リスクを考えると反対だという彩加ちゃん

神保町☆女子大生Cafe」第16回。現役女子大生(JD)たちが、旬で話題の流行りネタについて言いたい放題のから騒ぎしちゃいます!

先月25日、元女優の高樹沙耶容疑者(53)が大麻取締法違反容疑(所持)で逮捕されました。自宅から押収された乾燥大麻は計約55グラムと100回分の使用量に当たり、吸引用とみられるパイプは10本以上。全てに使用の痕跡があったといいます。

いまだ世間を騒がせているこの逮捕劇ですが、今年に入ってからも有名人がらみ含めてドラッグ問題は続出中。そこで、現役JDたちにとって“大麻”とはどんな存在なのか。今回のテーマはズバリ、「大麻ってどう思う?」。

医療用大麻の賛否や、「もし周りがやっていたら…」と想像して答えてもらいました。それでは、JDたちの生の声をピックアップしてご紹介します?!

「全ての薬は量によっては危険となりうる、と聞いたことがあります。医療用大麻もそのひとつかもしれません。どれだけの効果があるのかもわからないし、それを使って楽になっている患者がいたとしても、効用に対するリスクが高すぎるので反対。後ろめたさがあるので、もし医療用であっても私は使えません」(彩加ちゃん・明治大学2年・20歳)

「大麻を持ったり、使ったりするのは何があってもいけないことだと思います。もし彼氏や友達がやっていたらもちろん止めたいけど、なかなかうまく止めれないのかも。実際、私の周りにも昔やってたという先輩がいます。話を聞く限り、やっぱりいい話ではなかったし、その先輩自身も『絶対やめたほうがいい』と言っていました」(鏡花ちゃん・中央大学2年)

「医療で楽にするために使う分ならまだしも、自ら使用するのはただの逃げ道。合法のタバコじゃダメだったのかな? 大麻や覚せい剤など、薬物に逃げる人が人間として一番愚かです。友達がやっていたら、もう関わりを持たないようにします。もし親友が大麻をやっていたとしても、縁を切ります。周りに経験者はいませんが、今後もそういう人とは関わりを持ちたくありません」(里加ちゃん・大妻女子大学1年・19歳)

「世界的に見れば、高樹容疑者の言うように医療に使われていたり合法な国もあるみたいだけど、ハマってやめられなくなったり、脳への症状が出てくることはすごく怖いことです。医療用に使うとはいえ、大麻であることは変わりないし、それを合法化して使っていいとなるなら何やってもアリなんじゃないかな?と思います。もし自分の彼氏が使っていたら本当に幻滅するし、どんな理由があれすぐに縁を切ります!」(美咲ちゃん・大妻女子大学3年・21歳)

「ニュースでは悪い部分しか取り上げていないのかもしれないけど、人間にとって危険を及ぼす可能性がある時点でやってはいけないと思います。一般人でも簡単に入手できる環境は絶対になくすべきだし、そんな環境作りを制度として改革してほしい(厳罰にするとか)」(里見ちゃん・青山学院大学1年・19歳)

今の日本の環境は、薬をやった人を見捨てている感じ

「今回のニュースで“医療用大麻”の存在を知りました。もし私の身近な人が大麻を使用していたら、良い印象は持ちません。しかし、海外で合法な国があるように、治療のためや痛みを抑えるために使用するのは良いと思います。医療用にモルヒネが使用されているのに、どうして大麻は違法になってしまうのか、という意見も多くあるように感じました。私は、必ずしも“大麻=危険”ではないと思います」(華ちゃん・昭和女子大学2年・20歳)

「以前、祖父母の隣の家の人が大麻をやってて、祖父母にやめたいと相談があったらしいです。それを聞いて、大麻をやめるには周りの支援も大事だと感じました。今の日本の環境は、薬をやった人を見捨てている感じがします。そうではなくて、そういう人にもうやらせない環境作りが必要」(仁美ちゃん・中央大学1年・19歳)

「大麻に限らず、覚せい剤など薬物全部、絶対にやってはダメ。昔Twitterで見たのですが、1回でも薬物を使ってしまったらそれ以外のことでは快感を得ることができなくなってしまうそうです。だから、他の罪と違って、初犯といって刑を軽くするのではなくて、1回目の使用をもっと厳罰にするべき」(香奈ちゃん・昭和女子大学2年・20歳)

「医療用大麻も大麻であることには変わりないし、医者の管理の下で適切に使われたとしても怖いです。大麻を使っている人に同情するわけではないけれど、そうなるまで追い込んだ周りの人たちにも問題があると思います。もし彼氏が使っていたとしたら、自分も責任を感じてしまうかもしれません」(莉奈ちゃん・中央大学3年・21歳)

今回、話を聞いた50人中、「大麻は何があっても絶対にダメ」と答えたのは43人(86%)で、「医療用での使用ならOK」と答えたのが7人(14%)という結果に。

医療業界でも賛否両論がある問題で、なかなか身近に感じにくいテーマではありましたが、それぞれがきちんと大麻に関する情報を精査している印象でした。立て続けに社会問題ともなっているだけに、JDたちも大麻所持・使用の量刑や更生制度の見直しを切実に考えているようです!

(取材協力/株式会社KIRINZ)