週プレNEWS TOP ニュース エンタメ 人気の美人作家が描くセレブ階級の“不自由な結婚”とは?「お嬢様の婚活小説がすごいところに辿り着いて…」

ニュース

人気の美人作家が描くセレブ階級の“不自由な結婚”とは?「お嬢様の婚活小説がすごいところに辿り着いて…」

[2016年12月29日]

映画化された『アズミ・ハルコは行方不明』などで多くの支持を得る、山内マリコが新作長編で描いた世界は…

『アズミ・ハルコは行方不明』も映画化されたばかりで人気の美人小説家・山内マリコが2作目の長編『あのこは貴族』(集英社)を11月に上梓、話題となっている。

舞台は東京。これまで一貫してアイデンティティを探す地方女子を描き、ファンを増やしていたが、自身の新しいステージとしてそこで繰り広げられる“結婚を巡る女たちの葛藤と解放”を上流階級のお嬢様×地方の一般女子という両極端な視点で映す力作だ。

生まれも育ちも東京で、資産家一族の箱入り娘として何不自由なく純粋に成長したご令嬢・華子の物語――。20代後半で彼氏にフラれて状況は一転、焦ってお見合いを重ねた末に由緒正しい血統のイケメン弁護士・青木幸一郎と出会うが、婚約したそのフィアンセには付かず離れずの関係を続けるビジネスウーマンの存在が…。

一方、地方出身の田舎育ちから脱皮すべく一念発起して上京、入学した慶応大学で“内部生”のレベルの違う裕福さにカルチャーショックを受け、水商売生活に流された美紀の物語が繋がり――。

帝国ホテルでの豪華な家族団らんから別荘の飾り付けまで、上流階級のディテール描写には金持ちの実態を覗き見るような楽しさも…。入り口は良家子女の婚活でありながら、日本に実は存在する階級社会をモチーフに鋭く現代を切り取った政治小説でもあった!?

そんな意欲作の舞台裏を探るべく、作者に直撃。キュートな笑顔に隠されたキレッキレの創作スピリットに迫った!

*  *  *
―デビュー初期から一貫してアイデンティティを探す女のコを描かれていると思いますが、自身を重ねている部分も?

山内 デビューした時から地方都市を舞台にして地方出身の…つまり自分と完全に同じタイプを描いてきたんですけど、今回は全然違う女のコを描こう、舞台も東京にしようと思って。じゃあせっかくなら東京にしかいない人たち、東京ならではの人種みたいなものを描こうというところにたどり着いた感じですね。

―その東京が舞台で、富裕層を描いた新境地ということで、取材もかなり意欲的に?

山内 そうですね。今回は生まれも育ちも違う特殊なタイプの人をゼロから取材したので、2年ぐらいかけてだんだん輪郭を掴んでいったという感じで。

―着想から2年!

山内 はい。デビュー直後に「長編小説を書きましょう」と声をかけてもらってから、2年書かなかったという(笑)。連載が始まってからも取材を続けて、計3年ぐらいかかったのかな…。

最初は、東京に住む代々お金持ちの家の話を『細雪』(谷崎潤一郎作)みたいに、ひたすら雅(みやび)に描写したいと思っていたんです。でも、取材を重ねるうちにもっと深く突っ込んでいって、社会の話や階層の話、それが繋がって政治の話にまでいくみたいな、世の中の写し鏡になっている構造が見えてきたので、その部分こそ描かなきゃと思いました。意外と誰も書いてなかった世界だなと。

山内マリコ1854


ジャンプ50周年展VRはこちら!

連載コラム

Column

連載コラムを見る

Back Number

  • Jun 4th 2O18 no.23
  • May 28th 2O18 no.22
  • May 21st 2O18 no.21
  • May 14th 2O18  no.19・2O

 

Gravure Gallery

もっと見る

MOVIE Channel

【動画】大原優乃、今年もグラビア界を席巻中!!

もっと見る

新刊のお知らせ

  • 浅田真央『また、この場所で』
  • 『週プレ グラビアスペシャル増刊GW2018』
  • 大原優乃『ゆうのだけ』
  • 小宮有紗『Majestic』
  • 『AKB48 水着サプライズ2017』

 

メルマガ会員&アンケート 2018年No.23

メルマガ会員&アンケート グラビアスペシャル増刊GW2018