年末処分を考えている本誌ライターの私物。値がつきそうなモノもあるが、捨てるしかなさそうなモノもチラホラ

 年末といえば大掃除の季節! だけど、「今年こそは!」と思っても、面倒だし寒いし、早くも挫折しそうになっている人も多いのでは? 

そこで【ゲームソフト・ゲーム機】【衣料品編】に続き、不用品処分の方法をモノ別に大研究! できるだけ簡単でお得な手放し方とは?

買い取ってくれるところが多いだけに何も考えずに売っている場合も! でも、探せばいろいろな処分法がある。

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衣料品と同じく、買取を行なっている店やサービスが充実しているのが、このジャンル。

しかも、「ブックオフ」に代表されるように、本もCDもDVDもすべて買い取ってくれるところが多い。買取方法もホームページから申し込み、段ボールなどに詰めて送れば査定してくれ、買取額を指定の銀行口座などに振り込んでくれる、という方式がほとんどだ。

そこで今回は「本」と「CD」と「DVD」を別々に専門店に売ることを考えてみたい。手間はかかるが、『ぼくたちに、もうモノは必要ない。』(ワニブックス)の著者、佐々木典士(ふみお)さんが言うように「そのほうが希少価値などをきちんと査定してくれる場合が多い」からだ。

本でいえば、例えば専門書の買取に強い「バリューブックス」が有名。医学書、参考書、辞書など、ヘタすると他店では二束三文にしかならないような本を高く買い取ってもらえる可能性がある。

逆に、他店では高く買い取ってくれる人気マンガや小説の買取額は低い場合も。また、「駿河屋」は本の買取専門ではないが、発売2ヵ月以内の一般書なら定価の35%~、同じく3ヵ月以内の写真集なら定価の35%~と、買取の保証額を設けているのがユニークだ。そのほか、自分の持っている本のジャンルに強い買取専門店を探してみるといいだろう。

「バリューブックス」が運営している「チャリボン」。本を送れば、犯罪被害者の支援団体などへ寄付できる(チャリボンH.Pより)

どこでも値がつかないモノは…

CDとDVDなら「TSUTAYA」「GEO」「HMV」「ディスクユニオン」など。基本的に中古アイテムを販売している店なら、買取も行なっているところが大半。別に全国展開のチェーン店でなくとも、この手の店はたくさんあるはずだ。

家の近所で出張買取に来てくれる店を探してもいいだろう。音楽系ショップなら音楽本や音楽雑誌の高価買取も狙える。ちなみに「CDだけ」とか「DVDだけ」を買い取っている店は見当たらなかった。CDとDVD(およびブルーレイ)は同じモノと考えてもよさそうだ。

最後にもうひとつ。どこでも値がつかないモノは通常ならゴミ行きだが、寄付という方法もある。「セカンドブックアーチ」は、たとえ落書きがしてあろうが、破れていようが、基本的にどんな本でも引き取ってくれる。「どんな本でも」とはいかないが、買取金額を寄付に回してくれる店やサービスも少なくない。捨てる前に一度、ホームページを見てみてはいかがだろうか。

『週刊プレイボーイ』1・2合併号「ただ捨てるのはもったいない! 不用品年末大処分祭り!!」では、他にもジャンル別に処分法をご紹介! 是非こちらもお読みください!!

(取材・文/井出尚志、渡辺雅史、高山 恵[リーゼント])