージだからこそ、自分が思っていることや感謝の気持ちをイベントやブログで一生懸命自分の言葉で伝えることは続けています。

反響も大きくて、「そんなこと考えていたんだ」という驚きに変わったり、同世代の女のコに共感してもらえたり、親近感を持っていただけて…。だから、ファンの方とのコミュニケーションはとっても大事にしてます! それにやっぱり憧れられる存在でありたいとも思っているので、そこが大きいかなと思いますね。

恋をしたいというよりは…

―やっぱり今は恋より仕事って感じですか?

三吉 そうですね。でも恋愛もしたいです! 周りでお子さんが産まれたりとか、先輩では結婚されている方も多いので…。私もまだ二十歳なんですけど結婚願望はあるので、恋をしたいというよりは、なんか早く結婚したいな~って願望があります。

―ちなみに理想の男性像は?

三吉 食べることがすっごい好きなので、食の好みが合う人。あとはなんか、一緒にいて落ち着く人がいいかな~。

―余裕で見つかっちゃいますよ(笑)!  では最後に二十歳の抱負をお願いします。

三吉 元々、お芝居がすごく好きなので、モデル業だけじゃなく映画とかドラマとかいろんなことをやりたいです。自分でもいろんな意見とかも言わせていただきつつ、幅広くみなさんと楽しくお仕事できたらいいなって。

可能性を絞ってしまうのはもったいないなって思うので。この写真集も今の自分の姿をそのままを写してもらっていますし、将来のことはどうなるかわからないので、今、自分が興味あることをどんどんやりたいなって思います!

■三吉彩花(みよし・あやか)1996年6月18日生まれ 小1から読者モデルを始め、小3でスカウトされ本格的な芸能活動を開始。『Seventeen』専属モデルを務める10代のカリスマ。現在は『メレンゲの気持ち』のMCを勤める。1st写真集『わたし』(文藝春秋/撮影:鈴木心)は10月23日発売。公式ブログ http://ameblo.jp/ayaka-miyoshi/

(取材・文/明知真理子 撮影/松井秀喜)