バルガスを3-0の判定勝ちで下し、世界王者に返り咲いたパッキャオ

元6階級王者であり、現在はフィリピンの上院議員でもあるマニー・パッキャオが、日本時間6日に現役復帰。

来月には38歳になるレジェンドは、27歳のジェシー・バルガス(米)に判定勝ちし、WBO世界ウェルター級新王者となった。

さすがに「全盛期の強さはない」と囁(ささや)かれるものの、ボクシングライターの原功(いさお)氏は、「それでも次元が違う」と語る。

「20代の頃と比べれば、踏み込みや足さばきは衰えています。それでも、若く、上り調子のバルガスを圧倒してしまうレベルなのだから驚くしかない」

そして、早くも気になる次戦について、パッキャオは「私の戦いを望んでいる人がいて、プロモーターが試合を用意するなら戦うだろう」と発言。

もちろん、多くのファンが望むのは、2015年5月に“世紀の一戦”と呼ばれ、パッキャオが判定で敗れたフロイド・メイウェザー(米)との再戦だろう。プロモーターのボブ・アラム氏は、再戦の可能性を「75%といったところ」と語っている。

フィリピン国民から圧倒的な支持を受けるパッキャオ。もしや、いつの日か、戦う大統領の姿すら見られるかもしれない!?

(写真/ロイター/アフロ AP/アフロ)