「特技はセルフィーで目を1.8倍に見開くことです!」という自称セルフィスの、おっさん顔女性ライター・マリエンヌ(33歳)がSNOWに挑戦すると…

 最近、女のコを中心にヒットしている画像加工アプリ『SNOW』。一体、どんな機能がウケているのか?

『週刊プレイボーイ』本誌で「石川英治のホワイトハッカーなんでも相談室」を連載中のホワイトハッカー・石川英治が解説する!

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各種SNSで女のコの画像が大変なことに! どれも小動物風味に加工されちゃって、風俗嬢の写メ日記なんかは、もはや次世代パネマジ(風俗の指名パネルなどでみられる、写真加工マジックのこと)状態に!! 微妙にイライラするこの画像加工…。

―石川さん、これっていったいなんなんですか?

石川 それは女のコを中心にヒットしている画像加工アプリ『SNOW』です。画像にいろいろなエフェクトができ、それらの操作がとても簡単なのがウケています。さらにLINEをはじめとするSNSと連動もでき、SNSのプロフ画像に使用するのはもちろん、自分の作った画像や偶然できた画像を共有して友達同士で盛り上がるなんて使い方が人気ですね。

―具体的にはどのような機能があるんですか?

石川 顔認識をしてディスプレイ上の顔に、いろいろ画像を合成することができます。これで猫耳をつけたりパンダメイクして、小動物っぽくしているんですね。また、動画の加工ができるのも人気のポイントになっています。

―あーっ! これが例のイライラする原因ですね。

石川 また、美白はもちろん、目を大きくしたり口角を上げたり、プチ整形的な加工もできるので、パネマジにも最適なんですよ。

―でもでも、これってメンズが活用するには、ちょっと微妙な雰囲気アリですよね?

石川 いや、そんなことないですよ。このアプリの特徴として、目や口など顔のパーツに見えるものなら認識して加工してくれるんです。なので、自分の顔じゃなくても、例えばTシャツにプリントされている柄や背景にもエフェクトすることができるんですよ。

「僕と顔を交換しようよ!」とSNS上で誘うのもアリ

―あ、それなら車のホイールとか加工しちゃうのもアリですな!

石川 そうなんですよ。そして自分の顔じゃなくってもいいんです。いまJKの間で人気の遊びは、「テレビや映画の芸能人の顔を認識させて面白い画像が作れるか?」ってこと。最もウケがよかったのは映画『ハリー・ポッター』シリーズのボスキャラ・ヴォルデモート卿を“いかにかわいくできるか?”というネタで、これをJKたちがSNS上で競い合っていますね。

―では、メンズが女のコにウケる画像を作るポイントは?

石川 普通のおっさんがかわいいを狙うのは無理があるし、部下に加工画像を送って炎上に発展という事態も予想できるところ…。なので、キモいやおもろい方向を狙っていくことですね。自分の顔でなくても、会社だったら名物上司の顔を加工するとかですね。

また、SNOWは顔のエフェクトだけではなく、顔交換をする機能もあるので「僕と顔を交換しようよ!」とSNS上で誘うのもアリだと思いますよ! SNOWで加工した、面白い顔ほど女のコは食いつきがいいですから!!

●石川英治(いしかわ・ひではる)1969年生まれ。現役の“ホワイトハッカー”で、ネットワーク犯罪評論家。不正アクセス禁止法の施行(2000年2月13日)以前は、バリバリのハッカーとしてやんちゃなことも