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WELQが閉鎖してもデマ医療情報はなくならない本当の理由

[2016年12月20日]

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無期限停止を実施した医療系キュレーションサイト「WELQ」

医療系キュレーションサイト「WELQ」において、記事内容の誤りや悪質なパクリが次々と指摘され、運営するDeNAが慌てて無期限停止を実施したのは11月29日のこと。

サービス停止は、さらに同社運営の女性向けファッション情報サイト「MERY」や、住宅・インテリア情報サイト「iemo」といった広い範囲に及んだが、産業医の大室(おおむろ)正志氏は、そもそも「WELQ」の医療情報がデマだらけだった根源的な理由について、こう語る。

「そもそも本当の医療情報って“つまらない”んです。例えば、ある部位のがんに、抗がん剤が効く確率は25%というのが正しい情報だとしても、実際に本人や家族ががんになったら、たとえ根拠があやふやであっても、『治ります!』と断言してくれる情報にすがりたくなるときがある。見たい情報しか見たくない。これは人間の性だからしょうがないんです。

でも、そんな人間の弱さにつけこんだ情報を検索サイトの上位に来させてビジネスにするのは、やはり悪質です。しかもそれを、業界最大手の企業がやっていたのですから」

大室氏は現在、医療関係者を集めて、ネット上に正しい医療情報を普及させる活動を始めたところだが、WELQ休止後も、やはり怪しい医療情報がネット検索結果の上位を跋扈するだろうと言う。

「例えば、怪しいサプリメトに誘導するためのサイトや、自由診療を行なっているクリニックのサイトなどは無責任な内容の記事が野放しにされがちなんです。というのも、自由診療は保険が適用されない、つまり税金が使われないから、もし医者が不正確なことを言っていても、国や同業者は放置しがちなので。

特に、がんの漢方療法といった侵襲性の低い(メスをいれるなどの外科的処置がない)治療の場合は、その傾向が強くなります」

デマを垂れ流してきた大手キュレーションサイトが消えても、やはり検索上位にくるのは、デマとパクリだらけのサイト。とはいえ、ネットのない社会なんてもはや想像もできない。ただ、我々は今、こういう社会で生きていることは知っておくべきだろう。

そもそも、なぜ検索上位にデマサイトがくるのか? 医療情報以外の分野ではどうなのか? 詳しくは発売中の『週刊プレイボーイ』1・2合併号に掲載しているので、是非ご覧いただきたい。

■週刊プレイボーイ1・2合併号「上位に来るサイトはウソ情報だらけ!!」より


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